しばらくして、一平が俺の事務所にふらりと遊びに来た。オンラインでのやり取りばかりだったから、顔を合わせるのはずいぶん久しぶりだ。 「よお、健太。調子はどうだ?」 一平は、変わらない飄々とした態度で、事務所を見回した。以前の重苦しい雰囲気は薄れ、どこか活気が戻ってきたように感じる。これも、LPからの受注が増え始めたおかげだろう。 「おかげさまで、なんとかやって 第一章 第十六話|霧深き夜に見た繊月霧深き夜に見た繊月 on 2025年8月11日 by ホームページ制作 京都のWeb制作会社 株式会社ファンフェアファンファーレ (updated on 2025年8月13日)