今回は、「TikTok動画運用で成果を出すプロの戦略とブランド毀損リスク」をテーマにホームページ制作を中心とした弊社が、TikTok運用等SNS動画制作・運用を手掛ける業界トップの動作制作・運用代行会社の社長に直撃します。
「なぜホームページのプロがTikTokのトッププロに話を聞くのか?」
理由は簡単です。Web集客・マーケティングは、ホームページ単体では語ることはできないからです。
AIやマイクロコンテンツが人々の関心を奪う中、SEOやコンテンツマーケティング、リスティング広告などの効果が低下している現代において、一つの突破口となるのが、SNS、そして動画運用です。
その中でも特にTikTokを中心に。その「集客効果や特性」、「自社運用」「企業としてどのように活かしていくとよいのか?」についてお話を伺いました。
今回の対談相手 株式会社ワンダーフォーサイト
代表取締役 山田雄大氏

今回お話を伺ったのは、SNS・TikTok動画制作、SNS集客・運用代行を手掛ける株式会社ワンダーフォーサイトの代表取締役、山田雄大氏です 。
株式会社ワンダーフォーサイトの具体的な実績はこちら
株式会社ワンダーフォーサイトの圧倒的な実績
ワンダーフォーサイトの実際のTikTok動画運用実績は、1動画で最大再生数が500万回という数字を誇ります 。その他、実は有名なインタビュー系アカウントの運用も手掛けています 。
日本で100万回超え動画を運用できる企業はごく少数
山田氏によると、TikTok内の日本のアカウントで、企業系アカウントが100万回超えの動画運用をしているケースは、ほとんどないのが実情とのことです 。
運用代行会社はたくさんありますが、実際に同程度の成果を出し続けている会社は非常に限られています。
弊社株式会社ファンフェアファンファーレでは普段、企業様のホームページ(ウェブサイト)制作やコンテンツマーケティング、SEOを通じた事業成長のお手伝いをしています。
近年はテキストベースのコンテンツはよりコアな層のみに閲覧され、リーチ自体は低下傾向にあります(そのためCTRは高まり、またクリックあたりのCVは高まっています)。
ここで疑問が湧きます。
人々はどこで何をしているのか?
そのひとつはYouTubeやTikTokなどの動画プラットフォームです。
「最初の接点づくり」において、そのような動画プラットフォーム内で認知拡大を行ったり、「もっと詳しく」というきっかけを提示する方法のひとつがショート動画です。
ただ、実態として下手に運用しても、かつての成果の出ない「記事コンテンツ」と同じ轍を踏むのではないかという強い懸念がありました。
その疑問を解消するため、
「TikTok動画制作・運用について、素人とプロの差はどこにあるのか」 、
そして「SNS動画運用は事業に本当の成果をもたらすのか」という本音を、
SNS動画制作・運用のトッププロである山田氏に直接お聞きします。
SNS動画制作は「事業成果」に繋がるのか?

対談のメインテーマは、
「SNS動画制作 TikTok・Instagramリール・YouTubeショート動画運用の集客効果はいかほどに」
という内容です 。
本記事ではTikTokを中心に話を進めますが、ショート系動画はどのプラットフォームでも基本的な施策は似ています 。それぞれのプラットフォームには特性がありますが、その点は概要のみ触れていきます 。
とにかく最近はAI活用が盛んになり、検索経由のマーケティングにおいて「精度が高まる一方、アクセス自体は少ない」という現象が起こっています。
既に何をするかが決まっている場合の検索エンジンマーケティングは制度が高いですが、一方で「出会い」の数が減っています。
そこで注目されるのがSNS、特に動画の運用です。
TikTokやInstagramのリール、そしてYouTubeショートなどがその代表格です。
さらに面白いのが、TikTokは「For You」機能によって、フォロワーに依存しない形で出会い、接点が生まれる可能性を秘めているという点です。
という点をお伺いしました。
Q.若者が踊っているだけのイメージが強いTikTokですが、本当に企業利用の価値があるのでしょうか?

(株式会社ワンダーフォーサイト)
TikTokの一番の利点は、アカウント開設初期からいきなり爆発的に認知拡大につながることがあるという点です。
弊社の事例では3週間ほどで最大再生回数200万回、フォロワー12000程度まで伸びるアカウントの事例もあります。
ただ、リーチするだけでは認知拡大にはつながっても、直接の集客に繋がらないこともあります。
Q.うまくいくアカウント運用の特徴などはあるのでしょうか?

(株式会社ワンダーフォーサイト)
飲食店などの場合は直接来店という形があるため効果はわかりやすいです。
正確な数値としてはわかりませんが、実際にバズが起こったあと、次回投稿用の撮影に行った時にはお店に行列ができていました。
一方、オンラインなどで問い合わせを受け付けるような業種の場合、コメント対応などをしっかりとされています。
Q.TikTokに限らずSNSは打ち上げ花火感がありますが、効果は継続するのでしょうか?

(株式会社ワンダーフォーサイト)
バスコンテンツの場合は打ち上げ花火のようにすぐに終わってしまいますが、旧来からのWeb集客と同様にSNS運用も積み上げ式だと考えています。
TikTokやInstagramの運用をした場合においても、仮にアカウント開設から1ヶ月位内にバズが起こったとしても、実際の集客効果が出始めるのは3ヶ月目~というケースが多いという感触があります。
話題性のある飲食店やイベント、施設の場合は瞬間的なバズがある程度の集客効果を生むことはありますが、その場合、効果も瞬間的です。
企業利用の場合は、ユーザーとSNSプラットフォーム両方に信頼される運用が堅実です。
SNS運用最大の誤解「空振り」と「ブランド毀損リスク」

「では、ぜひ我が社でもTikTok運用を始めてみよう」
「Instagramをやろう」
ということになりますが、SNS運用を始める場合にはいくつかの注意点があります。
まずは、「空振り」です。きちんと企画して運用しないと空振りに終わることが多いのがSNS運用です。
また、一番のリスクは「バズ狙いのブランド毀損」です。
ホームページ制作・運営やSEOと比較して、自社アカウント・競合アカウント問わず、リアルタイムで数字を確認することができるSNS特有の「数字を追う」という目線が、企業にとってはリスクとなり得るようです。
【警鐘】安易な再生回数至上主義が企業ブランドを傷つける
多くの企業が再生回数やいいね数といった「バズ」を成果の指標にしがちです。しかし、これが大きな落とし穴になります。
SNS動画運用代行会社の中には、成果として再生回数などの数字を追うあまり、企業のブランド維持にまで気が回らないケースがあるからです 。
認知拡大を狙うにしても、低俗なバズコンテンツは、当然ながら企業のブランディングには不向きです。
再生数を求めた結果、企業ブランドを傷つけてしまうリスクがあることを認識しておいた方が無難です。
Q.実際、SNS運用代行会社も生まれてきていますが、その界隈の実際の様子はどのようなものなのでしょうか?

(株式会社ワンダーフォーサイト)
一般的に企業からSNS運用代行の依頼を受ける場合、何かしらの施策の実績を示すことが求められます。
「実際の効果はどうなのか?」という点において、SNSは様々指標がほぼリアルタイムで確認することができます。
そこで、再生回数が一つの目安になりますが、個人アカウント運用の延長で「注目されればいい」という目線で動画を配信して数を稼ぐことに意識が向きやすいようです。
しかしこの運用方法は、再生回数という安心材料はあっても、実際の結果には繋がりにくい傾向にあります。バズ狙いの際どい動画は、アカウント停止などに至る場合もあります。
TikTokの最大の特徴「For You」が生む可能性と空振り
TikTokの最大の特徴は、フォロワーが少なくても「For you」におすすめとして動画が届くことです 。
この仕組みにより、アカウント開設のスタートからリーチが爆発する可能性があります 。
企業が自社運用を始めた際、この爆発力に期待して運用するものの、単に動画をアップするだけでは期待通りの成果が得られず、空振りに終わるケースが多く見られます 。
Q.普通に動画投稿をしてもなかなか伸びないということはわかります。では、「For You」に登場する動画とそうでない動画の違いは何でしょうか?

(株式会社ワンダーフォーサイト)
TikTokにも特有のアルゴリズムがあります。一番は「For You」を受け取る側のユーザーの「興味・関心」にいかにマッチしているかどうかです。
これはTikTokに限らず、InstagramやYouTubeでもその傾向があります。
企業のSNS利用の目的とユーザーの興味関心をいかにすり合わせるかが大切となります。また、アカウントの方向性を示すための継続配信も重要です。
単発の動画や数本の動画では、そうした流れに乗ることは難しいため、弊社では6ヶ月以上の中期運用からご依頼を受けています。
二つの方向性「認知拡大」と「CV」を両立させるSNS運用

SNS運用には主に「認知拡大」と「CV」という2つの方向性があります。
きちんとした企画に基づいて運用することで、これらを両立させることが可能となります。
ただ「伸びる動画」と「成果が出る動画」の決定的な違い
動画運用は、大きく「認知拡大」と「CV(コンバージョン)」の二つの方向性で設計されます 。
ワンダーフォーサイトが指摘するのは、「とにかく動画を作ればいいわけではない」ということです 。これは、弊社がホームページ制作・コンテンツマーケティングにおいて「無計画に記事・ブログを書けばいいわけではない」という点と共通しています。
SNS動画は、すぐに購入や問い合わせをする「今すぐ客」を掴むのにはあまり向いていません 。その場合は、リスティング広告などのほうが効果的です 。
Q.再生回数を目安に「認知拡大」にとらわれやすいですが、実際どのようにすれば集客などにつなげることができるのでしょうか?

(株式会社ワンダーフォーサイト)
業種にもよりますが、動画単体で完結させることは極めて困難です。
飲食店のように、興味を持って来店するだけという場合は、認知拡大と来店動機を動画だけで完結させることができますが、企業の場合は動画視聴の次の行動を設計する必要があります。
CV(コンバージョン)から逆算した設計とは
重要なのは、最終的なCVから逆算して動画を設計することです 。
例えば、採用をゴールとするなら、企業の空気をどんどんオープンにするような動画を配信するなど、目的に合わせた設計が求められます。
ターゲット顧客が次にどんな行動を取るのか、その導線を緻密に設計することがプロのアマチュアを分けるものとなります。
Q.実際の例としてはどのような設計が良いのでしょうか?成功事例などを教えて下さい

(株式会社ワンダーフォーサイト)
実際のCVにつながる事例としては、動画→LP・ホームページ→CVという流れを作ったり、中間のCVとしてオンライン相談やLINE登録などに設計されています。
例えば、動画内のコメントへの返信で既に信頼関係が生まれるため、その後のオンライン相談にはつながりやすいという傾向にあります。
(オンライン相談受付と対応の仕組みは準備しておく必要があります)
一般的にSNS動画運用の代行においては、総再生回数やフォロワー数の増加を目指すことが多いようですが、動画で認知を拡大するという数値的な目標設計だけでは、本当の意味での「成果」までは至らないケースが多いようです。
全体的な集客の流れを設計したうえで、TikTok運用やInstagram運用を開始すると良いと思います。
TikTok運用は爆発から始まる「積み上げ式」のコンテンツ

TikTokはスタートからリーチが爆発する可能性がありますが、結果は意外にも「積み上げ式」です 。
一過性のバズではなく、継続的に動画を配信し続けることが最終的な事業成果へと繋がります。
動画はページコンテンツを配信する「コンテンツマーケティング」の新しい形のひとつです。
弊社が手掛けるコンテンツマーケティングも、顧客にとって価値のある情報を提供し続けることで信頼を築く方法のひとつですが、その形態のひとつとして動画運用という形があります。
Q.なぜ、TikTok運用やSNS運用を「積み上げ式」だと感じますか?

(株式会社ワンダーフォーサイト)
再生回数やフォロワー数の増大という数値が注目されますが、SNSは一方的な発信ではなく、双方向のコミュニケーションの場でもあります。ユーザーは人であり、人の信頼は、一回の人気動画だけで形成されるものではないと考えています。
弊社では6ヶ月以上の中期運用から承っています。その理由は、SNSプラットフォーム、ユーザー問わず、アカウントの信頼性が大きく関わっており、継続運用をすることで、認知拡大にしても実際のCVにしても効果がどんどん高まっていくと考えているからです。
動画とホームページ(ウェブサイト)両輪で生まれる「信頼」

動画運用では、数ヶ月の継続運用で視聴者との間に「信頼」が生まれます 。
動画で興味を持ったユーザーは必ずホームページ(ウェブサイト)もしくはLPなどを訪れます。そこで体系化された情報(コンテンツ)があると信頼は確固たるものになります。
企業運営の場合はコーポレートサイトがあるため、その内部が充実しているとより一層信頼性は高まると考えられます。
ホームページの効果が低下してくると、アクセスを補うことを考えがちですが、アクセスを補うと同時に様々なメッセージを伝えることができるのがTikTok、Instagramリール、YouTubeショートなどのショート動画です。
リスティング広告効果が低下時に検討すべきSNS動画運用 TikTok・Instagramリール
ホームページと上手く組み合わせて、企業のWeb集客を加速させていきましょう。
株式会社ワンダーフォーサイト

6ヶ月間以上の中期的なショート動画制作・配信を通じたSNS集客支援を中心に
TikTok、Instagram、YouTubeを中心としたSNS広告用動画の制作
継続的なYouTubeチャンネル運営(動画の企画、制作、配信)など、様々な動画制作やSNS集客支援を提供。
東京のSNS・TikTok動画制作会社 株式会社ワンダーフォーサイト SNS集客・運用代行
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号
渋谷道玄坂東急ビル2F-C
TEL:03-6675-1795







