SEOとしての被リンクの基本的な考え方とリンク販売

SEOとしての被リンクの基本的な考え方とリンク販売


今回は、「SEOとしての被リンクの基本的な考え方とリンク販売」と題しまして、最も基本的なSEOとしての被リンクと、以前にお伝えしました「SEO会社」のリンク販売についてお伝えしようと思います。

ありがたいことに、意外と実際の知人などが、弊社オウンドメディアのヘビーユーザーになってくれていらっしゃるようです。が、「もう少しわかりやすく」ということを稀に指摘いただくため、「軽め」の記事を追加していく予定です。

検索エンジンアルゴリズムのペンギンアップデート以前は、SEO=被リンクというような風潮があり、今でもそうした考え方からリンク販売を行うSEO会社が存在しています。しかしながら、リンクは検索順位向上のためにあるわけではなく、SEOという言葉も検索エンジンに最適化するという意味を持っています。

それでは、被リンク自体の基本的な考え方を再確認した上で、SEOとの関連性を考えてみましょう。

それでは以前の記事を参照しながら、改めて「軽め」に考えていきたいと思います。

SEO会社のリンク販売

SEO会社のリンク販売

かねてより、弊社の一部のお客さまのもとに、SEO業者(SEO会社)からの勧誘が行われているようです。

SEO業者の勧誘として、お客さまのもとに来る電話営業は次のようなものです。

「今回ホームページを改良された目的は何でしょうか?SEOでしょうか?」
「御社が広告費としてSEOにかけられる予算はどれくらいでしょうか?」
「ホームページはそのままで、もっといろいろなキーワードで上位にしませんか?」
「検索結果上位表示期間だけの料金の発生になりますのでご安心ください」

こうしたSEO業者の手法は「リンク販売」であり、それはSEOではありません。

SEO業者の手法「リンク販売」=それはSEOではありません

依然として、SEO会社の有料被リンク設置、つまりリンク販売が行われているようです。何だかんだで、弊社にも「サービス代理店になりませんか?」といったタイプの営業の連絡がよく来ます(このタイプのSEO会社の方々、よく弊社コンテンツを見てみてください)。

最近では内部SEOやコンテンツ制作を手掛ける事業者も出てきていますが、未だに直接・間接問わずリンク販売の形を取る事業者もいます。

「月額いくらでリンクを設置します」というものから、「記事に紹介とリンクを付けるので費用を払ってください」というようなものまで様々です。

月額制のSEO

月額制のSEO

月額制のSEO」と謳うSEO会社は、おそらく全てと言っていいほど、リンク販売による被リンクを実施した上での検索順位向上をサービスとしていると考えられます。

サイトのテンプレートもコンテンツも変更することなく検索順位を上げる、つまりページの評価を向上させる手口といえば被リンクくらいしかありません。

しかしそれはSEOという言葉を使うには程遠いほどお粗末な方法です。

「お好みのキーワード5つを上位表示化します」

という謳い文句は、

「その指定キーワードをアンカーテキストとして設定し、リンクを設置させていただきます」

と言っているようなものだと考えることができます。

こうしたリンク販売によるSEOは、ブラックハットSEOですし、ページを見るユーザーにとっても価値をもたらすものではありません。

根本的なSEO

根本的なSEO

ホームページ制作における根本的なSEOをもう一度再考してみましょう。

SEOは「検索エンジン最適化」であって、極端に言ってしまえば、「検索順位向上」という意味ではありません

基本スタンスとしては、「ページの内容を正確に伝える」といった点や、「ページのクオリティを上げる」というような点がSEOです。

SEO(検索エンジン最適化)

メタタイトルやメタディスクリプションを始めとしたメタ設定はもちろん、サイトのテンプレートそのものを検索エンジンに適したものにしたり、ページコンテンツのマークアップを調整したり、内部リンク構造を調整したり、コンテンツそのものを強化したりといったことが本来のSEOであると言えます。

被リンクによる検索順位上位表示をサービスとしている「リンク販売業者」を「SEO会社」と表現することは、国語表現として誤りがあると言っていいでしょう。

リンクは根本的なHTMLの考え方における参照関係

リンクは根本的なHTMLの考え方における参照関係

HTMLが開発されたときのリンク(アンカー)のメインの目的は、文書に様々な論理構造を示すマークアップを施す事ができるという点と、離れた場所にある文書と文書を参照関係で結ぶというポイントです。

リンクの原則 SEOではなく「参照でルーツをたどる」

そして、「良い文献は、たくさん引用・参照される」という考え方のもと、ページの価値を測る上で、固有のページスコアに加え、リンクによるPageRankの転送という発想が生まれました。Google検索アルゴリズムのベースとなった考え方です。

ページ内でリンクを設置し、関係のあるページを掲示することは、そのページを読むユーザーにとって、内容をよりよく理解することを助けるという意味で、ページクオリティの点数を加点するということは正当だと考えることができます。

また同時に、被リンク側も「他のページで参照されている」ということは、ページクオリティを測る上でプラスとして考えられます。

そうしたユーザーにとっての配慮、「理解を深めるための工夫」や「他のページで紹介されるという客観的な評価」が検索順位決定において考慮されるといったイメージです。

すなわち、SEOとして検索順位上位化のためにリンクがあるのではなく、ユーザーにとって高い価値を持っているページに仕上げていくこと、他のページで参照されるほどのページに仕上げることが、正当な検索順位向上の方法であると考えることができます。

SEOは被リンクだという考え方

SEOは被リンクだという考え方

リンクに関するアルゴリズムが発達していなかった頃は、リンクによるPageRankの転送を利用して、検索順位を向上させるということが主流でした。

だからこそ、ペラペラのページでも、検索結果上位に表示されることがよくありました。

これは単純に、検索結果に表示されるページが持つページクオリティとしての固有のスコアが低くても、他のページからの被リンクによるスコアの受け渡しによって、固有スコアに加点される形で、ページの評価が高まったからです。

発リンクと被リンク

ホームページ制作の発リンクと被リンク

また昔は相互リンクも主流でした。これはPageRankの転送自体は一方的なものではなく、あくまで固有スコアに対するリンク本数の割合によって、評価を与えるだけで、発リンク自体でそのページのスコアが消滅するわけではないからです。

むしろホームページ制作における「ページの品質」を考える上で、関連する文書の参照自体は、ページ品質を考える上で加点されてもおかしくはありません

ただ、一方リンクの場合、リンク先のページの評価が高まるので、発リンク元とリンク先ページを比較した時に、相対的に発リンク側のスコアが低くなるだけで、別にリンクを設置したからと言って、固有のスコアが減少するわけではないとも考えることができます。

発リンクで評価が極端に下がるのならば、発リンク付きの外部キュレーションコンテンツなどは、根本から軒並み検索順位が低いはずですが、コンテンツ数の多さなどで、リンク先のコンテンツページより上位に表示されていることもあります(迷惑ですけどね。そのうち別の対策が取られるでしょう)。

リンクを買う予算があるなら、もっと良い使い道があります

「被リンク(バックリンク)」がSEOにおいて依然として強力な要素であることは間違いありません。しかし、GoogleのAIは年々賢くなっており、「お金で買われた不自然なリンク」を見抜く精度は驚くほど高まっています。

安易なリンク購入は、単にお金を失うだけでなく、ドメインそのものを傷つけるリスクがあります。ここでは、リスクを避けるための知識と、正攻法でリンクを獲得するためのプロの戦略をお伝えします。

アルゴリズムは「不自然なパターン」を完全に見抜いています

かつては、リンクの数が多ければ多いほど順位が上がる時代がありました。しかし現在は違います。

突然大量のリンクがついたり、全く関連性のないジャンルのサイト(例えば、美容室のサイトに海外の金融サイトからのリンクがあるなど)からリンクされたりしていると、Googleはそれを「自作自演」と判断します。

最近のアルゴリズム(スパムブレインなど)は、リンクを売っているサイト自体を特定し、そこからのリンク効果を無効化する処理を行っています。「順位が上がらないから」といってリンクを買っても、それは穴の空いたバケツに水を注ぐようなもので、効果がないどころか、最悪の場合は手動によるペナルティを受けて検索結果から消えてしまうことさえあります。

「数」の時代は終わり、「誰からの紹介か」が全てです

現代のSEOにおいて重要なのは、リンクの「本数」ではなく「質と関連性」です。

無名のブログからの100本のリンクよりも、同業種の信頼できる企業や、地域の商工会議所、あるいは公的なニュースメディアからの1本のリンクのほうが、圧倒的に高い価値を持ちます。

Googleはリンクを「投票」として見ていますが、それは単なる多数決ではありません。「信頼できる人が推薦しているなら、このサイトも信頼できるだろう」という、現実世界の信用に近い評価を行っています。したがって、数を増やすことに躍起になる必要はありません。

リンクを「獲得」するための仕掛け(リンクアーニング)

では、買わずにどうやってリンクを増やすのでしょうか。私たちプロフェッショナルは、これを「リンクアーニング(Link Earning)」と呼びます。自然にリンクしたくなるような理由を作ることです。

例えば、自社の業界に関する独自のアンケート調査を行い、その結果を「統計データ」としてグラフ付きで公開してみてください。他のブロガーやニュースメディアがそのデータを引用する際、出典元としてあなたのホームページ(ウェブサイト)にリンクを張ってくれる可能性が高まります。

また、便利な計算ツールや、専門家ならではの詳しい解説記事を無料で公開することも有効です。「参照されるコンテンツ」を作ることこそが、最も確実で安全な被リンク獲得方法です。

勝手についた怪しいリンクは無視しても大丈夫です

長くホームページを運営していると、海外のスパムサイトやコピーサイトから勝手にリンクを張られることがあります。サーチコンソールを見てこれに気づき、「ペナルティを受けるのではないか」と不安になる方がいらっしゃいます。

基本的には、そのまま放置して構いません。Googleはすでに、こういった価値のないスパムリンクを自動的に無視する処理を行っています。

もし、あまりにも悪質なリンクが大量にあり、かつ順位が下がっているなどの実害が出ている場合に限り、Googleサーチコンソールの「リンク否認ツール」を使って、「このリンクは評価に入れないでください」と申告することができます。ただし、これは扱いを間違えると必要なリンクまで切ってしまう諸刃の剣ですので、慎重な判断が必要です。

良いリンクは、良い事業活動の結果としてついてきます

被リンクは、本来テクニカルな操作で増やすものではなく、現実社会での活動がWeb上に反映されたものです。

イベントに登壇したり、地域の活動に協賛したり、プレスリリースを配信したりすることで、Webメディアやパートナー企業のホームページで紹介され、自然なリンクが生まれます。

SEOのためだけに画面と向き合うのではなく、リアルの場での認知を広げていくことが、結果として最強のSEO対策になります。小手先のテクニックにお金を使うよりも、取材費や広報活動に投資をするほうが、今の時代においては合理的で近道な戦略といえます。

被リンクは悪ではない

被リンクは悪ではない

不自然で、過剰な被リンクはマズイ」と言うのは、そのとおりですが、被リンク自体が悪いわけではなく、むしろ現在でもプラスにはなります

ただ、昔に比べて、単純な被リンクを受けても、それほど効果はないというだけです。

例えば、自分の所属するクラブの演奏会があって、クラブの演奏会情報についての紹介を、メンバーの個人ブログで行って、クラブの公式ホームページのコンテンツページへとリンクを設置することは悪なのでしょうか?

そんなことはないはずです。

そして、演奏会情報の事実的な部分は必ず重複します。

メンバーによって、会場名などが異なるということはありえない話です(若干の省略などは考えられますが)。

クラブの演奏会情報については、検索エンジンにおいては、クラブの公式サイトの記事が一つあれば十分ですが、メンバーの方が個人ブログで紹介して、かつ通常の発リンクを設置したからと言って、それが即座にマイナスの効果になるとは考えにくいと思います。

重複であろうが、自演リンクみたいな構造であろうが、別に検索エンジンのためではなく、単純にブログの読者登録をしている読者の方などへのお知らせがメインの目的ですから、何の問題もないはずです。

nofollowリンクの認知度

nofollowリンクの認知度

リンク設置の時に自作の場合は、「nofollow」が基本ということになっていますが、例えば高校生がアメブロを使っている場合、そういうことまで配慮できるほどの認知度はありませんし、その人の親戚が高校生の方の記事を見て、個人ブログで設置する場合でも「nofollow」は必要なのでしょうか?

リンク設置に関して様々な情報が出ていますが、別にそれほど気にしなくても、異常なまでのリンク設置でない限り、自然に最適化されます(イメージとしては、あまり多いと途中からは、ほとんど効果ゼロとかですかね)。

リンク販売を行っていたような悪質なSEO会社は、意味不明なワードサラダの中に、いきなり何千本、何万本という数の同一アンカーテキストリンクを送っていました。それほどの不自然さなら、発リンク側も被リンク側も、検索順位の下落やインデックス削除を恐れて冷や汗をかいてもいいところです。

変に被リンクに躍起になるよりも、内部コンテンツの充実のほうが安全で効率的です。

ホームページ運営の目的にもよりますが、被リンク獲得のために、ユーザーのことばかり意識してコンテンツを作るのもどうかと思います。

そんなことよりも、オウンドメディア運営をしている場合は、発信したい情報をどんどん発信したほうが良いのではないでしょうか(もちろん業種や企業の風土にもよりますが)。

リンク獲得のために記事を配信している様子は、何だか友達作りをしている人が、友達作りをしている時点で、「友だちがいないこと」を宣言しているような構造に見えてしまいます。

堂々としていれば、自分を気に入ってくれる人だけ勝手に友だちになっていくような、そのような感覚で良いのではないでしょうか。

ホームページ内に設置している古いリンクや相互リンクに要注意

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(初回投稿日 2016年11月14日)


著者・監修 : 株式会社ファンフェアファンファーレ

2012年創業の京都のWeb制作会社 ホームページ制作やSEO、Web集客・Webマーケティングをメインテーマにお届け。SEOやAI活用、Web以外の集客何でも来いです。中小零細企業を中心に「きちんとしたホームページ集客」を考えて、ホームページ制作や様々なWeb集客戦略を提案しています。 ホームページ制作に限ると、のべ制作数は160社(少ないって?それはそれだけ1社あたりのWeb集客施策や修正に集中してるからさ)

「SEOとしての被リンクの基本的な考え方とリンク販売」のカテゴリ Web制作・Web関連
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