Web担当者がいなくなりホームページの情報がわからない場合の対処法

Web担当者がいなくなりホームページの情報がわからない場合の対処法


ホームページ修正が必要なもののWeb担当者がいなくなりホームページの情報がわからない場合の対処法について事例とともにお伝えしていきます。ホームページの編集の仕方やホームページ修正の依頼の仕方がわからない場合、依頼するにしてもホームページ修正に必要な情報が見つからない場合、「どうしよう…」と困ってしまうケースがあります。

簡単な掲載情報の修正であっても、Web担当者が退職されたり、依頼していたWeb制作会社、ホームページ制作会社が廃業してしまっていた場合、ホームページ修正ができなくなってしまいます。

「会社の電話番号が変更になった」

「店舗の営業時間が変更になった」

「業界の関係法規で、情報を更新しなければならない」

といった簡単なホームページ修正であっても、ホームページにまつわる情報が全くわからず、何から手を付けていいかわからないという場合があります。

ホームページ修正を外部に依頼するにしても、必要情報をどこで確認すればいいのかわからないというケースもあります。

「FTP接続情報というのはどこを確認すればわかるのだろう?」

「サーバーコントロールパネルログイン情報というのは何だろう?」

「とにかく、あの部分だけ変えられたらいいのに…」

という状態です。

そこで今回は、そうしたWeb担当者がいなくなりホームページの情報がわからない場合の対処法についてお伝えしていきます。

(弊社では、こうしたケースにおきまして、サポートサービスで対応させていただく場合がある他、修正のご依頼と同時で、かつ、軽微なものであればホームページ修正のご依頼時に費用内で対応させていただいております)

大まかな目次・内容としては次のようなものとなります。

  • Web担当者がいなくなり、ホームページ編集の仕方がわからない
  • 依頼していたWeb制作会社、ホームページ制作会社が廃業して、現在ホームページがどういう状態になっているのかわからない
  • ホームページ修正を依頼する時に必要な情報の見つけ方
  • 事例① ドメインとサーバーの名義を調査し、サーバー会社等に情報開示を依頼
  • 事例② 現在のホームページ内容を新サーバーに移し替え、ドメインのネームサーバ設定を変更して編集

Web担当者がいなくなり、ホームページ編集の仕方がわからない

Web担当者がいなくなり、ホームページ編集の仕方がわからない

ホームページ管理を任せていたWeb担当者がいなくなり、ホームページ編集の仕方がわからないという場合、①ホームページの種類を調べ、②ホームページを編集するための情報を探すという流れになります。

それでも編集に必要な情報が見つからない場合、ホームページの種類に応じた、ログインパスワード等の再発行などを行います。

ホームページの種類を調べる

ホームページの種類を調べる

ここで言う「ホームページの種類」とは、「ホームページが何によって作られているのか?」の種類です。

WordPressがサーバーにインストールされて設置されているのか、HTMLやphpで独自に作られたものなのか、WixやJimdoなどのレンタルホームページサービス(基本は無料。有料プランあり)なのか、アメブロのような無料ブログ(有料版あり)なのかという点の確認です。

企業ホームページの場合、ほとんどはWordPressサイトや、HTML・phpで独自に作られたサイトであると考えますが、その場合は、「サーバーの情報」が必要になります。

レンタルホームページサービスや無料ブログの場合、そのサービスのログイン情報が要ります。

そうした種別の特定をまず行わなければなりません。

ホームページを編集するための情報を探す

ホームページを編集するための情報を探す

ホームページの種類が分かった場合、それを編集するための各種ログイン情報を見つけ出す必要があります。

WordPressサイトや、HTML・phpで独自に作られたサイトの場合、概ねどこかのレンタルサーバー会社との契約があります。

そうしたタイプのホームページの場合、編集・修正のために「サーバーコントロールパネルログイン情報」や「FTP接続情報」が必要になりますが、自社名義でサーバーを借りている場合、サーバー契約にかかる情報から、「サーバーコントロールパネルログイン情報」や「FTP接続情報」を見つけ出すことができます。

それら情報があれば、ホームページの編集、修正は可能となります。

依頼していたWeb制作会社、ホームページ制作会社が廃業して現在ホームページがどういう状態になっているのかわからない

依頼していたWeb制作会社、ホームページ制作会社が廃業して現在ホームページがどういう状態になっているのかわからない

さて、ホームページ制作・運営管理を依頼していたWeb制作会社、ホームページ制作会社が廃業して現在ホームページがどういう状態になっているのかわからないという場合があります。

ホームページは公開状態になっているものの、編集もできない、修正の依頼もできない、ホームページに関する情報が全くわからないという状態で、かつ、「依頼していたところと連絡が取れない」という場合です。

その場合、まず企業ホームページ等のドメイン(URL)から現状を調査する必要があります。

ホームページ公開に使用されているサーバーの名義状態によって、編集可能かどうかが分かれていきます。

もし一般的なレンタルサーバーを利用していて、自社名義になっている場合は、レンタルサーバー会社に連絡して、ホームページ修正に必要な情報を送ってもらう、パスワードリセット等を行うなどで、対応していくことができます。

しかし、廃業、倒産した会社の名義の場合、対応はすこし難しくなります(廃業しているので、後を追うことができない場合があります)。

その場合は、法的な手続きとなるか、そのドメインやホームページ自体を一旦手放し、再構築していくしかない場合もあります。

ホームページの自社編集や修正依頼する時に必要な情報の見つけ方

ホームページの自社編集や修正依頼する時に必要な情報の見つけ方
それでは、ホームページの自社編集や修正依頼をする時に必要な情報の見つけ方に移ります。

現実的な対処としては、「ホームページに関する情報を社内で探す」のが一番ですが、いなくなったWeb担当者のPC内を探しても不明、メール内を探しても不明という場合は以下のような対応の仕方があります。

「ホームページ管理を依頼していた会社にしかわからない」という場合も同様です。

Web担当者がいなくなりホームページの情報がわからない場合、依頼していたWeb制作会社・ホームページ制作会社が廃業して、何から手を付けていいのかわからない場合の対処として、まず、ホームページの種類とドメインやサーバーの名義の調査等が先決です。

これには Whois情報検索、DNS情報の調査が役立ちます。

少なくとも、ドメインの名義、ネームサーバの設定が分かります。

ネームサーバの設定から、どこのサーバーと紐づいているかがわかるので、問い合わせ先のサーバー会社を特定することができます。

もしくはレンタルホームページサービスを利用していて、その有料プランで独自ドメインを使用している場合、利用ホームページサービスを特定することができます。

事例① ドメインとサーバーの名義を調査し、サーバー会社等に情報開示を依頼

事例① ドメインとサーバーの名義を調査し、サーバー会社等に情報開示を依頼

それでは、弊社でお取り扱いさせていただいた事例をご紹介します。ドメインとサーバーの名義を調査し、サーバー会社等に情報開示を依頼した事例です。

現状のホームページの制作、管理は外部の方でしたが、急逝されたために新規ページの追加や修正ができない状態になっていました。

思い出のホームページであるため「まるっきり作り変えるというのは避けたい」という思いをお持ちでした。

ただ、さすがに最終更新から年月が経ち、企業としてもページ追加や情報の変更をしていかねばならない状況になられていました。

しかし、ホームページに関する情報がわからず、修正依頼をすることがなかなかできず、依頼を試みたものの、FTP接続情報等がわからなかったため、お断りされていたようでした。

ホームページ制作会社に見積もり依頼をするものの、ホームページに関する情報がないことから修正は断られ、新規ホームページの制作を勧められていらっしゃったようでした。

弊社にお問い合わせいただいた時に、そうした旨をお伝えいただきましたので、可能な限り現状のホームページを修正する方向で、ドメインやサーバーの状態を調査させていただきました。

サーバー会社への問い合わせ方法をお伝えし、サーバー会社は郵送にてサーバー情報を開示

サーバー会社への問い合わせ方法をお伝えし、サーバー会社は郵送にてサーバー情報を開示

ドメインやサーバー名義がその企業のものであり、費用も企業から支払いをしているとのことでしたので、サーバー会社への問い合わせの方法をお伝えし、サーバーコントロールパネルログイン情報の開示を郵送でしていただくことになりました。

通常のメール問い合わせだけでは、なりすましの可能性があります。

しかしサーバー契約の登録企業の所在地あての郵送であれば、ログイン情報の開示が可能であるようです。

そうして、無事ホームページ修正に必要な情報が揃い、弊社で修正作業やページ追加作業を担当させていただくことになりました。

事例② 現在のホームページ内容を新サーバーに移し替え、ドメインのネームサーバ設定を変更して編集

事例② 現在のホームページ内容を新サーバーに移し替え、ドメインのネームサーバ設定を変更して編集

次に、ホームページ制作会社の廃業によりホームページを移管せざるを得なかった事例に移ります。在のホームページ内容を新サーバーに移し替え、ドメインのネームサーバ設定を変更してから、編集を行った事例です。

ホームページ制作会社の持つサーバー内にホームページデータがあり、サーバーも稼働していましたが、ホームページデータへの接続はできない状態でした。そして、そのホームページ制作会社とは連絡が取れない状態で、ホームページ編集はお手上げの状態でした。

幸いドメインだけはご依頼主企業の名義でした。

ホームページ自体は静的HTMLサイトであったため、荒技となりますがブラウザからページデータを保存し、そのデータを新規サーバーに移し替えました。

そしてドメインのネームサーバ設定を変更し、新サーバーとドメインを紐づけた上でホームページ修正を行いました。

ホームページ修正のご依頼の目的は簡単なテキスト修正でしたが、サイト移管と同様以上の作業であったため、費用はある程度高額になりました。

しかし「今後の心配がなくなってよかった」と言っていただけてありがたい限りでした。

サポートサービスのご利用(調査のみ)もしくはホームページ修正のご依頼時に費用内で対応

サポートサービスのご利用(調査のみ)もしくはホームページ修正のご依頼時に費用内で対応

ホームページ関連の情報がわからない場合のご対応として、サポートサービスで現状のホームページの状態を調査し、必要な対応のご案内をさせていただく場合がある他、軽微なものであればホームページ修正のご依頼時に費用内で対応させていただく場合もあります。

ホームページ修正が必要なもののWeb担当者がいなくなりホームページの情報がわからない場合や依頼していたWeb制作会社・ホームページ制作会社の廃業で、ホームページ修正が困難な場合でも可能な限り対応させていただいております(修正が難しい場合は、代替手段をご案内させていただいております)。

何よりたくさんのご依頼、誠に感謝いたします。

ホームページの更新・修正料金 価格表

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