京都では盆地特有の湿度の高い日が続いたかと思えば、次の日にはカンカン照りの日がやってきます。
たくさんの植物に酸素を供給してもらいながらWeb制作を行っております、ファンフェアファンファーレです。
今年の春前から水栽培をしておりました「アボカド」のタネから新芽が生えてきました。
「森のバター」として何かと人気のアボカドですが、スーパーで買ったもののタネを水に浸すこと3ヶ月、ようやく鉢に植えることができるほど成長してきました。
アボカドの栽培、発芽方法
アボカドは、クスノキ科ワニナシ属の常緑高木で熱帯植物です。ちなみにワニナシ科は漢字で「鰐梨」と書くようです。
日本ではあまり栽培されていないようですが、森のバターこと「アボカド」を利用した料理が人気となり、一躍有名になりました。ちなみにウサギはアボカドを食べることができません(人以外には有毒のペルシンが含まれているため、動物には絶対に食べさせてはいけないようです)。
アボカドを種から発芽させる
アボカドの栽培は、比較的簡単なのですが、種から発芽させる際にも、条件によってはたまに発芽しない場合もあります。冷蔵庫などで冷やされすぎると発芽率が下がるようです。
アボカドを種から発芽させるときは、まず水に浸して発根させる必要があります。
アボカドの発根
アボカドのタネの尖った上部を上にして、下1/3を水に浸し、陽当りの良い場所に置いておくと、まず根が出てきます。
1/3を水に浸すために、アボカドのタネを爪楊枝などで少しさしながら瓶に浮かせる形を取ります(球根の水栽培と同じです)。
陽当りの良い場所に置く必要あるため、窓際などになりますが、水温が上がるため水は腐りやすく、定期的に水換えをする必要があります。
今回は概ね1ヶ月半くらいで発根しました。
春前の低温状態からのスタートだったので、発根までには時間がかかりましたが、暖かい時期だともっと早く発根するようです。
まずはアボカドのタネが割れ気味になって、太い根が一本出てきます。
植え替えまでにある程度根が太くなるまで、しばらく水栽培状態で置いておきました。
アボカドの新芽
アボカドのタネが発根してからさらに1ヶ月半ほどで、上の写真の用に新芽が伸びてきました。
ちょっと「ニョロニョロ」系です。
この状態からぐんぐん伸びてきて、葉がたくさん出てきます。
水栽培である程度成長してから出ないと、土の質によっては根が詰まって水が吸えないというケースもありますので注意してください。
アボカドの葉がしっかり出てきました
新芽が出てきたアボカドのタネを鉢に移し替えて2週間ほどですが、これくらい成長してきました。
アボカドは熱帯植物のため、夏の京都の高温・高湿度がプラスに働いてくれることを祈っています。
花期は5月ごろで、実の成熟に一年以上かかるため、アボカドの実の収穫は翌年の11月~12月ごろのようです。
これからも成長が楽しみです。
(初回投稿日 2016年7月19日)