ホームページ制作やホームページのリニューアルの必要性を感じ、ホームページ制作会社を比較検討し、選び抜こうとしているあなたへ。
ホームページ制作会社が考える本当のホームページ制作会社の選び方。
「ホームページで集客ができる」そんなことが言われだしてから十数年。
世の中にはたくさんのホームページが公開され、日本においては約85%以上の企業がホームページを利用しています。
ただしその中で、本当にホームページの活用で成果を上げているのはごくわずか。
もしかしたら、あなたのホームページは既に寿命を迎えているかもしれません。
実はあるポイントを押さえないといくらホームページを作り変えても目に見える成果は現れません。
ホームページのもつ本質をつかんで、ホームページ制作会社の選び方をつかみましょう。
対象となる方
- 無料ホームページを利用してみたが、時間と労力だけ奪われただけで何の反応もなかった方
- 格安ホームページ制作会社にホームページ作成を依頼したが、ただホームページがあるだけという状態の方
- キレイなWebデザインで売上が上がるという言葉に誘われ、キレイなホームページが出来上がったが、企業への問い合わせなど、何の成果も出なかった方
- SEO対策が得意、SEOに強いという謳い文句のホームページ制作会社に依頼し、特定キーワードで検索結果上位になったりある程度のアクセスはあったものの、結局成約率はほとんどゼロだという方。
- そして、社会に必要とされ、Web上でも活躍すべき企業でありながら、良質なホームページ制作会社と出会えず、チャンスを逃しているあなた
企業の公式ホームページをホームページ制作会社に発注するにあたり、成果の出るホームページの制作に関するポイントや制作費用の相場などを把握し、ホームページ制作会社の選び方を知っておきたいという事業者の方が対象です。
初めてホームページ制作会社に制作依頼をする方や、ホームページのリニューアルを検討されている方が対象となりますが、今現在ホームページを所有しながらも「ホームページを介した問い合わせ」などが全く無い方や問い合わせ数が少ない方もぜひご一読ください。
また次のような思いを持っている方も対象となります。
ホームページ制作会社の選び方を調べるにあたり、
「Webのことはあまりよくわからないが、可能性自体は感じている。ホームページを利用して何をどこまでできるのかわからない」
といった状態以外にも、次のような思いをお持ちの場合はぜひ読み進めてみてください。
ホームページ制作会社を選ぶときの悩みや思い
- ホームページを何度リニューアルしても目に見える成果が出ない。
- ホームページのWebデザインには満足しているが、特に売上が上がったと感じたことがない。
- Web集客にはもっぱらリスティング広告を利用しているが、依存状態にある。
- SEOによってアクセスはあるが、アクセス数に対してお問い合わせ数が異常に少ない。
- リンク依存のSEOで、検索順位上位表示を経験し、良い時期もあったがGoogleのアルゴリズム変更によって検索順位が低下してホームページの集客効果がない。これを機に裏技ではなく本質的なWebマーケティングに挑戦したい。
- 自社製品や自社の持つサービスは必ず世の中を良くするものだ。同業他社の製品やサービスが世に広まるよりも、確実に社会を良くする自信がある。が、Webのことはよくわからない。
ホームページ制作会社を選ぶ時、何を基準としていいのかがよくわからない場合があります。
今までに何度もホームページのリニューアルを経験された方の中には、このような悩み、成果が出なかった経験を活かして新しいホームページ制作会社選びの際に検討材料にされるでしょう。
企業の規模や業種・特性、そして制作依頼をするホームページのタイプや規模、内容に応じて各ホームページ制作会社との相性があります。
ホームページ制作会社を選ぶにあたって、このような悩みや思いを持たれている場合はぜひ読み進めてください。
自己紹介
私たち、株式会社ファンフェアファンファーレは、WebマーケティングやSEOを軸としてホームページ制作などを手がけているWeb制作会社です。
「チラシのデータを利用してホームページを作るなら安く済む」といったように、紙の広告物の2次利用としてのホームページ制作を行う業者が多い中、創業以来、Web専業でホームページ制作事業やWebマーケティング事業を行っています。
「Webマーケティング」に関するサービスを人様に提供するなら、自社でそれを実現できている必要があるでしょう。
実際に、自社ホームページなどWeb経由からの売上が82%以上。
以前からお付き合いある関連業種の取引先もあるため100%ではありませんが、特にその他の営業活動はしていません。
そして、創業時は地元エリアに集中していた受注も全国に拡大し、本年実績としては東京や神奈川といった首都圏を中心に地元京都市以外のエリアからの受注が96%です(2024年5月現在)。
飽和状態にあるホームページ制作・Web制作の分野で、数々のホームページ制作会社やフリーランスのWebデザイナーなどが廃業していく中、ずっと売上は向上し続けています。
なお、制作請負ではなく「Webマーケティング」を強みとしているため、安定収益となるような行政の公共入札や教育機関・医療機関との継続取引などは一切なく、中小零細企業を中心とした民間企業を対象としてサービス提供しています。
ホームページの自作や制作依頼の分類と費用の相場
Web上にはたくさんのサービスがあり、無料のホームページ作成ツールや無料ホームページサービスもたくさん存在します。
ホームページの分類としては企業ホームページやECサイト、メディアサイトなどをはじめ、掲示板やブログなど様々な形態があります。
ここでは企業のホームページを作る場合、自社で自作したりホームページ制作会社に依頼する場合の分類について全体像を把握してみましょう。
まずホームページ制作会社を選ぶ前にこうしたホームページの自作や制作依頼の分類、ホームページ制作費用の相場について確認しておきましょう。
無料ホームページを利用
WixやJimdo、Ameba Owndなど、無料で利用することのできるホームページを使うケースです。広い意味で言えば、アメーバブログやライブドアブログなどのレンタルブログもこのケースに該当します。
基本的には無料で利用することができますが、一部有料で機能を追加したりすることもできます。
無料で利用できる反面、広告が挿入されたり、ホームページの細かな設定ができないといった制限がある場合がほとんどです。
ホームページ制作費用の相場
この場合のホームページ制作費用の相場は、無料から月額数百円程度です。ただしホームページの制作や設定等、全て自分で作成作業を行う必要があります。
ホームページ作成ツールとレンタルサーバーの利用
ホームページビルダーなどのホームページ作成ツールを利用してホームページ制作を行うケースです。
無料配布されているホームページ作成ツールや無料・有料のテンプレートを利用することもあるでしょう。
これはこうしたツールを使い自社でレンタルサーバー契約をしながらホームページ制作を行うケースです。
ホームページ制作費用の相場
このケースでかかるホームページ制作費用は、Webオーサリングツール(ホームページ作成ソフト)の購入費とレンタルサーバー費用、ドメイン費用のみです。
この場合のホームページ制作費用の相場は、オーサリングソフト数千円から2、3万円前後とレンタルサーバー費が月額1000円前後から(サーバースペックによって変動します)と年間単位のドメイン取得・更新費用1500円前後(ドメイン種類によって変動します)です。
CMSとレンタルサーバーの利用
静的なホームページ作成ツールの利用ではなく、WordPressやMovable Type、Joomla!などのCMSをベースとしてレンタルサーバーを利用しながらホームページ制作を行うケースです。
利用するCMSをサーバーにインストールした後、お気に入りのテーマ(テンプレート)を選択して自由にホームページ制作を行うケースがこれに該当します。
ホームページ制作費用の相場
かかる費用としては、自社でホームページ制作を行うのであれば、レンタルサーバー費とドメイン費用、場合によっては有料テンプレートや有料プラグインの費用等が挙げられます。
この場合のホームページ制作費用の相場は、上記の「ホームページ作成ツールとレンタルサーバーの利用」と同様に、レンタルサーバー費が月額1000円前後から(サーバースペックによって変動します)と年間単位のドメイン取得・更新費用1500円前後(ドメイン種類によって変動します)です。
格安ホームページ制作会社に依頼
5万円から10万円程度のホームページ制作費用で請け負うホームページ制作会社に制作依頼をするケースです。
一般的に業者が持つテンプレート(型)に画像やテキストをはめ込んでいくだけというケースが多いでしょう。
トップページ制作費、下層ページ制作費やメールフォームの設置など、ページ数や追加機能によって価格は変動します。
ホームページ制作費用の相場
この場合のホームページ制作費用の相場としては、ホームページ制作会社のサービス形態によって様々ですが、初期費用として無料から2、3万円のホームページ制作費と月額費用数千円という組み合わせのケースから、ホームページ作成費用として5万円から10万円程度を単発で請求するケースが多いでしょう。
ページ数や画像数に応じてページ作成費、画像作成費などがオプション扱いになっていることもあります。そしてトップページ制作費、下層ページ制作費やメールフォームの設置といった分類によって見積額が変動するのが一般的です。
ホームページ制作費は格安だが月額コストの高い会社に依頼
また、ホームページ制作に関しての費用は安めに設定してあるものの、サーバー費用、サーバー保守費用、ホームページ保守費用などの名目で、月額費用として数千円から数万円請求するタイプのホームページ制作会社もあります。
初期費用は安く済むかもしれませんが、年間費用や数年間のホームページ運用費用を考えた場合には非常に高額になることがありますので、ある程度年間あたりの費用を計算した上で依頼を検討したほうが良いでしょう。
ホームページ制作初期費用は無料だが月額制のホームページ利用料を請求するケース
さらにホームページ制作初期費用は無料で、月額制のホームページ利用料を設定してあるタイプのホームページ制作会社もあります。
こちらに関しても、年間費用や数年間のホームページ運用費用を考えた場合には非常に高額になることがありますので、年間あたりの費用を計算した上で依頼を検討したほうが良いでしょう。
ホームページ制作初期費用は格安や無料だが長期リース契約をする会社に依頼
こちらはホームページ制作会社の中でもトラブルが多い契約形態です。
ホームページ制作にかかる初期の制作費用などは格安の料金設定や無料としているものの、月額のホームページ利用料が数万円に設定してあり、それを長期リース契約としてホームページ制作を行うケースです。
月額のホームページ利用料は2万円で、それが2年間や5年間といった期間解約できない、もしくは解約の場合は違約金請求という契約形態を取っているようです。
もし契約する場合は、契約内容を入念にチェックしたほうが良いでしょう。
フリーランスのWebデザイナーなどに依頼
会社形態ではなくフリーランスとして活躍しているWebデザイナーなどに依頼するケースです。
現在ではクラウドマッチングサイトなどでこうした方を探す場合もあるでしょう。
斬新なWebデザインのホームページにする場合は、フリーランスならではの柔軟な対応を期待できるかもしれません。
ホームページ制作費用の相場
Webデザインへのこだわりにもよりますが、この場合のホームページ制作費用の相場は、20万円、30万円程度から仕様に応じて変動していく形が一般的でしょう。
一括見積もりサイトを利用してホームページ制作会社を探す
一括見積もりサイトを利用してホームページ制作会社を探す場合も想定できます。
ホームページ制作にかかる相見積を取る面倒は省けるため、「キャンペーンサイト」など既に制作するホームページの仕様がある程度で確定している場合は良いかもしれません。
入札・コンペで募集する
ある程度のホームページの枠組みと制作にかかる予算が決まっている場合は、入札・コンペで募集するのも良いかもしれません。
ただし、ホームページ制作の分野では、デザインコンペや制作請負程度の感覚なので、企業ホームページ制作の場合は、あまり推奨されません。
(なお、私たちはこうした入札形式・コンペティションに一切参加しません)
中小規模のホームページ制作会社に依頼
全国にたくさんの中小規模のホームページ制作会社がありますが、こうした企業に企業のホームページ制作を依頼する場合であれば、規模によりますが30万円前後から100万円くらいの間が相場かもしれません。
こちらも基本ホームページ制作費としてのトップページ制作費や下層ページテンプレート制作費に加えてページ単価が定められており、ページ数に応じて価格が変動する他、メールフォームの設置やアクセス解析の設置、ショッピングカートシステムの導入など、機能を追加することによって価格は変動します。
中小規模のホームページ制作会社は、スタッフとの距離が近いので、仕様面やページ作成単価などについてある程度融通がきくかもしれません。
ホームページ制作費用の相場
この場合のホームページ制作費用の相場は、一般的に30万円前後から100万円、大規模サイトとなると100万円以上になります。ホームページのボリュームによって大きく見積額は変動するでしょう。
大規模なホームページ制作会社に依頼
比較的スタッフ数の多い大規模なホームページ制作会社に依頼する場合、少人数の企業に比べてスタッフの病休などによる連絡の遅れや制作進行の遅れによる納期遅れなどへのリスク回避にはなりますが、ある程度費用が高い傾向にあります。
ホームページ制作費用の相場
この場合のホームページ制作費用の相場は、ホームページの規模や仕様によるものの100万円以上が通常の価格になると思います。
ホームページ制作費用に関しては、項目ごとに価格がきっちりと決まっていることが多いでしょう。
ホームページ制作費用の相場 まとめ
ホームページ制作費用の相場をまとめると次のようになります。
無料ホームページを利用 | 無料~月額数百円(~1000円程度) |
---|---|
ホームページ作成ツールとレンタルサーバーの利用 | ホームページ作成ツール(オーサリングソフト)購入費 数千円から2、3万円前後 +レンタルサーバー費月額1000円前後 +年間単位のドメイン取得・更新費用1500円前後 |
CMSとレンタルサーバーの利用 | 有料テンプレートや有料プラグインの費用 +レンタルサーバー費月額1000円前後 +年間単位のドメイン取得・更新費用1500円前後 |
格安ホームページ制作会社(作成費用のみ) | 5万円~10万円程度程度 |
格安ホームページ制作会社(初期費用と月額費用タイプ) | 初期費用 無料から2、3万円のホームページ制作費 +月額費用数5000円~3万円程度 |
格安ホームページ制作会社(長期リース契約) | 月額3万円~5万円程度 中途解約の場合は違約金などが発生するケースあり |
フリーランスのWebデザイナー | 20万円、30万円程度から仕様に応じて変動 |
中小規模のホームページ制作会社 | 30万円前後~100万円程度 |
大規模なホームページ制作会社 | 100万円以上 |
一括見積もりサイトを利用してホームページ制作会社を探す場合や、入札・コンペでホームページ制作制作会社を募集する場合は、予算の提示などになるでしょう。
ホームページ制作費用の違い
無料から100万円以上まで様々なホームページ制作費用の範囲があり、これが「ホームページって結局タダなの?高いの?」という感覚を与えていると思います。
この費用の違いは、収益源として制作による対価なのか広告収入なのか、システムやテンプレートの使い回しなのか、オリジナル制作かといった分類によるものがほとんどです。
人が手を加える場合、その分時間がかかるため、人件費としてコストに含める必要があるということがポイントとなります。
無料ホームページであれば、一度レンタルするホームページの型を作って、あとのホームページ作成作業自体は利用者に任せるため、利用者が増えても特に手間はかかりません。さらに広告収入が収益源ですので無料になります。
制作コストが高いところは、機械やシステムで使いまわせない部分が多いからと考えていただければよいでしょう。
格安ホームページ制作ならば、テンプレートは使いまわしですが、費用が高いところは「ボタン背景」など細かいところにまでオリジナル画像の制作をしたり、サイト構造自体がオリジナルレイアウトであるなど、独自性の高いホームページの設計を行うことが多いと考えられます。
また、ホームページ自体の制作にかかるコストだけでなく、プランニングやコンテンツ制作など、機械的にできない部分への比重が高いと高額になっていく傾向にあります。
ホームページの分類
ホームページの制作を発注する場合でも、ホームページの種類をある程度把握しておくとホームページ制作会社選びの時に相性の相違を回避することができます。
企業がホームページ制作会社に依頼するホームページの分類としては、基本となるのは企業の「公式ホームページ」ですが、その他にもホームページ上で商品販売を行うECサイト(ネットショップ)やWebメディアを配信するための「メディアサイト」といった大きな分類があります。
そして、企業の公式ホームページとは少し違った形で、PRサイトや特定サービスに関するプロモーション用サイト、製品などのブランドサイトなどがあります。
例えば、自動車メーカーであれば、企業の公式ホームページには、会社概要やIR情報や簡易的な製品情報を掲載し、特定車種に関しては、その車専用のブランドサイトを制作して、公式ホームページとは別のホームページとして運用する場合が考えられます。
企業がホームページ制作会社に制作依頼をする場合でも、こうした使い分けによる新規発注なのか、それとも、まずベースとなる公式ホームページをしっかりしたものにするのかによって発注内容は変わると思います。
ホームページ分類ごとの制作費用の相場
制作依頼をするホームページのタイプによって制作費用の相場は大幅に異なります。一般的なホームページ制作会社に企業の公式ホームページを依頼する場合であれば30万円から100万円程度になりますが、ショッピングカートシステムを導入する必要のあるECサイトの制作依頼なら50万円から500万円以上まで、地域情報や不動産情報、求人情報などの「情報サイト」や記事コンテンツを配信するメディアサイトなどでは、コンテンツの配信やリストによる分類、条件検索などを導入する必要があるため、WordPressなどのCMSベースでも50万円から500万円以上が相場になるでしょう。
ホームページ制作費用とそれ以外の費用
ホームページを公開して運営する場合は、基本となるホームページ制作費用とそれ以外の運用費用が必要になります。
大まかな費用は次のとおりです。
- ホームページ制作費用
- ドメイン取得・更新費用
- サーバー費用
- ホームページの更新や修正にかかる費用
WixやJimdoなど無料ホームページを利用した場合は、これら費用も不要ですが、ホームページ作成ツールの利用やオープンソースCMSの利用とレンタルサーバーの利用によってホームページ制作を行った場合は、レンタルサーバー費用などが発生します。
一般的にホームページ制作費は無料から数百万円までと幅広い費用の相場がありますが、それ以外にもホームページのWeb上の住所にあたる「ドメイン(URL)」の費用や、ホームページの発信に必要な「サーバー」の費用が必要になります。
また、ホームページの集客効果を高めたり、「料金表の改訂」など企業の中の制度変更に対応して、ホームページの中身を更新したりページを修正していくことも必要になります。
業態別 ホームページ制作会社の分類
次にホームページ制作会社のタイプを業態別に見てみましょう。
あなたが制作してほしいと思うホームページの種類によって、それぞれ適性があり、それぞれのタイプのホームページ制作会社に強みと弱みがあります。
日本全国にはホームページを制作することのできる会社は無数にありますが、大きく分けた場合は次のような分類をすることができます。
- 広告代理店や印刷・デザイン・映像制作など、ホームページ以外の分野も取り扱う制作会社
- システム開発会社
- ホームページ制作・Web専業の制作会社
広告代理店や印刷・デザイン・映像制作なども取り扱う制作会社
広告代理店や印刷・デザイン・映像制作なども取り扱う制作会社が、チラシやパンフレット、会社案内などのデータ素材を活用してホームページ制作を行うケースです。
ゼロからのホームページ制作の発注にも対応していますが、概ねチラシ・パンフレット等の制作実績のある既存顧客に対して、ホームページ制作の営業を行うことが多いと推測されます。
名刺やチラシ・パンフレット・会社案内などを制作しているため、デザイン面に強みがあり、対象者が既存顧客であれば既に発注者とのコミュニケーションも取れている可能性があります。
企業のロゴデータを既に制作済みであったり、チラシ用に撮影した写真データやデザインデータなどを持っているため、素材に対する制作費用は安く済むかもしれません。
Webデザイナーの中にもこうした紙の印刷物を取り扱っている方が多いでしょう。
システム開発会社
ソフトウェアやアプリ、ハードへ組み込むシステムなどを制作しているシステム開発会社が、高いプログラミング技術でホームページを制作するケースです。
Webプログラミング技術が高いため、オリジナルのCMSなどの構築などには強みがあります。
ホームページ制作・Web専業の制作会社
ホームページ制作に特化し、Web専業で制作を手がけるいわば「ホームページ制作会社」です。
自社で制作したテンプレートにテキストデータや写真データを流し込むだけの格安ホームページ制作会社から、WordPress等のCMSをベースとしてホームページを制作する会社、ゼロからオリジナルCMSを構築する会社まで多種多様の事業形態があります。
費用の相場は初期費用無料の月額制から制作料金が数百万円まで。
ホームページ制作に特化していますが、それぞれの会社ごとに得意分野が大きく異なります。
得意分野別 ホームページ制作会社の分類
これまでにホームページ制作費用の相場と、業態別のホームページ制作会社の分類を確認しましたが、次に各ホームページ制作会社が持っている得意分野の分類について見てみましょう。
ポイントは「制作費用・運用費用」、「Webデザイン」、「SEO」、「システム関係」、「Webマーケティング」です。
ホームページ制作に関わる特化性の分類を把握した上で、ホームページ制作の相場を確認しながら、あなたの目的にあったホームページ制作会社を選びましょう。
制作費用の安さ
まず、得意分野とするべきなのかはわかりませんが、「ホームページ制作費用の安さ」を重視しているホームページ制作会社です。
基本的にはいかに受注にあたって、いかにホームページ制作にかかる作業量を少なくするかを重視していると考えられますので、自社制作のテンプレート(ひな形)を作り、ホームページ内の文章などを顧客ごとに変えるだけという可能性が高いと考えられます。
こうしたホームページ制作会社の強みは価格であり、ホームページ制作にあまり費用をかけられない事業者を対象としていると推測されます。
Webデザイン重視
次に「Webデザイン重視」のホームページ制作会社です。
チラシやパンフレット、名刺、会社案内などを手がけているデザイン系の制作会社に多く、見栄えの良いWebデザインを最重要視することがほとんどです。
イメージアップやブランディングのためのホームページを制作する場合には適しているかもしれません。
こうしたホームページ制作会社の強みはWebデザインの秀逸さであり、オシャレなホームページが欲しい場合や、キャンペーンサイトの制作を依頼する場合には適しているでしょう。
SEO重視
次に、SEO(SEO対策)重視のホームページ制作会社です。
特定キーワードでの検索順位上位表示が最重要課題であり、検索順位とアクセス数を重視します。
一般的には顧客サイトとの相互リンクや自社サイトもしくは自社の持つサテライトサイトからのリンク構築による被リンク系のSEOです(これをSEOと呼ぶのには違和感があります)。
こうしたホームページ制作会社の強みはSEOによる特定キーワードの検索順位やホームページへのWeb集客であり、問い合わせの母数となるホームページへのアクセス数を伸ばしたい場合は適しているでしょう。
高度なシステム構築
次に、高度なシステム構築を得意とするホームページ制作会社です。
WordPressなどの汎用性のあるCMSではなく、依頼内容に合わせてオリジナルのCMSを構築したり、高度なショッピングカートシステムや情報検索サイト用の検索システムを構築することに特化しています。
こうしたホームページ制作会社の強みはWebシステム開発であり、こだわりのあるショッピングカートシステムや顧客管理システムとの連携など、オリジナルのシステムを制作依頼する場合には適しているでしょう。
Webマーケティング
最後に、Webマーケティングの戦略や企画を重視するホームページ制作会社です。
WebデザインやSEOをあくまで「一つずつの要素」として考え、ホームページからの問い合わせ獲得や資料請求などの成果を最重要視してホームページ制作を行います。
場合によっては広告用ランディングページとリスティング広告を利用したり、SEOに関しても、内部対策やコンテンツSEOを利用します。
費用対効果が見込めるのであればコンテンツマーケティングなどを導入する場合もあります。
こうしたホームページ制作会社の強みはWebマーケティングに関するプランニングや設計であり、ホームページからの問い合わせ獲得や店舗への集客には適しているでしょう。
ホームページ制作会社の探し方
あなたがホームページ制作やホームページのリニューアルに対してニーズを持つとき、どんなきっかけがありましたか?
「ホームページ制作会社を探してみよう」と思う時はどんな時ですか?
もしかしたら友人・知人からホームページでの集客の成功例を聞いた時かもしれません。
もしかすると、Web上でホームページ活用の成功例か何かの記事を読んだ時かもしれません。
ホームページ制作に対するニーズを持つきっかけは、いろんな場面で起こりえます。
今まで見てきた中で、ホームページ制作費用の相場、各ホームページ制作会社の業態や得意分野が何となく見えてきたのではないでしょうか?
これらを把握して、ホームページ制作会社を選ぶ時、まず選定の対象となるホームページ制作会社を探す必要があります。
それではホームページ制作会社を探す方法について見てみましょう。
友人・知人の口コミ
ホームページ制作会社を選ぶ時、まず候補として挙げられるホームページ制作会社は友人・知人からの口コミではないでしょうか?
こうした人達から「ホームページの成功例」を聞いた時、あなたにはホームページ制作のニーズが起こる可能性が高いからです。
「できればその人のホームページを作った制作会社に自分も作ってもらいたい」
そう考えるのは普通です。
なぜなら既に成功事例を聞いているからです。
自分たちの企業のホームページを制作依頼するにあたって、本当に最適なホームページ制作会社かどうかはわかりませんが、ひとまず身近で成功事例を聞いたため、とりあえず安心します。
ただ、何を持って成功とするのでしょうか?
その成功自体が「売上が驚くほど上がった」というものであれば良いのですが、「自分の要望をすべて叶えてくれた」というようなものであった場合、その成功事例は企業のマーケティングとは関係のないものかもしれません。
「安くでオシャレなホームページを作ってくれた」
もしそれを成功とするのならば、少し立ち止まって考えたほうが良いかもしれません。
友人・知人からの口コミはある意味で確実性がありますが、口コミを発する人が「何を重視しているか」はバラバラであり、すべての人がWebやマーケティングに精通しているとは限らないからです。
ただ、ある程度の成功事例があるのならば、発注や相見積もりの対象としてホームページ制作会社リストに加えてみると良いでしょう。
媒体での広告や電話帳・名簿でホームページ制作会社を見つける
紙やWebでの媒体に掲載されたホームページ制作会社の広告や、紙・Web問わず電話帳・名簿などでホームページ制作会社をリストアップする方法です。
広告等々によって、とにかく意識の中に入り込んできたホームページ制作会社であれば、同じように自社のホームページも程よくユーザーにプロモーションしてくれるかもしれません。
ホームページ制作会社からの電話営業・メール営業に対応
ホームページ制作会社の中には電話営業やメールでの営業を行う会社があるようです。
こうしたものに対応してみるのも一つの方法かもしれません。
なお、私たちはこうした営業活動を一切していませんが、その理由は、Webマーケティングの実践を自ら行うことができなのならば説得力がないと考えるからです。
ただ、Webを利用しない人たちに対してWebマーケティングを実践しようがないため、現時点で全くニーズがなく、Webを介しての接点のない方を対象として営業するのは、ひとつの方法だと考えています。
Web検索でホームページ制作会社をリストアップする
最後はオーソドックスですが、身の周りの友人・知人などに訪ねても、どうも良さそうなホームページ制作会社が見つからない場合、Google、Yahoo!などのWeb検索でホームページ制作会社を調べてみると良いかもしれません。
ある程度検索順位上位にランクインしている会社ならSEOの強みの証明にもなりますし、リスティング広告などで表示された場合でも、「ホームページ制作会社を探している人」に対して有効にアプローチできているということですから、そうしたプランニングに強みがあるかもしれません。
直接的に面談して相談したい場合は、自社地域の地域名を複合キーワードとして入力しても良いですし、特にエリアにこだわらない場合であれば、何か利用したいCMS(WordPressなど)を複合キーワードとして検索してみても良いかもしれません。
ただ、検索順位に関しては、Googleが禁止しているブラックハットSEOや顧客ホームページとの相互リンクによって、無理やり上位表示している可能性もありますので、あなたのホームページを制作したとしても、同じようにあなたのホームページが特定キーワードで検索順位上位表示されるとは限りません。
あなたのホームページが成果を出せない原因
本質的な「成果が出ない原因」を知らないまま、ホームページをリニューアルしても、また同じことの繰り返しになるかもしれません。
ホームページ制作会社の選び方を検討する前に、いま現在あなたがホームページを利用しながら成果を出せていないケースについて原因を考えてみましょう。
こうした原因をしっかりと把握しておくと、ホームページのリニューアルにあたりホームページ制作会社を選ぶ際に成果改善への期待が膨らみます。
ホームページを公開しただけでは意味がない
ホームページという仕組みはなんとなく理解していても、それがWeb上の中でどうやって集客につながっていくかの一連のプロセスを理解しておく必要があります。
企業がホームページを利用しだした十数年前であれば、ホームページは名簿や電話帳の代わりでした。
電話帳だと考えれば、そこに社名と連絡先が掲載されているだけで問い合わせが来ることがあります。
まして、掲載されている業者数が少ないのであればなおさらです。
ところが企業がホームページの可能性に気付きだし、どこもかしこもホームページを公開するようになった現在では、こうした時代と同じようにはいきません。
ホームページからのWebマーケティングの成果へのプロセス
基本的なホームページからのWebマーケティングの成果へのプロセスは、
- ホームページが公開されている
- 対象となる人がホームページに訪問する
- ホームページを見た人が内容を読む
- 内容とその人のニーズが合えば問い合わせをする
こうした流れは昔から変わりませんが、情報が少なかった時代は、業者を探している人も「とりあえず連絡先が載ってるから、電話して聞いてみよう」と思うことが多かったため、問い合わせされやすかったと思います。
競合他社が次々にホームページを公開している中、いまでは、まずそのホームページへの訪問に関するところにも工夫が必要です。
そして、どのホームページでも企業の連絡先情報は掲載されているため、比較の対象となるホームページに掲載されている内容、ユーザーへのメッセージがカギとなります。
ホームページの目的がはっきりしていない
「ホームページを公開すれば集客ができると思っていた」
誰しもがホームページを所有したいのではなく、ホームページを利用して集客し、売上を向上させたいと願っているはずです。
「ホームページを公開していれば問い合わせが来る」という時代があったため、様々な企業がホームページ制作を依頼しホームページの公開に乗り出しました。
おそらくこの時からの流れで、ホームページの目的や役割はあまり考えられないまま、
「とりあえず自分もホームページを持っておかねば取り残される」
というイメージで、ホームページ制作を依頼されるケースが多いのではないでしょうか?
ところがたくさんの企業のホームページが存在する現在では、
「どういった人に。どういったことを伝え、どういった内容の問い合わせを獲得するか」
というところを考えることが一番のキーポイントです。
こうしてホームページの目的をはっきりさせることで、目に見える成果が出る可能性が高まります。
キレイなWebデザインは二の次三の次
あなたは今までにこんなことを思ったことはないでしょうか?
ホームページからの効果を実感できないことに憤りを覚えながら、何か改善策はないかと考えているときを思い浮かべてみましょう。
「どうもホームページから何の反応もない。 おそらく何かが問題であるはずだ。
デザインが古いからか? そういえば最近ネットの広告で『キレイなWebデザインで売上が上がる』というようなものを見たような気がする。
店でも定期的に店舗内装をリニューアルするところがあるな。
もしかしてホームページのイメージを変えれば次こそは反応があるかもしれない」
残念ですが「キレイなWebデザインで売上が向上する」というものは幻想です。
Webデザインをどう考えるかにもよりますが、それがもしホームページの「きれいな見た目」や「見栄え」を意味しているのならば、それは改善すべきポイントとしては二の次三の次です。
世の中にはお世辞にも美しいとは言えない内装ながらも常連を獲得しているお店がたくさんあります。
そんなことを思い浮かべてみてください。
アクセスにも質がある
例えばあなたが高級車の販売店を営んでいると想像してみてください。
この店舗に連日連夜、小学生や中学生が「うわー、この車かっこいい」と訪れます。
ただ、販売している車が売れることはありません。
(最大限希望を持った場合、「その子供の親への接点になるかもしれない」という期待はありますが)
ホームページへのアクセスがこのような状況になってはいないでしょうか?
Webマーケティングの成果を出すためには、まずそのホームページを誰かに見てもらう必要があります。
ただし、その「誰か」を見込み客に近い層に近づけるための工夫が必要です。
意味のないデータ分析
ホームページの効果を確認するにあたりアクセス解析データを参照することがあります。
ただし、企業の本音としては、そんな数値よりも実質的なお問い合わせの数やお問い合わせの質の方が大事だと考えるはずです。
ホームページのアクセス状況を確認する場合、それを改善に活かすのでない限り自己満足になってしまいます。
「ホームページが欲しい」というニーズには対応している
ただ、どのホームページ制作会社も、あなたの「ホームページが欲しい」というニーズには十分に対応しているはずです。
ほとんどの会社は、予算の許す限りあなたの要望通りにホームページを制作してくれるはずです。
無料・格安でホームページが欲しい
もしあなたが初期費用無料で安い月額サービスのホームページ制作を依頼した場合でも、双方の合意のもとホームページ制作が行われたはずです。
格安ホームページが欲しいというニーズには、格安ホームページ制作会社なら十分に対応してくれるでしょう。
イメージ通りのオシャレなホームページが欲しい
もしあなたが、自分のイメージする「オシャレなWebデザインのホームページが欲しい」と要望を出した場合、デザイン案や配色も入念に検討し、ラフ案の修正から素材の訂正までWebデザインに関する要望は叶えてくれるはずです。
スマートフォンサイトが欲しい・スマホ対応して欲しい
もしあなたが、スマートフォンサイトが欲しい、スマホ対応ホームページが欲しいと思った場合、レスポンシブデザインかスマートフォン用の別サイトという分類はさておき、確かにスマートフォン対応のホームページを制作してくれるはずです。
EC用ショッピングカートが欲しい・オーダーフォームが欲しい
もしあなたが、ホームページ内でネットショッピングが行えるようにと、「EC用ショッピングカートが欲しい」「オーダーフォームが欲しい」とホームページ制作会社に要望を出した場合でも、おそらくほとんどのホームページ制作会社はそれに対応してくれるでしょう。
ホームページからのお問い合わせを獲得したい
ただ、もしあなたが、「きちんとホームページからのお問い合わせを獲得したい」と要望を出した場合には、それに対して自信を持って回答できる会社はあまりないかもしれません。
更新しにくいホームページのためホームページ公開からほとんど更新していない
ホームページを作りっぱなしで、ホームページを公開してからほとんど更新していないというケースもよくあります。
チラシなどの広告物は配布すれば一度きりというものが多いですが、ホームページは生き物です。
ホームページは決して固定的なものではなく、アクセス解析などを見て状況を分析しながら、常にアップデートしていくほうが望ましいツールです。
花が開くまで常に栄養を与え水やりをするような感覚で育てていく必要があります。
こうしたようにホームページが更新されない理由のほとんどは、ベースとなるホームページ自体の仕様が更新しにくい仕組みを持っており、更新の度にホームページ制作会社に連絡する必要があったり、更新に費用が発生するためです。
ホームページを見るユーザーの環境、もっと言えば社会の環境は常に変化しています。
ホームページのマーケティング効果を上げるため、ホームページからの成果を得るためには、こうした変化に対応しながら、常時ホームページをアップデートしていく必要があります。
ホームページ制作費用の相場を調べること
ここまで見てきた中で、なんとなく「ホームページをただ作っても意味が無いかもしれない」と感じていただけたかもしれません。
「ホームページの自作や制作依頼の分類と費用の相場」では、ホームページ制作会社によるホームページ制作の費用の違いについて少し考えてみましたが、既にやることが決まっているならその中で最も安く制作請負をしてくれるホームページ制作会社を探せば良いと思います。
ホームページ制作費用の相場を調べても意味がないということもないかもしれませんが、あなたはホームページを所有したいのではなく、ホームページを使って売上を伸ばしたいはずです。
もし、ホームページを作って公開することがだけが目的であるのならば、無料ホームページや格安ホームページ制作会社を利用していただくとして、この場所でこのページを閉じていただいて構いません。
もし、その先を知りたいと思われた場合は読み進めてください。
なぜあなたは相場を調べているのか?
ところでどうしてあなたはホームページ制作の相場を調べているのでしょうか?
おそらく、あなたの中には次のようないずれかの思いがあるではないでしょうか?
「ホームページやWebマーケティングに関してあまり詳しくないので、得体のしれないものに手を出して失敗し損はしたくない。だから、なるべく安くで済ませて試してみたい」
「相場を知れば、ホームページ制作費の値段を叩けるかもしれない」
「みんなと同じ相場に合わせておけば失敗しても自分への言い訳になる」
「Webデザインがキレイだなと、気に入っている同業他社のホームページがある。自分もこんなホームページのオーナーになりたい。同じようなものはいくら位で作ってもらえるんだろうか?」
ホームページ制作費用の相場を知っておくに越したことはありませんが、もしこのような思いがあるならばあなたは、今後もWebマーケティングで失敗し、成果の出ないホームページを所有し続けることになります。
結果的に、全く効果の出ないホームページに多少なりの費用をかけて損をするか、自作であれば時間と労力を奪い取られることになります。
制作費用ではなくコストとリターンで考える
ホームページ制作の相場を知ったり、入札・コンペ・相見積もりでできることは「自分たちが思い描いているホームページ」をいかに安く制作依頼するかという点です。
基本的に個人の消費ではなく、ホームページは企業のマーケティングのためのツールです。
自分の満足や嬉しさ楽しさを買うのではなく、企業としてその後のリターンを想定してコストを掛けるべき対象です。
もし、あなたが「ホームページが欲しい」という消費的な動機で、相場に合わせてホームページ制作会社を探し、制作依頼をするのであれば、「自己満足」がゴールです。
しかし、私たちが考えるホームページのゴールは「ホームページからの問い合わせ獲得」といったようなWebマーケティングの達成です。
もちろん私たちだけでなく、企業がWebマーケティングのためにホームページを利用するのであれば、必ずこうした目的・ゴール設定にシフトするはずです。
制作費用ではなくコストとリターンで考えることで、消費的な性質を帯びていたホームページ制作が、投資的な性質のホームページ制作へと変化していきます。
コストとリターンの例
例えば、自分の理想とするWebデザインのホームページを50万円で依頼するのと30万円で依頼するのであれば、30万円の見積を出したホームページ制作会社を選択すると良いでしょう。
しかしながら、仮に100万円で発注して、年間500万円の売上が上がるホームページと、30万円で発注して問い合わせゼロのホームページとを比較するのであるならば、確実に100万円のホームページの方が優秀です。
そう考えた場合は事業形態によるものの、年間1000万円の売上、200万円の利益増をもたらしてくれるホームページであれば、制作費が500万円でも2年6ヶ月で回収可能になります。
ホームページ制作実績でWebデザインを確認してもあまり意味はない
あなたはホームページ制作会社を選び、ホームページ制作を依頼することを考えている方向けの次のようなアドバイスを受けたことがあるかもしれません。
「ホームページ制作費用の相場を調べて、ホームページ制作会社ごとの費用感を確認した上でホームページ制作実績を確認し、好みに合ったデザインのホームページ制作例を掲載しているところを検討してみましょう」
これはどちらかというとマーケティングのアドバイスとしてなされることが多いかもしれません。
残念ですが、もし本当にブランディングが必要な業種なら例外のケースもあるものの、こうした考え方はWebマーケティングの素人の考え方です(ただし、本当にブランディングが必要なところは、素材のデザインも自社で行うでしょう)。
なぜなら、こうしたホームページ制作会社の選定方法は、「消費者」の考え方だからです。
あなたは自分の好みに合ったWebデザインのホームページのオーナーとなり、自己満足がしたいのでしょうか?
こんな素敵なホームページを所有していると、友人・知人に自慢したいがためにホームページ制作の依頼をするのでしょうか?
もしそうであれば、上記のようなアドバイスに従って、ホームページ制作会社を選んでください。
しかしもし、あなたが企業の経営者やマーケティング担当であるならば、消費者としての満足ではなく、企業の利益への貢献を第一に検討すべきです。
ブランド力のある大企業と中小零細企業とではやり方が違う
ホームページ制作会社を選ぶ際に、あなたがブランド力のある大企業の担当者で特定の製品のプロモーションを任された場合と、中小零細企業の経営者でホームページからの売上向上を目指している場合とで、選び方が異なるという点を確認しておきましょう。
例えば、少し極端ですが、有名なブランドの有名な製品のプロモーション用サイトであれば、ホームページへのアクセスといったWeb集客にそれほど困りません。
Google、Yahoo!などの検索エンジンで、ブランド名や製品名でWeb検索されればそれで事足りるからです。
雑誌や車内広告、看板など別のプロモーションとも連動するため、Web独自の工夫はそれほど必要ないと考えることができます。
しかしながら、中小零細企業の公式ホームページでは、社名検索でやってくる友人・知人・関係者ではなく、それまで全く無縁だったユーザーからのホームページアクセスを獲得する必要があります。
Webマーケティングの成果を狙う場合でも、ホームページの内容や見せ方だけでなく、ホームページへのアクセスに関しても検討する必要があります。
このようにブランド力のある大企業と一般的な中小零細企業とではホームページ制作やホームページ集客に関してもやり方が違う点を押さえておきましょう。
Webマーケティングに特化したホームページ制作
Webマーケティングにおける最も重要な点を見極めないと、ホームページ制作会社を変え、何度ホームページを作り直しても結果は変わりません。
もしあなたが、企業の経営者やマーケティング担当者ならば、ホームページ制作会社を選ぶにあたって、「Webマーケティングで成果があげられるかどうか?」を重視して考える必要があります。
コンペや相見積で出る案はWebマーケティングを意識していない
ホームページの企画やWebマーケティングのプランニングにあたり、コンペを開いたり、相見積を取ってたくさんのホームページ制作会社に提案をさせれば良案を集めることができると思っている人もいるでしょう。
しかしながら、そうしたコンペや相見積で出る案はあくまでホームページ自体のWebデザインや基本仕様に関する案しか集めることはできません。
どちらかというとコンペ参加者はWebデザイナーや一般的なホームページ制作会社が多いでしょう。
そうして集めた案は、Webデザインに関する提案であって、Webマーケティングを考慮した企画や戦略ではありません。
ただし、本当の一流のWebコンサルタントやSEOコンサルタント、Webマーケッターたちは、そのようなコンペに参加することはありません。相見積もりに関しても、見積金額だけというものがほとんどです。
「あなたの満足」より「あなたの顧客の満足」
Webマーケティングを意識してホームページ制作を行う場合は、発注者ではなく発注者の顧客を意識する必要があります。
企業ブランドとの整合性への考慮も検討する必要がありますが、ホームページ制作を依頼する企業の担当者の方の個人的な消費者的な好みに合わせるのではなく、ホームページを見て問い合わせをしてくれるユーザーの満足に視点を向けてWebプランニングを行う必要があります。
数十万円のWebコンサルティングが安い理由
無料でホームページ作成ができたり、格安ホームページ制作会社がある中、数十万円のWebコンサルティングサービスを提供しているWebコンサルタントの方やWebコンサルティング会社があります。
このWebコンサルティングにかかる価格設定を高いと思われる場合は、おそらくホームページ制作の本質がまだ見えていない可能性が高いかもしれません。
ホームページの中で最も大切なのは、その中のコンテンツや全体的なWebプランニングです。
特にブランド力のある企業のプロモーションではなく、中小零細企業のWebマーケティングでは、コンテンツプランニングが最重要課題となります。
思いつきでホームページを制作依頼して、結果集客効果がなく制作費用を無駄にするよりも、しっかりとWebコンサルタントと二人三脚でプランニングして制作費用に対してリターンを得る方向へとシフトするほうが結果的に安く済みます。
大事なのはWebプランニング
ホームページを利用したWebマーケティングにおいてもっとも重要なポイントは、ホームページのコンテンツプランニングやWeb集客を含めたトータルWebプランニングです。
プロのWebマーケッターの視点から、全体的なWeb戦略、ホームページの企画・設計、コンテンツプランニング、SEOやリスティング広告の利用、コンテンツマーケティングなどの導入、ソーシャルの活用まで複合的にWebマーケティングの企画・戦略策定をしてこそ、目に見える成果が現れます。
お客さまの事例とお客さまの声
実際に私たちのお客さまの事例では、78万円のホームページ制作・コンテンツ制作費用で、売上が年間1000万円以上増えたケースもあります。
もちろん一件あたりの成約単価が高いことに起因していますが、
「2週間で元が取れたよ」
とお声をいただきました。
月に1件の問い合わせであっても、成約率50%であれば年間6件の成約になります。
未開拓ゾーンからの問い合わせであれば純粋な企業の売上向上になります。
ホームページを見る対象者を入念に設定し、問い合わせの質の向上含めてプランニングすれば、少ない問い合わせ数でも十分に効果を発揮できます。
もちろん客単価が高くない業種であっても、1年などの期間での売上増を考えれば、ほとんどの業種で成果を出しています。
私たちがホームページ制作実績でWebデザインを強調しない理由
先の事例のように、私たちはWebマーケティングを軸としてホームページ制作を行っています。
顧客情報の保護の理由もありますが、私たちがホームページ制作実績でWebデザインを強調しない理由はこうしたところにあります。
一般的にホームページ制作会社がホームページ実績を公開する時、「Webデザイン」を強調する風潮があります。
「このようなデザインのホームページをあなたにも作ります」
ということなのかもしれませんが、私たちはそうしたことには関心がありません。
あくまでホームページが企業の売上向上につながるかどうかを重視しています。
そこにデザイン性が必要ならば、もちろんホームページ制作の見積額が増えたとしてもデザイン性を高めることもあります。
成果が出ない原因への解決策
ホームページが企業利用されてから十数年。
もしかしたらあなたは、幾度となくホームページをリニューアルされてきたかもしれません。
そして新しいホームページが公開されるたび、期待に胸を躍らせていたかもしれません。
今まで幾度となくホームページを作り変え、その度に失望し、失敗の連続だったことを思い返してみましょう。
新しいWebデザインに変更して何か成果は出ましたか?
あなたは、ホームページからの問い合わせがやってこないことの原因を考え、「根本的にホームページからの集客など不可能なのではないか?」という疑念を持ちながらも「キレイなWebデザインで企業の売上アップ」という謳い文句を見て、「古臭いWebデザインを新しいものに変えればチャンスがあるかもしれない」と、ホームページリニューアルを決意しました。
そして新しく美しいWebデザインのホームページが出来上がり、公開に至りました。
それから数ヶ月、数年、新しいWebデザインに変更して何か成果は出ましたか?
SEOによってアクセスが向上して、問い合わせは増えましたか?
あなたは、ホームページからの問い合わせがやってこないことの原因を考え、「ホームページへのアクセスが足りないからお問い合わせが来ないのだ」と考え、知人から「SEOによって特定のキーワードで検索順位上位に表示されればアクセスも増える」という話を聞いたことを思い出し、「SEO対策が得意、SEOに強いというホームページ制作会社に作り直してもらおう」と考え、ホームページリニューアルを決意しました。
そして新しくSEOに強いホームページが出来上がり、公開に至りました。念のため、他のSEO会社にも依頼して、ホームページへの被リンクを増やしてみました。
それから数ヶ月、数年、確かにホームページへのアクセスは向上したでしょう。
アクセスは増えましたが、ホームページからの問い合わせは増えましたか?
ホームページ利用の本質から再考してみましょう
ホームページの効果は、ある程度数値で確認することができます。
こうしたことから、ホームページの効果を改善しようと試みる場合でも、ホームページからの問い合わせの母数となるアクセス数やPV数を向上させることに気が奪われがちです。
しかし、ホームページを見るユーザーは人間です。
人を数値としか見なかった時、あなたのホームページもただの情報としか見られなくなります。
ホームページを有効活用するためには、ホームページと見込客との接点が必要です。
そして、ようやくホームページと人との接点ができた後は、ホームページを見た人に対してメッセージを伝える必要があります。
ホームページの利用によるWebマーケティングは、企業のマーケティングの中のほんの一部です。
ホームページ制作によって企業の売上を向上させること以外にも、たくさんのマーケティング方法があります。
「作っただけじゃきっと問い合わせは来ない」
このページの冒頭でそのようなメッセージを込めさせていただきました。
ホームページは制作して公開するだけは、ほとんど意味がありません。
だからこそホームページ制作会社を選ぶ前に、根本的にもっとよいマーケティング方法がないかを模索した上で、「ホームページ制作」を選択肢の一つとして考えてみてください。
無料ホームページや格安ホームページ制作会社がたくさんありますが、こうしたものを利用してもおそらく問い合わせは来ないでしょう。
その時に「ホームページからの集客自体が根本的に不可能なんだ」という思いだけは持たないでください。
Webマーケティングのためのホームページ制作
私たち、株式会社ファンフェアファンファーレは、Webマーケティングのための本当に効果的なホームページ制作を行っています。
もし、「自分の好みに合ったホームページを格安で作って欲しい」というニーズを持たれている場合は、他社様をご検討ください。
もしあなたが、Webデザイン性を高めて問い合わせを獲得しようとお考えになっている場合は、私たちはそれをお手伝いすることはできません。
もしあなたが、被リンクによる検索順位上位の成功パターンの中にいるのなら、あなたのホームページをヒーローにすることはできません。
しかしもし、あなたが明確な情熱と目的を持ちながらも、本当に結果の出るホームページを持てず、Web情報の渦の中に取り残されているのならば、私たちが手がけさせていただくホームページが、その不遇の状況を突破する糸口になるでしょう。
「何度作り変えてもホームページから問い合わせが来ることはなかった。だからホームページなんて意味が無いんだ」
そんな思いを持たれている方を一人でも多くお助けできればと考えています。
社会の中で必要とされている素晴らしい製品やサービスを提供されながら、ホームページの活用がうまくできない企業がWeb上でも活躍していただけますように。
「本当にホームページのリニューアルはもう最後にしたい」
もしそんな思いをお持ちなら「CMS SPECIAL(WordPressサイト制作) Lapid Rabbit “DUTCH“」をご利用ください。
既に運用されているホームページに対するWebコンサルティングも可能です。
お申込みの前に、あなたが自社や自社サービスに対してもつ、強い想いを私たちにお伝えください。
その想いに比例して、私たちのホームページは真価を発揮します。
ホームページが公開に至って間もなく、あなたのホームページはWeb上でヒーローになるでしょう。
そして、ホームページの集客効果をぜひ体感してください。