Webマーケティングの基本的な考え方を理解してトレンドから脱却しよう


今回は、ホームページ制作を少し離れて、「Webマーケティングの基本的な考え方」について触れていきたいと思います。

弊社は制作会社ですが、「Webマーケティング会社」でもあります。

ホームページ制作会社というと、「お客様から言われたとおりにホームページを作る会社」というようなイメージがあります。それは制作会社としてのいわば最低限必要な業務範囲ですが、「何を目的としているか」によって、その制作物にも影響が出ると考えています。

「キレイなデザインのホームページを作ること」であれば、その目的をどれだけ達成できるかが軸になりますし、「SEOに優れていて検索順位上位に食い込めるホームページの制作」であれば、SEOが目的です。

しかしながら、弊社では、それらは具体的な一つの側面でしか無いと考えています。

私たちがWeb制作のすべての業務で軸とし「目的としていること」それはそれら具体的な要素を包括し、抽象度をあげた概念、つまり「Webマーケティングで結果を得ること」です。

Webマーケティングで結果を得る

Webマーケティングで結果を得る

Webマーケティングについての具体的な解説は「Webマーケティング」をご参照いただければと存じますが、基本的な考え方として、Webマーケティングに関わるすべての方法論はたったひとつの目的のもと、その方法論を「使うか使わないかの選択肢」として考えることができるだけです。

一般的なマーケティングにおいても、店舗販売、飛び込み営業、反響型営業などたくさんの売上を作り仕組みの方法論があります。

どれも有効的な方法であることは確かです。ただし、その方法の中でも事業形態によって効率が良いものと悪いものがあるだけ。

たったそれだけです。

次々に現れるWebマーケティングのトレンド

店舗での対面販売が主流だった小売の中で、広告やカタログによる通信販売が登場したときには一種のトレンドとして採用する企業も多かったのではないでしょうか。

今ではそうした通信販売も主流の方法の一つですが、そうした販売方法から派生してEC(電子商取引)いわゆるネット通販も登場しました。

このように方法論は時代の変化とともに、ツールの登場などによっていくらでも派生した方法論が現れてきます。それはWebマーケティングも例外ではありません。

ホームページを公開しただけで受注がもらえた時代から、競合の登場によるアクセスの奪い合い、検索順位争奪戦が始まりSEOが必要だと言われました。

そのSEOにも検索エンジンの裏をかく人達が出てきて、アルゴリズムの改良が行われました。せっかく費用をかけたSEOがマイナスに働く負の遺産でしかなくなったというケースもよくあります。

一方でFacebookが登場すればFacebookマーケティング、Twitterが登場すればTwitterマーケティングです。

オウンドメディアが登場すればオウンドメディアマーケティング、インフルエンサーの影響力が強いと話題になればそれを利用したインフルエンサーマーケティング。

どれも期待はされましたが、成功してその成功が続いているのは一部の企業だけです。

できれば効果を持続させたい、一度施策して同じ方法論で数年、時に十年くらい効果が続けばと考えますが、ほとんどのものは長続きしません。

アクセス集めの方法論と安定性

アクセス集めの方法論と安定性

Webマーケティングにはその結果の母数となるアクセスが必ず必要になります。そのアクセス対象がホームページなのか、それとも広告として特別に制作されたランディングページなのか、ソーシャルメディアでの投稿なのかはそれぞれのWebマーケティング方法によってバラバラですが、一般的な販売や営業でも見込客との接点がないと売れないのと同様に、Webマーケティングではアクセスという接点が必要です。

ただ、こうしたアクセスを集めるための方法論はSEOやリスティング広告、ソーシャルの活用などたくさん情報がありますが、それもユーザー層、ユーザーのWeb利用のトレンドがあるだけで、どれもほとんど永続的に有効出ることとはありません。常に対象の選択を含めたアップデートが必要になります。

SEOに関しても、検索アルゴリズムのアップデートの他、競合サイトのパワーアップ、そして、ユーザー自身の検索クエリパターンの変化など、たくさんの変化の要因があります。これらは全て時代とともに変化していくため、常に改良を意識する必要があります。そこに安定はありません。

SEOにしてもリスティング運用にしても、その他集客方法にしても、どの方法論を選択するかは、一種のセンスと決断に委ねられています。

すべての方法論を利用するのももちろん良いのですが、もちろんそれに比例して費用もかかります。

どのWebマーケティング方法を選び同比重をかけるのかは、ひとつの広告販促費として費用対効果を考えて選択するしかないといっても良いのかもしれません。

店舗で言う来客数、営業スタッフで言うところの訪問件数に相当する「アクセス集め」に関してどの方法論を選択するのかは事業戦略と同じような設計が必要になるでしょう。

Webマーケティングの基本的な考え方

Webマーケティングの基本的な考え方

企業のマーケティングを少し俯瞰して考えた場合、Webマーケティングですら選択肢の一つでしかありません。

特に「Webマーケティング」を選択しなくても何の問題もないのではないでしょうか?

以前にお伝えしましたが、弊社では、失礼ながらも新規ホームページ制作のご依頼をお断りするケースがあります。

新規のウェブサイト制作のご依頼をお断りするケース

私たちが判断するのもおかしいのですが、ホームページを作るよりももっと効率的で効果的なマーケティング施策が他にありそうな場合は、ホームページ制作は二の次で良いと考えています。

それはリスティング広告の運用でもFacebookなどのソーシャルネットワークの運営でも同じです。

Webマーケティングの基本的な考え方としては、まず大前提として各種方法論で本当にリターンが見込めるのかを吟味すること。

しかしこれはもしかしたらホームページ制作会社の仕事ではないのかもしれません。

こうしたご相談はWebコンサルティングで対応させていただいておりますが、本来はマーケッターやコンサルタントの方、そして事業主の方が検討される範囲なのかもしれません。

本当にホームページなどが必要なのか?その方法論でリターンが見込めるのか?

このポイントは多く語られることがありません。

なぜなら既に「ホームページ制作」や「リスティング広告の運用」、「SEO」などニーズを持って相談されるケースがほとんどだからです。

例えば「リスティング広告を考えている」とリスティング運用会社に相談した場合、

「ぜひやりましょう」

としか答えが返ってこないでしょう。むしろそうとしか言えません。

「本当に効果があるのか?」

と聞かれれば、基本的には「効果があります」としか答えられません。

これは構造上仕方ないことかもしれません。

自動車の販売店に行って相談しても、その販売店取扱の車のことしか説明できないのと同じです。

よほどでない限り、他社の車を薦めることも考えられませんし、まして「車自体必要ないんじゃないですか?」とも言えないと考えられます。

そしてWebマーケティング方法のコストに対するリターンを考えた場合は、本当に実数がわからないので推測でお話するしかありません。

しかしながら、顧客獲得一人あたりの広告単価と顧客一人あたりの利益との対比で、リスクを許容できるか否かは判断することができるはずです。

リスティング運用は広告単価なので算出しやすいですが、ホームページ制作は制作単価が高いため、耐用年数・償却年数などから算出する必要があります。

受注単価が大きく、仕事を一件獲得して50万円の利益が出るのであれば、制作費が50万円でも一回の受注で元が取れるかもしれません。

あとは、全て利益になります。

仮に3年後に一件だとしても、キャッシュフローと金利を考えてもやる勝ちはあると考えられます。

年間に一件の受注でその都度の利益が50万円であれば、制作費が50万円でも3年スパンで考えれば、コストとしては年間16.6万円です。

すると年あたり33.3万円の利益貢献になります。

3年で100万円のプラスです。こうした公式に当てはまるのであれば、ホームページはどんどん活用すべきと考えることができます。

なお、当然ながら、受注単価が低ければその分だけ件数が必要になります。

アクセス後のWebマーケティング

Webマーケティングについては各種方法論のトレンドがありますが、その大半は「どうやってアクセスを稼ぐか?」というものです。

「いま、オウンドメディアが流行っているらしい。それぞれのコンテンツからたくさんのアクセスが稼げるらしい」

といった感じです。

それはそれで正しいのですが、アクセスの質や、アクセス後のコンバージョンについては、それほど語られていません。

SEOによる業種に合わせた特定キーワードでの検索順位向上は、すごくわかりやすいキーワードが多いため、ニーズとのマッチングがしやすく、特に内容にこだわらなくても問い合わせを期待することもできるのかもしれません。

ただ、そうしたSEOによる集客もアクセス後のコンテンツ内容によっては問い合わせにつながらないこともよくあります。

まずアクセスの質ですが、これは「質の悪いユーザー」という意味ではなく、企業のサービス内容と関係ないユーザーのアクセスか、もう既に業者選びをしているユーザーかといった、Webマーケティングの成果が期待できるかという点に対しての質です。

アドネットワークでの広告収入などを目的とするメディアサイトではそれでも構いませんが、仮に企業ホームページへのアクセスが、社内ブログばかりで、その内容も「旅行記」ばかりだったら、問い合わせにつながるユーザーからはかけ離れています。

そうしたアクセスは全くの無意味ではありませんが、メインとなるアクセスを集めるほうがもちろんWebマーケティングでは優先すべき事項であることは明白です。

ただし、弊社としては、そうした社内ブログも「意味がない」とは全く思いません。

Webマーケティングだけにとらわれると、こうした記事が意味なく感じてしまうかもしれませんが、顧客訪問などその他のマーケティング活動において、そうした記事がきっかけで顧客とのコミュニケーションが捗るケースもあるからです。実際にお客様からはそんなお声をいただいております。

そしてもう一つは、コンテンツがもつ意味です。

アクセスを集めるよりも、問い合わせにつながるメッセージを加えるほうがWebマーケティング効果が高いこともよくあります。

ホームページであれ、リスティング運用のためのランディングページであれ、ページを改良して一段高いニーズ喚起を行う、ユーザーの問い合わせへの不安を取り除く、といったように、たくさんの改良点がある場合があります。

ユーザーへの露出としてのWebマーケティングのトレンドはたくさん出てきますが、こうした点に着目し改善するほうがおそらく効果的なのではないでしょうか。

Webマーケティングはあくまで企業のマーケティングのうちの一つの方法論

Webマーケティングの基本的な考え方を理解してトレンドから脱却しよう

Webマーケティングはあくまで企業のマーケティングのうちの一つの方法論であり、直接的なマーケティングにWebを利用するか、間接的に利用するかも、企業の自由です。

様々な方法論が次々に登場しますが、そうしたトレンドを追うよりも、本質を捉えてコストとリターンを吟味しながら、たった一人のユーザーを最大限に満足させることを大前提に、そうしたユーザーとのマッチングにはどの方法が良いかを検討して各種施策を選択するのが良いのではないでしょうか?

その軸が固まれば、トレンドに振り回されるのを回避することができます。

Facebookの次にそれを上回るSNSが登場しても、「これはどうなのか?」と迷うことが無くなるかもしれません。

制作会社としての弊社としては、改良しやすいホームページを活用していただき、ユーザーのニーズと時代の変化と合わせて、その価値を常に向上させていただければと考えております。

 


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