社名検索でホームページがアメブロやSNSに負ける理由と具体的な対策


新しくホームページ(ウェブサイト)を制作し、いざ自社の社名や店舗名で検索してみると、検索結果の1ページ目には以前から運用しているアメブロ、InstagramなどのSNSアカウント、あるいはGoogleマップの情報や食べログなどのポータルサイトばかりが並んでいる⋯

肝心の新しいホームページは2ページ目以降の11位以下に沈んでおり、お客様に見つけてもらえない。事業主の方からこうした切実なご相談をいただくことは非常に多いです。

せっかく費用と時間をかけて自社の城を構築したにもかかわらず、これでは本来獲得できたはずの機会を逃しているかもしれません。検索ユーザーは「その会社・店舗の公式情報」を求めて社名検索を行います。そこで公式のホームページ(ウェブサイト)がすぐに見つからない状態は、事業に対する信頼感を損なうリスクすら孕んでいます。

今回は、なぜこのような順位の逆転現象が起きるのか、その構造的な理由を紐解き、検索順位1位を奪還するための具体的なSEO施策について詳しく解説します。

なぜアメブロやSNSが自社サイトより上に表示されるのか

なぜアメブロやSNSが自社サイトより上に表示されるのか

検索エンジンがウェブページの順位を決定する際、そのページ単体の内容だけでなく、ページが属している「ドメイン(インターネット上の住所)」自体の信頼性や権威性を非常に重く見ています。社名検索で自社サイトが負けてしまう最大の原因は、このドメインが持つ力関係にあります。

無料ブログやポータルサイトの圧倒的なドメインパワー

長年運用されているアメブロなどの無料ブログサービスや、SNS、そして飲食店であればグルメサイトなどのポータルサイトは、検索エンジンからすでに極めて高い評価を受けています。より専門的には、これをドメインパワーと呼びます。これらの巨大プラットフォームは、日々何百万というユーザーによって新しいコンテンツが投稿され、外部の様々なサイトから無数のリンクを獲得し続けています。

検索エンジンは「このドメインにある情報は、多くの人に利用されている安全で価値のある情報源である」と認識しています。そのため、巨大なドメインの傘下にあるあなたのアカウントページは、最初から強力な後ろ盾を持った状態で検索結果という競技場に立っていることになります。

アメブロやSNS特有の強力な内部リンク構造

ドメインの強さに加えて、プラットフォーム内部の構造も順位を押し上げる大きな要因です。例えばアメブロには「フォロー機能」や「いいね機能」、ハッシュタグを通じた関連記事への導線がシステムとして組み込まれています。これにより、プラットフォーム内で記事から記事へと網の目のような内部リンクが自然に形成されます。

検索エンジンの情報を収集するロボット(クローラー)は、リンクを辿ってウェブ上を移動するため、こうした内部リンクが張り巡らされたアメブロやSNSのページは非常に発見されやすく、かつ頻繁に情報が更新されていると評価されやすくなります。グルメサイトなども同様に、エリアやジャンルごとの強力なカテゴリリンクによって、各店舗のページが常に検索エンジンの目に留まる構造になっています。

公開直後の独自ドメインが抱える「孤立」という弱点

一方で、新しく取得した独自ドメインで公開したばかりのホームページ(ウェブサイト)は、インターネットという広大な世界にポツンと誕生した孤島のような状態です。

どれほどデザインが美しく、有益な情報を掲載していても、最初は検索エンジンからの信頼実績が完全にゼロです。外部のサイトからのリンクもなければ、SNSで話題にされている形跡(サイテーション)もありません。

検索エンジンから見れば「本当に実在する信頼できる事業のサイトなのか」がまだ判断できないため、相対的に評価が確定している既存の無料ブログやSNSを優先して上位に表示するアルゴリズムが働きます。何もしなければ、この孤立状態から抜け出すことはできません。

「公開しただけ」で終わらせないための初動設定

「公開しただけ」で終わらせないための初動設定

ホームページ(ウェブサイト)は制作してサーバーにアップロードしただけでは、検索エンジンにその存在をすぐに認識してもらえません。

正しい手順を踏んで、いち早く孤島から橋を架け、存在を伝えるためのテクニカルな初期設定が必要です。

検索エンジンへの正確な情報伝達と構造化

まず行うべき最も確実な手法は、Googleサーチコンソールへの登録とXMLサイトマップの送信です。これにより、検索エンジンに対してホームページ(ウェブサイト)の全体構造や新しいページの存在を直接知らせることができます。

さらに、サーチコンソール内のURL検査ツールを使用して、トップページや重要なサービスのページのクロール(巡回)をリクエストします。このテクニカルな設定を行うかどうかが、検索エンジンにホームページを正しく認識してもらうまでの期間を数週間から数ヶ月単位で左右します。

外部サービスとの連携によるサイテーションと被リンクの獲得

孤立状態を脱却するためには、すでに検索エンジンから評価されている場所から新しいホームページ(ウェブサイト)へ道を作ることが効果的です。具体的には、現在上位に表示されている公式SNSアカウントのプロフィール欄、アメブロのメッセージボードや記事の末尾、Googleビジネスプロフィールのウェブサイト欄などに、新しいホームページのURLを正確に記載しリンクを設定します。

これにより、クローラーが既存のプラットフォームを巡回した際に、新しいホームページへのリンクを発見し、評価を受け渡す流れを作ることができます。

事業情報の統一によるエンティティ(実体)の証明

より専門的には、サイテーション(言及)の獲得という視点も重要です。検索エンジンは、インターネット上で社名、住所、電話番号がどのように表記されているかを監視し、それらをひとつの事業体(エンティティ)として結びつけて評価します。

アメブロ、SNS、マップ情報、そして新しいホームページ(ウェブサイト)で、会社名や店舗名、住所の表記(例えば「一丁目二番三号」と「1-2-3」などの揺れ)を完全に統一します。情報に一貫性を持たせることで、検索エンジンは「これらのプラットフォームのアカウントと、この新しいホームページは同一の事業者のものである」と正確に認識し、分散していた評価を新しい公式ホームページ(ウェブサイト)へと集約しやすくなります。

社名検索で1位を奪還するためのタイトル戦略

社名検索で1位を奪還するためのタイトル戦略

検索エンジンがホームページ(ウェブサイト)の存在を認識し、ドメインの評価が徐々に高まってきた段階で次に重要となるのが、サイトタイトルの最適化です。検索ユーザーが「その会社」を探している時に、検索結果の画面で迷わずクリックしたくなるタイトルを設定しなければなりません。

社名のみのタイトルがもたらす機会損失

トップページのタイトル(titleタグ)が単に社名や店舗名だけになっているケースを非常によく見かけます。これでは、すでにその会社名を知っている人にしか検索されません。

さらに深刻なのは、検索結果にアメブロやポータルサイトと並んで表示された際、単に社名が書かれているだけの公式ホームページよりも、「〇〇駅徒歩3分!絶品イタリアン〇〇のブログ」のように具体性のあるアメブロのタイトルのほうが、ユーザーの興味を惹きつけてクリックされてしまう可能性があることです。クリック率が低いページは、検索エンジンから「ユーザーの検索意図を満たしていない」と判断され、順位の上昇が阻害されます。

「地域名+サービス名」で検索されたときに一番上に出るようにするには?

キーワードの詰め込みによるテーマの分散

逆に、検索からのアクセスを増やしたいあまり、関連するキーワードを過剰に詰め込んでいる場合も逆効果になります。「東京 渋谷 カフェ コーヒー ランチ ケーキ 〇〇」のように単語を羅列しただけのタイトルは、何についてのホームページなのかというテーマが分散してしまい、検索エンジンがページの中心的な内容を正確に評価できなくなります。

また、不自然な日本語のタイトルはユーザーにスパムのような不信感を与え、クリックをためらわせる原因になります。

独自性のあるサイトタイトルと指名検索の強化

社名検索でしっかりと上位を獲得し、同時に事業に関連する見込み客にも見つけてもらうためには、独自性と具体性を兼ね備えたタイトルが重要です。「地域名+主要サービス+社名(店舗名)」のような構成を基本とし、誰にどのような価値を提供する事業なのかがひと目でわかるように設定します。例えば「渋谷の自家焙煎珈琲と手作りケーキの店|カフェ〇〇」といった具合です。

検索ユーザーの意図に的確に応えるタイトルを設定し、そこへ適切にアクセスを集めることで、検索エンジンに対して「この社名での検索に対しては、この独自ドメインのホームページが最もふさわしい公式の回答である」と学習させていきます。

正しいSEO施策を一つひとつ実行し、質の高い情報を発信し続けることで、ホームページ(ウェブサイト)は借り物のプラットフォームの評価を確実に上回ります。

検索エンジンから安定してアクセスを獲得し続ける事業の強力な資産へと育て上げていきましょう。

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著者・監修 : 株式会社ファンフェアファンファーレ

2012年創業の京都のWeb制作会社 ホームページ制作やSEO、Web集客・Webマーケティングをメインテーマにお届け。SEOやAI活用、Web以外の集客何でも来いです。中小零細企業を中心に「きちんとしたホームページ集客」を考えて、ホームページ制作や様々なWeb集客戦略を提案しています。 ホームページ制作に限ると、のべ制作数は160社(少ないって?それはそれだけ1社あたりのWeb集客施策や修正に集中してるからさ)

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