ホームページ制作~Web集客実績・事例「個人向けサービスの集客成功」や「販売ゼロのEC商品を完売」


ホームページ制作~Web集客実績・事例として、「個人向けサービスのホームページ・Web集客成功事例」や「販売ゼロのEC商品を完売した事例」「リピーターを増やす仕組み作りとEC売上向上施策」についてご紹介します。

弊社は、ホームページ制作を中心としていますが、総合的なWeb集客、Webマーケティング、ホームページ集客をあらゆる方面から手掛けています。今回の投稿で「他のWeb制作会社と何が違うのか?」という点を少しでも感じていただければと思います。

さて、ホームページは会社の顔とよくいいます。確かに事業や商品を知ってもらうための入り口としてその役割はとても大切です。

しかしながら、「それだけではなんだかもったいない」と、いつも思っています。ホームページ制作だけに着眼し、デザイン性に囚われたり、「必要最低限の情報をどの程度安く作るか」に意識が向くと、結果的に費用対効果が薄くなります。

本来ホームページは事業を成長させるためのWeb集客の土台であり、Webマーケティングの企画をしっかりと行って様々な施策と組み合わせることで、費やした費用をはるかに超える集客効果を生み出します。

では、どんなホームページがWeb集客ツールになるのでしょうか?

それは、見た目のデザインがきれいなだけではなく訪れてくれた人たちが思わず何か行動したくなるような、そんな仕掛けがあるものです。

たとえば、「新しいお客さんを増やすこと」、「商品のファンを育てること」、「すでにリピーターで成り立っている事業をもっと広く展開していくこと」ホームページには、そんなさまざまな可能性が秘められています。

ホームページを事業の成長につなげるためには、こんな風にマーケティングの全体を考えていくのが大切です。どんな目的で、誰に、どんな情報を届けて、どういった行動を起こしてもらうのか。そして、それを実現するために、どんな集客の工夫を組み合わせるのか。すべてをていねいに考え抜いてデザインやコンテンツに落とし込んでいく必要があります。

今回は、私たちが実際に手がけた3つの案件・プロジェクトを通じて、どうやって「成果の出るホームページ」を作り、見込み客との接点を作り、Web集客を成功させて弊社顧客の事業の成長をお手伝いしてきたのかをお伝えしていきます。

これからホームページを作りたい、あるいは今のホームページをなんとかしたいと考えている方にとって、少しでもヒントになればうれしいです。

本事例はすべて確実な再現性があるものではありません。業種や規模、サービス内容によっては類似の再現性を持たない場合もあります。

ホームページ制作~Web集客実績・事例 1
個人向けサービス事業を飛躍させたホームページ制作とWeb集客施策

個人向けサービス事業を飛躍させたホームページ制作とWeb集客施策

私たちのところに、ある個人向けサービスを運営されている方からご相談がありました。すでに事業は安定していますが、もっとお客さんを増やして事業規模を拡大したいというご希望でした。

そこで、私たちがまず最初にしたことは目標を具体的に決めることです。

マーケティングの世界では、ROI(投資利益率)やROAS(広告費用対効果)といった言葉で成果を測ることがよくあります。

一般的に、Web広告におけるROASの目安は、業種や扱う商材によって変わりますが、たとえばECサイトであれば、広告費の200%~400%くらいが現実的なラインだといわれています。

今回は、事業の収益性を高めることを第一に考え、最終的なKGI(重要目標達成指標)としてROAS 300%以上を掲げました。これは、広告にかけた費用の3倍以上の売上を直接的にWeb集客で生み出すという目標です。

もちろん、短期的な売上を上げることも大切です。広告費をすぐに回収し、収益を確保していく必要があります。

しかし、今回のプロジェクトは、短期的な成果だけを追いかけるものではありませんでした。私たちは、この施策の結果目標を「2年間」という中期的な視点で設計しました。なぜなら、今回のWeb集客の大きな柱の一つに、SEO対策とコンテンツ配信があったからです。

コンテンツは、公開してすぐに大きな効果が出るわけではありません。時間をかけて検索順位が上がり、記事が読まれるようになることで安定したアクセスを生み出してくれます。

このアクセスは、広告費をかけずに獲得できるものなので運用が軌道に乗れば乗るほど全体のROASはさらに上がっていきます。

長期的な成果を見据えるため、短期的なKPI(重要業績評価指標)も設定しました。

今回の施策では、SNS(Instagram、TikTok)でのショート動画配信も行い、お客さんとの接点を増やしていくことも視野に入れています。通常、フォロワー数をKPIに設定することが多いですが、今回はあえて、フォロワー数にとらわれすぎないように考えました。

最初の2ヶ月間は「どんなコンテンツが当たるのか」を探るテスト期間に充てるため、フォロワー数の伸びは限定的かもしれません。広告・販促の施策期間がホームページ制作・公開後6ヶ月間ということもあり、現実的なKPIとしてフォロワー数を3000と設定しました。これは、フォロワー数の増減に一喜一憂するのではなく、最終的なROAS 300%以上という収益面を大切にするための工夫です。

このように、私たちは単にホームページを作るだけでなく、事業の成長を真剣に考え、長期的なWeb集客戦略を立ててから具体的な施策に入っていきます。

項目 内容
ホームページ制作 最上位プランの利用+特設ページ+MEO
制作期間 50営業日
制作費用 150万円
月間広告予算 100万円
広告・販促内容 リスティング広告運用・SNS動画広告(35万円)
各SNSショート動画月間8本配信による

オーガニックインプレッション(40万円)

(提携先企業が制作・運用)

継続的なSEO+月間8コンテンツの継続配信(25万円)
施策期間 6ヶ月
KGI(重要目標達成指標) ROAS 300%以上

施策の全体像:ホームページ制作から集客まで

KGIとKPIを定めたら、次はそれを実現するための具体的なホームページ制作とWeb集客の戦略を立てていきます。

今回は、最上位プランをご利用いただいたため、この企画設計からお手伝いすることができました。このような、事業の目的や目標に合わせた綿密な計画は、最上位プランもしくはWebコンサルティングをご利用いただいた場合にのみご提供しています。

この企画において、私たちがまず着手したのは、ホームページの制作です。単に事業内容を伝えるだけでなく、お客さんが抱える悩みに寄り添い、解決策を提示するような構成にこだわりました。

訪れた人が「まさに私が探していたサービスだ」と思えるような、共感を呼ぶデザインやコンテンツを意識しました。

MEO(マップ検索エンジン最適化)施策も同時に行い、首都圏という地域でサービスを探している人に、確実に見つけてもらえるような土台を作っていきました。

ホームページが完成したら、いよいよWeb集客です。今回の施策は、主に3つの柱で構成されています。

  1. リスティング広告・SNS動画広告の運用 潜在的なお客さんを、キーワードや興味関心に基づいてピンポイントで狙います。動画広告は、サービスの魅力を直感的に伝えることで、クリック率やコンバージョン率の向上を目指します。
  2. SNSショート動画によるオーガニックインプレッションの獲得 InstagramやTikTokといったSNSで、月8本のショート動画を定期的に配信しました(制作・運用は提携先企業が実施)。これは、広告に頼らない、自然な形でより多くのお客さんにリーチするための施策です。動画のテーマや内容は、最初の2ヶ月間で徹底的にテストを行い、反応の良い「当たりコンテンツ」を見つけ出しました。
  3. SEO対策・コンテンツ配信 長期的な資産となるブログコンテンツの配信も同時に進めました。お客さんが抱える悩みを解決するような役立つ情報を、専門的な視点から発信していきます。すぐに成果は出なくても、半年、1年と続けることで、検索エンジンからの安定したアクセスを獲得し、広告費に頼らない集客の仕組みを構築していきます。

これらの施策をそれぞれ単独で行うのではなく、ホームページを中心に有機的に連携させていくことが重要です。「リスティング広告やSNSからの訪問者をホームページ上でしっかりと受け止め、次の行動へとつなげる。そして、コンテンツから訪れた人が、最終的にサービスに関心を持つように導いていく」こうして、Web集客の「仕組み」全体を最適化していきました。

具体的な施策の詳細については、ご依頼者さまの事業情報保護のため非公開とさせていただいていますが、このような形で、私たちのチームが一体となり、成果を出すための戦略を実行していきます。

ホームページ制作とWeb集客施策はテストと分析から方向性を定める

ホームページ制作やWeb集客を成功させるためには、はじめからすべてを決めつけてしまわないことが重要です。

どんなに優れたWeb集客戦略を立てても、現実の市場やトレンドは常に動いているからです。

私たちは、最初に綿密な計画を立てる一方で、その計画を柔軟に調整していくためのテストと分析の期間を大切にしています。

今回のプロジェクトでは、施策開始後の最初の2ヶ月間をテスト期間と位置づけました。ホームページ制作前の企画設計段階と、このテスト期間に行ったのは、主に以下の二つのことです。

キーワードリサーチと需要の把握

一つ目は、キーワードリサーチと需要の把握です。ホームページ制作を始める前に、サービスに関連するキーワードを徹底的に洗い出しました。これは、単にSEO対策のためだけではありません。

人々がどのような言葉でサービスを探しているのかを知ることで、ホームページのコンテンツをよりニーズに合ったものにできますし、現実的な市場の需要にどれくらいの上限があるのかを把握するのにも役立ちます。

この調査結果は、その後のSEO施策やコンテンツ制作の方向性を決める上でとても重要なデータとなります。

広告とコンテンツのテスト

二つ目は、Web広告とコンテンツのテストです。広告においても、予算を最初から満額使うのではなく、少額で複数の広告パターンをテストしました。

どの広告やコピーが最もクリックされるか、どんな動画が最後まで見られるか。地道なABテストを繰り返すことで最も費用対効果の高い「当たり」のパターンを探し出しました。

これは、SNSショート動画の制作においても同じです。

月8本というコンテンツ数をただ消化するのではなく、最初のうちはさまざまなテーマや構成の動画を試し、再生数やコメント、シェアといった反応を細かく分析しました(提携先企業と共同実施)。

トレンドは時期や季節によっても変化します。たとえば、夏休みシーズンには特定のキーワードの需要が上がったり、季節のイベントに関連した話題が注目を集めたりします。最初から「これが正解だ」と決めつけず、常に市場の動きを観察して柔軟に方向性を調整していくことが大切です。

このテスト期間を経て、私たちが「これだ」と確信を持てた段階で、本格的なコンテンツ配信と広告運用に移行しました。このプロセスこそが長期的な視点で費用対効果を最大化し着実に成果を上げていくための大切なステップになります。

ホームページ制作とWeb集客施策の結果 目標達成とそこから見えた次の展望

テストと分析を経て本格的な施策を開始した結果、私たちの立てた戦略はしっかりと成果に結びつきました。

施策開始から2ヶ月が経った頃、予想通りSNSのショート動画によるオーガニックインプレッションが大きく伸び始めました。この効果がはっきりと見え始めたため、リスティング広告とSNS動画広告に割いていた費用を、当初の35万円から25万円に、さらに3ヶ月目以降は15万円にまで減らすことができました。これにより、広告費を抑えながらも流入を減らすことなく集客を維持できるようになりました。

この費用調整が功を奏し、6ヶ月間の施策全体でKGIとして掲げたROAS 300%以上を達成することができました。これは、私たちが最初に立てた「短期的な収益確保」と「長期的な資産形成」という二つの目標が、うまく両立できた証だと考えています。

長期的な資産であるSEOとコンテンツ配信も、着実に成果を上げ始めています。施策開始後から、自然検索からの流入数は徐々に増え、主要なキーワードやMEOにおいても検索結果のトップ10入りを果たすことができました。

もちろん、これで終わりではありません。今後の展望も見えています。たとえば、主要キーワードでトップ10入りはできましたが、例えばトップ3に入ることでさらなる流入増加が見込めます。そのためには、継続的なコンテンツの追加や既存コンテンツのアップデートが必要です。リスティング広告は、今後も継続して運用していくことが望ましいでしょう。

参考 検索順位10位と3位の検索流入数の違い

検索順位がたった数位違うだけで、検索エンジンからの流入数には大きな差が出ます。Webマーケティングの世界では、この順位がもたらす影響を理解しておくことは非常に重要です。

順位 推定クリック率(デスクトップ) 推定クリック率(モバイル)
1位 約28.5% 約24%
2位 約15.7% 約12%
3位 約11% 約8%
4位 約7.5% 約5%
5位 約5.1% 約3%
6位 約4.1% 約2%
7位 約3.2% 約1.5%
8位 約2.5% 約1%
9位 約2.2% 約0.8%
10位 約2% 約0.7%

SEOによる自然検索がもたらす広告価値

私たちは、日々Web集客のお手伝いをする中で目に見える広告の成果だけでなく、目に見えない「Web資産」の価値をとても重要視しています。その代表的なものが、SEO対策によって増える自然検索からの流入です。

たとえば、リスティング広告で1クリックあたり200円程度のキーワードがあったとします。

これは、1人の見込み客をホームページに呼び込むために200円の広告費を支払っている計算になります。

もし、このキーワードであなたのホームページが自然検索の上位に表示され、月に100件のアクセスを獲得したとしましょう。

これは、広告費に換算すると、

100件 × 200円 = 月間20,000円

の価値があることになります。

さらに、これを1年間で考えると、

20,000円 × 12ヶ月 = 年間240,000円

もの価値を生み出していることになります。

しかも、これは一度コンテンツを作成し上位表示が維持されている限り、広告費をかけずに継続的に得られる価値です。広告のように、費用を止めた瞬間にアクセスがゼロになることはありません。

このように、自然検索からの流入は日々の集客を支えるだけでなく、中長期的に見ると事業のWeb資産として大きな価値をもたらしてくれます。

SNSのオーガニックインプレッションの効果と価値

そして、SNSのオーガニックインプレッションの効果は、いつまでも右肩上がりで伸び続けるわけではありません。トレンドは常に変化しますし、時間の経過とともに効果が下がっていく可能性もあります。

もしこの効果の低下が原因で収益が下がると予測される場合は、また新たな企画を立てて、次の「当たり」を探す施策を6ヶ月ほど運用することも大切です。

今回の成功は、単にホームページを作ってWeb広告を回すだけでなく、事業の成長に真摯に向き合い、柔軟な思考で施策を調整していったからこそ得られた結果です。

自然検索と同じように、SNSのショート動画も事業の大切な資産になります。広告費をかけずに多くの人に見てもらえる「オーガニック再生」は、まさにその代表例です。

たとえば、TikTokやInstagramのリールで100万回再生されるような「バズった」ショート動画があったとします。

もし、この100万回の再生を広告で獲得しようとした場合、どのくらいの費用がかかるでしょうか?

一般的なSNS動画広告のCPM(1,000回表示あたりの費用)は、相場で400円〜1,000円といわれています(広告の目的やターゲティング、配信するSNSの種類によって大きく変わります)。仮に、間をとって600円で計算してみましょう。

100万回 ÷ 1,000回 × 600円 = 600,000円

となります。

なんと、1本のショート動画が、60万円もの広告費に相当する価値を生み出している計算になります。

オーガニック再生の本当の価値は、単なる広告費の換算だけではありません。広告は、その動画を「見ただけ」で終わってしまうことも多いのが実情です。

一方で、マーケティングにつながる内容でバズったショート動画は、サービスや事業そのものに興味を持ったユーザーを、プロフィールやホームページへと自然に誘導してくれます。

広告に頼らずにこれだけのリーチを獲得できることは、事業の認知度向上とブランドイメージの確立に大きく貢献します。このように、オーガニックで再生されたショート動画は、単なる広告費用以上の価値を、長期的に事業にもたらしてくれます。

参考 高単価なSNS動画広告のCPM

Instagram広告 1,000回表示あたり500円〜1,000円

Facebook広告 1,000回表示あたり400円〜700円

TikTok広告 1,000回表示あたり100円〜1,000円

YouTube広告(スキップ不可のバンパー広告など) 1,000回表示あたり400円〜800円

SNS動画広告は同じCPMでも、配信する媒体や広告の種類によって費用に幅があるのが特徴です。

ホームページ制作・Web集客実績 その2
ECサイトの売上ゼロから在庫完売を実現したプロモーション

ホームページ制作・Web集客実績 その2ECサイトの売上ゼロから在庫完売を実現したプロモーション
私たちのところに、ある生活用品メーカーの担当者様からご相談がありました。 その製品は、品質もデザインもとても良いもので、すでに大手ECモールでは一定の販売実績がありました。しかし、自社で立ち上げたECサイトでは、なぜか売上がまったく伸びないという課題を抱えていたのです。

「この良い製品を、もっとたくさんの人に知ってもらいたい」

そんな思いを形にするため、私たちはこのプロジェクトをスタートさせました。 今回のプロジェクトでは、ホームページの役割を「会社案内」から「販売の拠点」へとシフトさせることが重要でした。そのため、商品の魅力を最大限に引き出すための戦略を立てていくことにしました。

項目 内容
ホームページ制作 スタンダードプランの利用+特設ページ(LP)
制作期間 20営業日
制作費用 50万円
主な施策 動画インフルエンサーによる商品紹介動画の企画
商品ページの改良と特設ページの制作
成果 動画公開から5日で在庫200個を完売

売上ゼロの課題をどう乗り越えるか

今回のプロジェクトは、ある生活用品メーカーの担当者様からのご相談から始まりました。

製品自体は、小売店で一定の販売実績があり、品質にも自信があるとのことでした。ところが、自社で制作されたECサイトでは、全くと言っていいほど売上が立たないという深刻な悩みを抱えていらっしゃいました。

私たちはまず、そのECサイトを拝見しました。

サイトには、外部のECプラットフォームの機能が導入されていて商品の購入自体はできる状態でした。しかし、商品ページの内容は最低限の情報しかなく肝心のプロモーションは一切行われていませんでした。

これでは、どれだけ良い商品でもお客さんにその存在を知ってもらうことはできません。失礼な表現となりますが、売上がゼロなのは、ある意味当然の状況でした。

当初のご相談は、商品の魅力を伝えるための特設サイトを作りたい、そしてECページの改良をしたいというものでした。私たちはそのご要望に対し、プロモーションの道筋をどう作るか、一緒に考えるところから始めました。

そんな打ち合わせの最中に担当者様から、とても重要なご相談をいただきました。

「動画インフルエンサーから、この製品を紹介してもいいかという連絡が来ました。どう対応すべきでしょうか?」

私たちは、すぐに「その話はとてもいいチャンスです」とお答えしました。 動画の内容や方向性にもよりますが、もし無償で製品を紹介してもらえるなら配信者がよほどの問題を抱える方でない限り断る理由はありません。むしろ、このチャンスを最大限に活かし、一気に販売実績を作るプロモーションの道筋を提案しました。

この「偶発的な」インフルエンサーからの連絡が、今回のプロジェクトの大きな転換点になりました。私たちは、ホームページ制作と動画プロモーションを連動させ、短期的に最大の成果を出すための戦略を立てていくことにしました。

ホームページと動画プロモーションの連動

インフルエンサーからのオファーという千載一遇のチャンスを活かすため、私たちはホームページと動画プロモーションを連動させるための戦略を立てました。

まず、私たちが着手したのは、特設サイトの制作です。

既存のECプラットフォームの商品ページには、商品の色やサイズ、素材といった事実的な情報しか記載されていませんでした。これでは、お客さんが「なぜこの商品を選ぶべきなのか?」や「この商品を使うことで、どんな良いことがあるのか?」を想像するのは難しいです。類似商品が数多くある中で、この製品が少し高額な理由も、まったく伝わらない状態でした。

そこで、私たちは以下のポイントを大切に、特設サイトを設計しました。

  • 商品の利用シーンを明確にする 「どんな時に、誰が、どのように使うと便利なのか」を、写真や短いテキストで具体的に表現しました。
  • 価格の根拠を伝える 高品質な素材を使っていることや、独自の技術があることなど、高額な理由をしっかりと説明しました。これは、ただの「モノ」ではなく「価値」を伝えるための大切な工夫です。

この特設サイトの最大の狙いは、商品の利用シーンなどを明確にしてニーズ喚起を行うこと、そして動画の内容とホームページのメッセージを一致させることでした。

インフルエンサーが動画で商品の魅力を伝えた後、興味を持ったユーザーは必ずといっていいほど、概要欄のリンクを辿って特設サイトを訪れます。そのとき、動画で感じた「いいな」という気持ちが、ホームページでもさらに強まるように。そして、「これなら買いたい」という購買の動機付けにスムーズにつながるように、サイト全体をデザインしました。

ホームページと動画という二つの異なるメディアが、同じメッセージを語ることで、お客さんの心に強く響く仕掛けを作ったのです。

わずか5日間で在庫200個を完売

動画プロモーションの公開日を、特設サイトの公開と連動させ、すべての準備を整えました。そして、ついに動画が公開されると、その反応は私たちの予想をはるかに超えるものでした。

5日間で再生回数は15万回程度でしたが、動画を見たお客さんが、次々とホームページにアクセスしてくださいました。動画で「使ってみたい」と感じた気持ちが、特設サイトで商品の魅力や価値を再確認することで、「すぐに購入したい」という強い気持ちに変わっていったのでしょう。

ECサイト(ECプラットフォーム)側に設置したアクセス解析を参照すると、動画概要欄から直接ECサイトにアクセスする例もありましたが、アクセスの大半は特設サイト経由でした。

動画概要欄→特設サイト→ECサイト(ECプラットフォーム)という流れができました。

結果は、動画公開からわずか5日間でECサイトにあった在庫200個がすべて完売しました。

今回の成功は、どれだけ良い商品でも、他の販売ルートで実績があったとしても、ただ「商品がありますよ」と情報を載せておくだけでは、お客さんの心に響かないということを改めて教えてくれました。

ただ情報を置くだけではなく「誰に、何を、どう伝えるか」というプロモーションの道筋をしっかりと作り、お客さんの「欲しい」という気持ちを最大限に高めていくことがとても重要です。

そして、そのための最適な場所として、ホームページをどう活用していくか。

今回は、インフルエンサーという「きっかけ」を最大限に活かし「売るための仕掛け」を作り上げることができました。

Web集客実績 リピーターを増やす仕組み作りとEC売上向上施策

Web集客実績 リピーターを増やす仕組み作りとEC売上向上施策

3つ目の事例は、実店舗の販売は好調でありながら、ECサイトの売上が伸び悩んでいた、ある食品事業のお話です。

この事業では、長年地域のお客さんから愛されていて、実店舗にはいつもたくさんのリピーターがいらっしゃいました。いわば、「地域に根ざした事業」として成功されていました。

しかし、ECサイトの売上は、実店舗の好調さとは裏腹に思うように伸びていませんでした。せっかく作ったECサイトが、事業の成長に貢献できていないという課題を抱えていたのです。

そこで私たちは、この事業の「実店舗ではリピーターが多い」という強みを活かし、ECサイトを新たな収益の柱へと育てていくための戦略を立てていくことにしました。

項目 内容
Webコンサルティング 企画設計+広告設定
費用 45万円
広告予算(施策前) 月間3万円
広告予算(施策後) 月間30万円(2ヶ月間)(他のWeb広告)
主な施策 お試しパックの企画から新規ユーザー獲得
実店舗の認知度向上のためのMEO実施(12万円)
成果 2ヶ月間で新規申し込み・ユーザーを200名獲得
施策開始から6ヶ月までの間に、半数以上のリピート+大口の受注を複数回獲得し、広告費を回収

Web集客施策の背景 実店舗の強みをWebで活かす

今回の事業は、実店舗で安定したリピーターのお客様を多く抱えているというとても強い地盤がありました。しかし、ECサイトの売上はなかなか伸びず、フリマアプリでの販売実績がある程度あるくらいでした。

なぜ、お客さんがECサイトで購入してくれないのか?

考えられる理由はいくつかありましたが、特に大きな課題は、初回注文時の「選択のストレス」と「地域別送料」でした。ECサイトを訪れたお客様は、たくさんの商品の中からどれを選べばいいのか分からず、そのままサイトを離れてしまうことが多かったのです。また、商品代金に加えて地域別の送料がかかることが、購入への大きなハードルになっていました。

実店舗では、店員さんがお客様におすすめの商品を直接案内したり、試食をしてもらったりできます。しかし、ECサイトではそれができません。そこで私たちは、このECサイトの課題を解決するため、そして実店舗の「おもてなし」をWebでも再現するために、いくつかの工夫をすることにしました。

まず、初めてECサイトを利用するお客様のために、人気商品を厳選し「お試しパック」としてパッケージ化しました。これなら、たくさんある商品の中から迷うことなく気軽に注文できます。

次に、このお試しパックに限り、送料を全国一律にしました。これは、ECサイトで初めて注文するお客様の負担をできるだけ減らし、購入への一歩を踏み出してもらうための大切な戦略です。

今回のプロジェクトでは、このようにしてECサイトの課題を解決し、実店舗の「リピーターが多い」という強みをWebの世界でも活かしていくことにしました。

Web集客施策の全体像 Webコンサルティングと広告運用の最適化

ECサイトの課題を解決するための準備が整ったところで、私たちはWeb広告の運用を最適化する戦略を立てました。

それまで、この事業では長期間にわたって月3万円という少額のリスティング広告を漠然と運用されているだけでした。これでは、新規のお客様にリーチすることは難しいと考えられます。

そこで私たちは、この状況を大きく変えるために月30万円に広告予算を引き上げ、他のWeb広告を活用して、2ヶ月間で短期的に新規のお客様を集中して獲得することにしました。

「いきなり広告費を10倍も増やすなんて大丈夫?」

そう思われるかもしれません。

しかし、この大胆な戦略が可能になったのは、実店舗でのリピート率が非常に高いという、この事業の大きな強みがあったからです。

私たちは、一度の受注で広告費を回収するという短期的な目標ではなく、「お客様になっていただいた後、何度もリピートしていただくことで、中長期的に広告費を回収する」という視点で戦略を立てました。

さらに、Web広告の運用と並行して、実店舗の認知度を高めるMEO(マップ検索エンジン最適化)施策も行いました。Googleマップ上での露出が極端に少なかったため、地域の方々に「このお店、どこにあるんだろう?」と検索されたときに確実に見つけてもらえるような対策をしました。

これらの施策を同時に進めることで、ECサイトの売上向上だけでなく、実店舗への集客にもつなげていく、全体的な成長戦略を描いていきました。

Web集客施策の結果 新規ユーザー200名獲得と広告費の回収

大胆な広告運用を始めてから2ヶ月後、私たちは大きな成果を手にすることができました。

集中した広告施策によって、新規でECサイトに申し込んでくださったお客様は200名を超えました。目標通り、たくさんの新しいお客様に私たちの「お試しパック」を手に取っていただけたのです。

もちろん、それまでとは比べ物にならない広告費をかけたため、この時点ですぐに総費用を回収できたわけではありません。しかし、ここからが、私たちが最初から描いていた「中長期的な回収」の始まりです。

初回購入から2ヶ月以内に、半数以上のお客様が2回目以降の購入をしてくれました。さらに、大口のご注文をいただくことも複数回あり、結果として、広告費を含めた総費用を4ヶ月で利益ベースで回収することができました

今回の施策は、広告をただの「費用」ではなく、「将来の顧客を獲得するための投資」として捉えることで成功しました。そして、一度きりの購入で終わらせないために、私たちはさらなる工夫を提案しました。

商品の購入後に、お客様にSNSのフォローをお願いしたり、店舗のSNSをより活発に運用していただくようにアドバイスしました。これによって、お客様に商品を思い出してもらう機会を増やしECサイトでのリピート注文にもつながるよう促したのです。

このように、今回のプロジェクトでは、実店舗の強みである「リピーター」をWebの世界でも再現し、事業の成長を着実に進めることができました。

ホームページ制作・Web集客成功事例から紐解く事業を成長させるための施策の共通点

一般的には、「ホームページ制作」や「SEO」や「広告運用」などの単体のサービス事業が多いですが、弊社ではすべてを包括したWeb集客、Webマーケティングに対応しています。

ここまで3つの事例をご紹介してきました。事業内容も、解決すべき課題も、施策の内容もそれぞれ違いますが、この成功の裏側には、共通した考え方があります。

1. 明確な目的と目標を定める

どの事例でも、私たちは「なぜ、何のために」その施策を行うのかを、最初に徹底的に考えました。ただ「ホームページを作りたい」「売上を上げたい」という漠然としたご要望ではなく、「ROAS300%以上を達成する」「ECサイトの売上をゼロから作る」といった具体的な目標に落とし込みました。

目的と目標が明確になることで、やるべきことがはっきりします。そして、チーム全員が同じ方向を向いて進んでいくことができます。

2. データに基づいたWeb戦略設計

感情や感覚だけで施策を進めることはありません。私たちは、キーワードリサーチや市場のトレンド、そして実際の施策から得られるデータを常に分析しています。

データは、私たちが立てた仮説が正しかったのか、もし間違っていたとしたらどこを修正すればいいのかを教えてくれます。テストを重ねて「当たり」を探したり、費用対効果を見ながら広告費を調整したりする。こうした地道な分析が着実な成果につながっていきます。

3. ホームページとWeb集客施策の連携

ホームページは、ただ存在するだけでは意味がありません。今回の事例のように、動画広告やSNS、SEOといったさまざまな集客施策と連携して初めてその価値を最大限に発揮します。

Web集客施策で興味を持ってもらったお客さんを、ホームページでしっかりと受け止め、次の行動へとスムーズに導く。この導線がきちんと設計されているかどうかが、成果を大きく左右します。

もしすでにホームページをお持ちの方でもご安心ください。

弊社では単なる漠然とした改良だけでなく、集客や販売実績を作ること、新しいお客さんを獲得することなどを、一から企画設計させていただくことが可能です(このサービスはWebコンサルティングでご対応しています)。

私たちは、お客様の事業を、単なる「ホームページ制作」という枠を超えて、本当に成長させていくお手伝いをしたいと考えています。

今回お話ししたようなWeb集客のプロセスが、あなたの事業をWebで成長させるためのヒントになれば幸いです。

本事例はすべて確実な再現性があるものではありません。業種や規模、サービス内容によっては類似の再現性を持たない場合もあります。


著者・監修 : 株式会社ファンフェアファンファーレ

2012年創業の京都のWeb制作会社 ホームページ制作やSEO、Web集客・Webマーケティングをメインテーマにお届け。SEOやAI活用、Web以外の集客何でも来いです。中小零細企業を中心に「きちんとしたホームページ集客」を考えて、ホームページ制作や様々なWeb集客戦略を提案しています。 ホームページ制作に限ると、のべ制作数は160社(少ないって?それはそれだけ1社あたりのWeb集客施策や修正に集中してるからさ)

「ホームページ制作~Web集客実績・事例「個人向けサービスの集客成功」や「販売ゼロのEC商品を完売」」のカテゴリ Web制作・Web関連
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