祭りの翌日、「まごころ弁当」の朝は、心地よい疲労感とともに始まった。 普段通りの仕込みの時間だが、厨房の空気は少し違っていた。 「昨日は……凄かったな」 浩二が鍋を火にかけながら、独り言のように呟いた。 「ええ。お断りしてしまったお客様には申し訳なかったけど……でも、あんなに並んでくれるなんて」 真紀は、昨日の喧騒を思い出しながら、エプロンの紐を締めた。だが 第二章 あかねいろのまごころ 第二十三話|霧深き夜に見た繊月霧深き夜に見た繊月 on 2026年2月6日 by ホームページ制作 京都のWeb制作会社 株式会社ファンフェアファンファーレ