ホームページのWordPress化で起こる問題点

ホームページのWordPress化で起こる問題点


今回は、ホームページのWordPress化で起こる問題点についてお伝えしようと思います。おかげさまで、ホームページのWordPress化サービスなどもたくさんご利用いただいておりますが、お見積時にご要望とお見積額の問題で断念されるケースや、WordPress化によって付随する問題点など、ホームページのWordPress化で起こる問題点やお見積額が高額になるケースについてお伝えします。

既存ウェブサイトのWordPress化(CMS化)

今回は、「ホームページが古くさくなっているので、リニューアルを考えているが、多少のデザイン変更とホームページのWordPress化を検討している」といった方向けに、ホームページWordPress化といったリニューアルにかかる様々なリスクや、隠れた無駄なコスト面、新規ホームページ制作で、どのように新ホームページを活用するか、といった点について考えてみようと思います。

ホームページのWordPress化を検討されている方の中には、

「今後は、やはり自分で投稿を増やしていけるWordPressサイトを使っていきたいが、何か注意する点はあるだろうか?」

「新しくWordPressサイトを新規制作すると費用がかかるため、ひとまず現状のホームページをベースにWordPress化をお願いしたいが、何か手間は増えたりするのだろうか?」

という疑問をお持ちの方も多いと思います。

「今まで使っていたドメインはそのままで、さらにページの内容も基本的には今までのホームページのコンテンツ内容を引き継ぎ、WordPressサイトにリニューアルする」というケースで起こる問題点や確認点について触れていきます。

ホームページを新しく制作するかWordPress化するか

ホームページを新しく制作するかWordPress化するか

新規開業や新設法人など、創業したての事業者様などではなく、既に創業から年数の経った企業などであれば、新しく「商品やサービスのブランドサイト」を稼働させる場合でもない限り、一から「ホームページを作ろう」と思われる企業はかなり減少したのではないでしょうか?

弊社でも、既存ホームページのカスタマイズを含め、新規ホームページ制作よりもリニューアル案件が数多くあります。

「ホームページが古くさくなっているので、デザインも少し変更して、WordPressで新しくホームページを制作しよう」

というケースもよくあると思いますが、既存のホームページをWordPress化される場合には、様々な問題点が生じることがあります。

「ドメインの一貫性」や「旧ホームページのコンテンツをどうするか?」といった問題

「ドメインの一貫性」や「旧ホームページのコンテンツをどうするか?」といった問題

「ゼロから新規ホームページ制作を依頼するか?既存ホームページをWordPress化してリニューアルするか?」

といった選択の際には、「ドメインの一貫性」や「旧ホームページのコンテンツをどうするか?」といった点がよく問題になります。

「ドメインはそのままでWordPressサイトにリニューアルする」

というケースにおいて、同一ドメインを使用する時や旧ホームページのページコンテンツをどのように扱うかという点についてです。

弊社では、ページ数の多い企業ホームページなどであれば、SEOなどの観点から新規ホームページ制作扱いとして、現状のホームページを分解して再構築させて頂く場合もあります。

しかしながら、現状のデザインやコンテンツを維持しながらホームページ内部をWordPress化する、といった場合には、コンテンツ移管、Google検索エンジンのペナルティ回避やSEO設定等にかかる費用面などで様々な問題が起こる場合があります。

ドメイン一貫性の問題 同一ドメインでの再構築

ドメイン一貫性の問題 同一ドメインでの再構築

例えばドメイン一貫性の問題として、リダイレクトの問題があります。

かなり古くから運営されているホームページの場合は、ドメインがレンタルサーバーサービスのサブドメインやサブディレクトリである場合もあり、リダイレクト(転送)の設定が禁止されていてサイト評価の引き継ぎができないという場合もあります。

URLの末尾 「ユニークな名称+拡張子html」の場合は個別に転送設定

また細かな点では、htmlページからWordPressに変更する場合に、旧サイトURLの末尾が「/ディレクトリ名/index.html」ばかりであり、ディレクトリへのアクセス、つまりスラッシュで区切ることができれば良いのですが、abc.htmlなどの「ユニークな名称+拡張子html」の場合は、個別に転送設定をしていく必要があり、別途費用がかかる場合があります。

ページ移管にもページ数に応じた費用が必要になり、場合によっては個別に転送設定をしてく必要があります。

このように「旧ホームページのコンテンツをどうするか?」という問題が生じてきます。

新規ホームページ制作の問題点

新規ホームページ制作の問題点

ホームページのリニューアルとしての選択場面で、既存ホームページのWordPress化という選択肢を取らず、新規でホームページ制作を行う場合の問題点としては、企画設計を含めホームページ制作にかかる作業やコストが大掛かりになることです。

もちろん新規ホームページのメリットとしては、すべてをリフレッシュして全く違う形のアプローチでホームページ運営を行うということが視野に入りやすいという点があります。

一方で、デメリットとして企画設計の段階ではリニューアル自体がされていませんので、当然ホームページを作り変えたことで得られる恩恵自体は、かなり遅れて現れることになります。

WordPressの場合は、WordPress化をしてからトップページのデザイン変更やページの統廃合などを含めて中身を作り変えるということもできますので、徐々にスライドさせていけるというメリットもあります。

既存ホームページのWordPress化で起こる問題点

既存ホームページのWordPress化で起こる問題点

既存ホームページのWordPress化をはじめ、ホームページのリニューアルで起こる問題点はいくつかありますが、その代表的なものは、「名刺やチラシ、会社案内に記載されたドメイン・URL(https://funfairfanfare.com)を変更することができないため、今あるホームページを変更(リニューアル)するしか無い」という点と、「今のホームページのコンテンツを新しいホームページに移管する場合のコストが高額になる」という点がほとんどです。

  • 現状のホームページを変更するしか無い
  • ページ移管に費用がかかるため、ページ数が多いと高額になる

ページ移管に費用がかかるため、ページ数が多いと高額になるという点に関しては、WordPressのコンテンツとしてページの移管を行えば、昔から公開されている旧コンテンツの再編集もWordPress上で行えるため、修正を加えていかれる場合はその方が楽ですが、既存ホームページのページ数が多い場合、そのページ移管費用が高額になってしまうというものです。

同一ドメインで再稼働するメリット

同一ドメインで再稼働するメリット

既存ホームページのWordPress化を含めて、古いホームページと新しいホームページを同じドメインでリニューアルする場合は、既に認知されたドメインを改めて告知する必要がないところが、一つのメリットです(ナンバーポータビリティのようなものです)。

また、新規ホームページ制作で新ドメインを利用せずに、ホームページリニューアルとして同一ドメイン下にコンテンツをたくさん配置すると、SEOとしてのサイト評価が高まります。

(なお、リンクがたくさん集まっているのならば、301リダイレクトで転送するよりも、評価のロスが少なくて済むようになります)

さらに、別ドメイン間の重複コンテンツによる「コピーサイトの疑いによってインデックス登録されない」といったリスクがなくなります(リダイレクトやcanonicalで防げますが、その分コストがかかります。この点についてはまた別の機会にお伝えしようと思います)。

同一ドメインで再稼働するデメリット

同一ドメインで再稼働するデメリット

しかしながら、問題点として静的HTMLサイトなどを、WordPressサイトへと変更する場合、それまで1ページ、1ページ丁寧に制作されたページの内容を、WordPress内の固定ページや投稿ページに移し替える必要があります。

イメージとしては、新しく購入した携帯電話に、前の携帯電話の電話帳や画像データを手作業で移し替える必要があるようなイメージです。

携帯電話の電話帳はアプリなどですぐに移し替えることができますが、ホームページをWordPress化する場合には、携帯ショップでもアプリでも移し替えができなかった頃と同じように、一つずつ手作業で移管する必要があります。

極端に言えば、「電子手帳の電話帳」を今のスマートフォンに移し替えるような感覚です。USB接続もBluetoothも使えない状態で、電話帳情報を移し替える場合は、手作業しかありません。

この分だけどうしても作業量が増えるため、「移し替えるべきデータ」が多ければ多いほど、お見積額が高額になるケースがあります。

WordPress化後の保守の必要性

WordPress化後の保守の必要性

また、WordPress化をする時には発生しない点になりますが、WordPress化後に起こる手間としてWordPressの保守の必要性が挙げられます。

WordPressの本体やプラグインなどの更新や、サーバーのphpバージョンなどの更新の他、WordPressが不具合を起こしたときや攻撃を受けたときに備えて定期的なバックアップを取るなどの保守管理が必要になってきます。

それまで利用していた静的HTMLサイトであれば、制作時にデータを保存しておく程度でよかったホームページの保守作業が、WordPress化後には各種バージョンの定期的な更新とサイトデータの定期的なバックアップが必要になるという手間が増えます。

WordPressの保守管理 バックアップと復元で対応する

WordPress化の見積もり費用が高額!

WordPress化の見積もり費用が高額

さて、次にWordPress化の見積もり費用が高額になった事例をご紹介します。

以前担当させていただいたお客さまで、2000年からホームページを運営されている方がいらっしゃいました。

もちろんその頃はWordPressどころか、レンタルブログもない時代です。稼働されているホームページはFTPでアップロードする形の静的HTMLで制作されたホームページでした。

「このサイトをWordPress化できますか?」

そういったお問い合わせをいただき、ホームページをくまなくチェックさせていただいたのですが、2000年から運営されているので、ページ数が2000ページ以上、画像は1万点を超えていました。

全てのコンテンツを手作業で移し替える必要がある

全てのコンテンツを手作業で移し替える必要がある

もちろんWordPress化することは可能です。WordPress化できるかできないかで言えば、もちろんこのホームページをWordPress化することは可能でした。

「あのWordPressの管理画面で、昔の画像をページに挿入とか楽にできるようになりますか?」

少し戸惑ってしまうご質問でした。

先ほどお伝えしたとおり、旧コンテンツをWordPressの固定ページや投稿、「画像などのメディア」として、CMS管理するには、全てのコンテンツを手作業で移し替える必要があります。

今まで制作された全てのコンテンツをWordPressのコンテンツとして再配置することを前提にお見積すると1000万円近くのお見積額になりました。

お客さまとしては、弊社のページを見て20万円から30万円くらいを想定されていたと存じますが、結果としてホームページのWordPress化のお見積額はその数十倍の金額になりました。

トップページと新規コンテンツのみWordPressで運営

トップページと新規コンテンツのみWordPressで運営

そこで取らせていただいた方法は、旧コンテンツは「過去のアーカイブ」として、ノータッチにするということでした。

ホームページのWordPress化にあたり、トップページや、WordPress化以後のコンテンツはWordPressで生成するものの、旧コンテンツはそのまま置いておいて、旧コンテンツへの内部リンクを設置したインデックスページをWordPress側で制作することにしました。

この方法なら、WordPress化の費用を格段に抑えることができます。

WordPressの機能を全てフルで使うことはできませんが、リニューアル以後のページ生成の手間は格段に省略することができます。

どうしても、既にアップロード済みでサーバーディレクトリに格納された画像をWordPressで使用される場合は、画像パスを記述していただくか、WordPressへと再アップロードしていただく必要がありましたが、それほど頻繁にすべての画像を使用するわけではないということでしたので、そうした手順をお願いすることになりました。

一番のありがたかったのはお客さまのご理解

一番のありがたかったのはお客さまのご理解 ホームページのWordPress化

「ホームページのWordPress化」というサービスを提供していますが、どうしても上記のような問題点についてイメージをお伝えしきれていないのが現状です。

やはりイメージとして「今ある全てのページがWordPressの管理画面で操作可能になる」といったイメージを持たれていらっしゃるかもしれません。

もちろん、すべてのコンテンツを移管させて頂く場合には、そのようになりますが、長期間運営され、ページ数が膨大であるホームページである場合には、お見積額が高額になるケースがあります。

今回の事例は、お客さまのご理解があったからこそできた「ホームページのWordPress化」のケースです。

もし、ご要望が「すべてのコンテンツの移管を含み、旧コンテンツも管理画面で操作できること」であった場合は、費用の問題でWordPress化が実現していなかったかもしれません。

私たちも出来る限り、柔軟にご提案させていただこうと考えておりますが、まだまだ至らぬ点がたくさんあります。

「今後のページ作成が楽になるならそれでもいいよ」

と言っていただけたときは救われた気持ちでした。

この事例は本当にありがたかったと、印象に残っております。

ホームページをWordPress化する際の費用と相場

ホームページ(ウェブサイト)をWordPress化するかどうかを検討される際、多くの方が最も気にされるのが費用の問題です。現状のホームページからWordPressへ移行する費用は、現在の仕様やページボリューム、そして実装したい機能によって大きく変動します。単にテキストや画像をコピーアンドペーストするだけの作業ではなく、データベースの構築からレイアウトの再設計、サーバー環境の再構築まで多岐にわたる工程が発生するため、それぞれの状況に合わせたお見積りが必要です。費用面を中心に、どのような要素が価格変動の要因になるのか、またサイトの規模や難易度に応じた参考例を詳しく解説していきます。10ページ程度の小規模なHTMLサイトを移行する場合と、エクスポート機能を持たない独自CMSで作られた1000ページ規模のサイトを移行する場合とでは、アプローチも費用も全く異なるものになります。

デザインの踏襲とレスポンシブ対応による費用の違い

既存のホームページ(ウェブサイト)のデザインを、WordPress化後もそのまま引き継ぎたいというご要望はよくいただきます。現在のWordPressテーマは基本的にスマートフォン対応(レスポンシブWebデザイン)が標準となっているため、WordPress化と同時に別途スマートフォン用の専用サイトを制作する費用は不要になります。

デザインの完全再現と微調整による費用の差

デザインをそっくりそのまま移行することも技術的には可能ですが、PCやタブレット、スマートフォンといった多様な画面サイズに合わせてレイアウトが可変するレスポンシブの性質上、横幅や縦幅の余白などに微細な差異が生じることを前提に進めるのが一般的です。たいていの場合、2カラムの右サイドバーなど既存のレイアウトに類似した構造を採用し、基調となるコーポレートカラーや画像素材、テキスト内容を持ち越すという手法をとります。

これにより、既存のブランドイメージを損なうことなく、費用を抑えながら移行を進めることができます。もし、特定のページに対してデザインのこだわりがあり、見た目を再現する必要がある場合は、そのページ専用の固定ページテンプレートなどを独自に開発します。このような個別カスタマイズが多くなるほど、制作工数が増加し費用も上昇します。

不適切なHTML構造の是正とデザインの変化

古いHTMLサイトをWordPress化する過程で、見出し構造などの不適切なマークアップを是正しながら作業を進めます。過去のWeb制作では、美しいフォントを表示するために見出しのテキストを画像化して設置する手法が頻繁に用いられていました。現在はWebフォントが普及しているため、画像だった見出しをテキストとCSSによる装飾に置き換えます。

これにより検索エンジンの評価は向上しますが、見た目の印象は少し変わるかもしれません。多くのお客様は、この新しいフォーマットによるすっきりとした現代的なデザインに満足されています。

動的な機能や独自システムの移行にかかる費用

以前のホームページ(ウェブサイト)で稼働していたCGIや古いPHPプログラムによる動的な機能は、セキュリティ上の観点やシステムの互換性の問題から、たいていの場合そのままWordPress上で動かすことはできません。これらの機能の移行や再構築も、費用を左右する大きな要因です。

小規模な機能と大規模な会員機能の費用差

お問い合わせ用のメールフォーム程度であれば、WordPress側のプラグインを活用して比較的安価に再設定が行えます。しかし、会員専用ページや特殊な絞り込み検索など、ページ移管や機能設定に大掛かりな作業が必要な場合は注意が必要です。たとえば、会員専用ページが100ページ存在し、会員ごとに異なるパスワード設定(Basic認証など)が施されているサイトを想定してみます。

これをWordPressのカスタム投稿として100ページ分を手動で移管する場合、テキストベースの移行作業だけでも20万円から30万円程度の費用が発生します。さらに、ユーザー登録機能を実装するためのプラグイン設置や細かな権限設定が必要な場合、要件や会員数に応じて10万円から50万円程度の追加費用が必要になります。ここにサブスクリプション決済などの高度な機能が加わると、システム構築費はさらに大掛かりなものになります。

既存システムを残す場合の判断基準と費用対効果

よほど事業上重要なシステムである場合や、WordPressでの再構築に膨大な費用がかかる場合、そして既存システムのセキュリティリスクが十分に低いと判断できる場合は、該当のディレクトリをごとサーバー上にそのまま残し、WordPressとは切り離して運用するという選択肢を提案することもあります。これはご予算と運用目的のバランスを見た上での解決策です。

大規模なホームページ(ウェブサイト)のデータ移行手法と費用

ホームページ(ウェブサイト)の規模が大きくなると、データ移行の手法によって費用が劇的に変わります。例として、エクスポート機能が存在しないマイナーなCMSや独自開発されたシステムから、1000ページ規模のコンテンツを移行するケースを挙げます。

手動移行とプログラム移行の費用と確実性

アプローチとしては、すべてを手作業でコピーして移行する方法と、データ抽出用のスクレイピングプログラムを独自に作成して自動移行する方法の二つが考えられます。プログラムによるデータ抽出は一見すると効率的で費用も抑えられそうに思えます。しかし、より専門的には、プログラムによる自動移行が完璧にうまくいった事例は実は多くありません。

無料ブログサービスなど、構造が統一されていてエクスポート機能がある場合は整合性が取れますが、国内企業が独自開発したマイナーなCMSの場合、ページごとにHTMLの記述ルールが異なっていたり、不要なタグが混入したりすることが多々あります。

近年ではAI技術を用いて抽出したデータを整形することも技術的には可能になってきていますが、最終的な表示崩れのチェックやリンク切れの確認などを考慮すると、結局は手動での修正作業に多くの時間を奪われます。そのため、1000ページ規模であっても、確実に正確な移行を行うためには手動での移管作業が採用されることが多く、その分の人的リソースが費用として直結します。

SEO評価を引き継ぐための細かな設定と費用

ホームページ(ウェブサイト)のリニューアルやWordPress化において、これまで培ってきた検索エンジンからの評価(SEO評価)を引き継ぐ作業は極めて重要です。この引き継ぎ作業の緻密さも、費用に反映されるポイントです。

リダイレクト設定とメタデータ引き継ぎの重要性

URLが変更になる場合、古いURLから新しいURLへ自動的に転送を行う301リダイレクト設定を実施します。基本費用内では、アクセス数の多い主要なページ(10ページ程度)に対してこの301リダイレクトを設定します。

一方で、過去の休業日のお知らせや古いイベント情報などは、新しいサイトへページ移管を行わないことも多いため、個別リダイレクトの設定対象から外すことで費用を最適化します。また、古いまま長期間放置されていたホームページ(ウェブサイト)は、各ページのタイトル(titleタグ)が未設定であったり、見出しのh1タグが存在せずh2タグから始まっていたり、画像の代替テキスト(alt属性)やメタディスクリプションが全く設定されていないケースが散見されます。

WordPress化を行う際、適切な見出し構造の整理やタイトルタグの設定は標準の作業内で反映されます。しかし、各ページの内容を要約して検索結果に表示させるためのメタディスクリプションの個別設定やより高度なSEO内部対策までをカバーするには、作業工数が増加します。

弊社の場合、こうした細かなSEO設定の引き継ぎと最適化は、後述するハイグレードプランでの対応となります。ご予算に応じてどこまでSEO設定を徹底するかをご相談しながら進めていきます。リダイレクト設定やSEOへの影響に関するより本格的な内容は、以下のページで詳しく解説していますので併せてご参照ください。

ホームページ内部のURL変更とリダイレクト設定 SEOへの影響と記事統廃合の実践

弊社でのWordPress化費用の参考例とプランニング

実際の費用感をご理解いただくために、株式会社ファンフェアファンファーレがご提供しているWordPress化の基本プランとハイグレードプラン、および各種オプション費用の参考例をご紹介します。現在ご利用のホームページ(ウェブサイト)のFTP情報やサーバー情報をご提供いただき、弊社でHTMLデータや画像データをダウンロードして素材を準備するという流れが基本となります。

もし現在のサーバー環境がWordPressのインストール要件を満たしていない場合は、新規サーバーへの移管やDNSレコードの設定変更などが必要となり、別途費用が発生することがあります。

CMS BASIC(WordPress)プランの費用と概要

CMS BASIC(WordPress)は、現在のホームページ(ウェブサイト)の仕様を活かし、費用を抑えてWordPress化する標準プランです。価格は196,900円(税別 179,000円)から承っています。既存サイトに準じたテーマ作成、標準的なSEO内部対策、メールフォーム設置を含み、トップページと下層4ページまでの移管を行います。既存のデザイン素材やテキストをそのまま活用し、予算を抑えつつ更新しやすい環境へ移行したい場合に適しています。

CMS for BUSINESS(WordPress)ハイグレードプランの費用と概要

CMS for BUSINESS(WordPress)は、単なるWordPress化にとどまらず、事業の集客力を高めるためのハイグレードプランです。価格は548,900円(税別 499,000円)からとなります。BASICプランの内容に加え、検索市場の調査やサイト構造の最適化、トップページと10ページまでの移管を行います。さらに、より専門的なSEO内部対策、構造化データ設定、ページの高速表示対応を実施し、検索エンジンからの評価を最大化する環境を構築します。

ホームページ(ウェブサイト)のWordPress化

その他の修正料金・オプション費用の参考例

WordPress化の際、元のサイトの状況やSEO評価の引き継ぎ方針によって、追加の作業が必要になる場合があります。移行に関わる代表的な費用の参考例は以下の通りです。

旧サイトからのURL変更に伴う301リダイレクト設定は7,700円(税別 7,000円)から、検索順位を維持するためのヘッダー情報(メタ設定)の修正は3,850円(税別 3,500円)から対応します。サーバーの移管が必要な場合のDNSレコード設定・変更は7,700円(税別 7,000円)から、ドメイン変更やセキュリティ強化のSSL化(https化)はそれぞれ44,000円(税別 40,000円)からとなります。

また、新しい環境に合わせて見出し画像をテキスト化するなどのCSS修正は3,850円(税別 3,500円)から、新しいレイアウトに合わせた新規画像の設置・加工は2,200円(税別 2,000円)から承ります。

お見積りの段階でホームページ(ウェブサイト)の現状を分析し、必要な項目をご提案します。詳細な料金表につきましては、以下のページをご確認ください。

ホームページの更新・修正料金 価格表

WordPress化に関する他の問題とその解決策について少し追記しておきます。

WordPressのパフォーマンスについて

「WordPressは重い」というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。確かに、プラグインをたくさん入れたり、最適化を怠ると表示速度が遅くなる可能性があります。しかし、これはWordPressに限った話ではありません。

WordPress化する際は、以下の点を特に注意すると良いでしょう。

プラグインの精査

本当に必要なプラグインだけを選び、不要なものは削除しましょう。

画像の最適化

画像サイズを圧縮したり、WebP形式を利用するなど、表示速度に配慮した画像選びを心がけてください。

キャッシュの利用

キャッシュプラグインを導入することで、ページの表示速度を大幅に改善することができます。

ただ、最近はサーバーそのものやphpのパフォーマンスが向上しており、さほど気にする必要はないかもしれません。

メンテナンスは大変ではないか?

WordPressは、定期的なアップデートが必要です。コアファイル、テーマ、プラグインのアップデートを怠るとセキュリティリスクが高まる場合があります。

可能な限り自動アップデートを設定しておくとこれらの更新の手間が省けます(ただ、アップデートが原因で不具合が起こることがあります)。

また、できるだけアップデートの前にバックアップを取る習慣をつけましょう。万が一トラブルが起きても、すぐに元の状態に戻すことができます。

WordPressのセキュリティについて

WordPressは世界中で利用されているため、攻撃の対象になることも少なくありません。しかし、適切な対策を講じることで、そのリスクを大幅に減らすことができます。

WAF(Web Application Firewall)の導入

不正なアクセスからサイトを守るために有効な手段です。最近の主要なレンタルサーバーでは標準装備されています。

ログインURLの変更

デフォルトのログインURLを変更することで、不正なログイン試行を減らすことができます。

ホームページのWordPress化は、メリットも多いですが今回お話したような課題にも目を向けることが大切です。これらの点に注意しながら進めることでより安全で快適なサイト運営ができるかもしれません。

(初回投稿日 2016年12月13日)


著者・監修 : 株式会社ファンフェアファンファーレ

2012年創業、京都のWeb制作・マーケティング会社。過去には公的機関(滋賀県産業支援プラザ等)での専門家登壇実績も有し、SEO対策、次世代のAI検索最適化(LLMO・AIO)、コンテンツマーケティングなど「事業の収益(ROI)に直結するノウハウ」を発信しています。 弊社では、証券外務員やFP(ファイナンシャルプランナー)といった金融・財務の有資格者の知見を事業に組み込み、単なるIT視点ではなく「確実な事業投資としてのWebマーケティング」を厳格に設計しています。そのため、「納品をゴールとした単発の制作請負」は行わず、新規制作数を170社超に限定。一方で、他社制作サイトの複雑なエラー修正・SEO改修(720件以上)や、公開後の継続的なサイト改良・マーケティング支援(現在も17社と中長期契約中)に圧倒的なリソースを集中しています。 表面的なデザインではなく、中小企業が競争を勝ち抜くための「本質的な集客の仕組み」をお届けします。 (執筆・監修:株式会社ファンフェアファンファーレ 代表取締役 桝井 晶平)

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