WordPressでホームページ制作を行う時、WordPressテーマでデザインが決まるというポイントを押さえる必要があります。WordPressを構成するWordPress本体、WordPressテーマ、WordPressプラグインのうち、自社更新可能なブログCMSとしての機能は、WordPress本体によって実装されますが、そのWordPressで作られたホームページがどのようなホームページか、どのようなWebデザインかを決めるのがWordPressテーマです。
ホームページ制作において、WordPressテーマは、ホームページのテンプレート(雛形)のようなもので、WordPressサイトのWebデザインはこのWordPressテーマによって決まります。
WordPressテーマは、ホームページのレイアウトや配色を決定する

このWordPressテーマは、ホームページのレイアウトや配色を決定します。
グローバルメニューやウィジェットの設定、ロゴ画像などWordPress管理画面での設定を、ホームページの表示形態として、どの部分にその設定を反映するかは、このWordPressテーマによって異なります。
トップページやサイドバーの新着投稿リストの表示のされ方などもWordPressテーマにより決定します。
レイアウトや表示の仕方、ビジュアル的な配色

サイドバーのない1カラムレイアウトや左右いずれかにサイドバーメニューを持つ2カラムレイアウトといったホームページのレイアウトや表示の仕方、ビジュアル的な配色やホームページ共通項であるヘッダー部・フッター部サイドバーなどの各部分の構成を決定します。
WordPressテーマでWebデザインが決まる

こうしたようにWordPressテーマでWebデザインが決まりますが、その他の設定はWordPress本体、プラグイン、データベース内の各データ等によって決まります。
WordPressサイトのコンテンツ部分に挿入する画像などはWordPressテーマではなく、メディアアップロードによって設置しますが、根本的なWordPressテーマによるWebデザインをベースとしつつも、こうした新規挿入画像によってホームページのイメージはガラッと変わります。
WordPressでホームページ制作を行う場合基本デザインはWordPressテーマですが、そのテーマがシンプルなものでも画像の設置によって、ある程度デザイン性を高めることができます。
「多機能テーマ」の罠とパフォーマンス・エンジニアリング
市販されている有料テーマや、人気の無料テーマの多くは「多機能」を売りにしています。管理画面から色を変えたり、レイアウトを変えたりできる機能は魅力的です。しかし、トップエンジニアの視点から見ると、これは大きなリスクを孕んでいます。
多機能であるということは、使わない機能のための膨大なCSS(スタイルシート)やJavaScriptが裏側で読み込まれていることを意味します。これを「コードの肥大化(Bloat)」と呼びます。
未使用のCSSやJavaScriptは、ブラウザの描画処理を阻害し、Googleが重視するCore Web Vitalsの指標(特にLCPやFID/INP)を悪化させます。私たちは、既存テーマを使用する場合でも、フックを用いて不要なリソースの読み込みを徹底的に解除(dequeue)するか、あるいは最初から必要な機能だけを実装した「フルスクラッチ(完全オリジナル)テーマ」を開発します。贅肉を削ぎ落とし、アスリートのように研ぎ澄まされたテーマこそが、ユーザーに最高の体験を提供できます。
ブロックエディタ(Gutenberg)と theme.json による設計革命
WordPress 5.8以降、テーマ開発の手法は劇的に変化しました。従来のPHPテンプレート中心の開発から、theme.json ファイルを中心とした設定ベースの開発へのシフトです。
theme.json は、サイト全体のカラーパレット、フォントサイズ、余白設定(スペーシング)、レイアウト幅などを一元管理する設定ファイルです。トップエンジニアは、このファイルを精密に設計することで、クライアント様(運用者)がブロックエディタで記事を書く際に、どのようにブロックを組み合わせてもブランドのデザインルールから逸脱しない環境を構築します。
また、私たちは「ブロックパターン」や「ボイラープレート」を独自に開発し、テーマに組み込みます。これにより、運用者は「料金表」や「スタッフ紹介」「Q&A」といった複雑なレイアウトを、ワンクリックで呼び出し、テキストを書き換えるだけで作成できるようになります。デザインの自由度と、ブランドの統一性(ガバナンス)を両立させる技術です。
セマンティック・マークアップとSEO構造化データの統合
デザイン(見た目)はCSSで制御されますが、SEO(検索エンジンへの理解)はHTMLのマークアップで決まります。優れたテーマは、HTML5のセマンティクス(意味論)に忠実です。
単に div タグを並べるのではなく、ヘッダーには <header>、ナビゲーションには <nav>、メインコンテンツには <main>、記事には <article>、補足情報には <aside> を適切に使用しているかが重要です。
さらに、私たちはテーマの深層に「構造化データ(Schema.org)」の出力ロジックを組み込みます。パンくずリスト(BreadcrumbList)や、記事情報(Article)、著者情報(Person/Organization)を、プラグインに頼らずテーマ側で動的に生成し、JSON-LD形式で出力します。これにより、プラグインの競合リスクを避けつつ、Googleに対して最もクリーンな形でサイト情報を伝えることができます。
CSS設計(CSS Architecture)と保守性の担保
ホームページは数年間にわたって運用されるものです。その間に機能追加やデザイン修正が発生しますが、CSSの設計が杜撰だと、一箇所の修正が他のページの崩れを引き起こす「リグレッション(先祖返り)」が発生します。
BEM(Block Element Modifier)やFLOCSSといったCSS設計思想に基づき、クラス名を厳格に命名規則化します。テーマ内のCSSファイルはコンポーネントごとに分割され、Sass(SCSS)などのプリプロセッサを用いて管理されます。
これにより、将来的に「ボタンのデザインだけ変えたい」「見出しのスタイルを調整したい」といった要望が出た際にも、影響範囲を最小限に抑え、安全かつ迅速に修正を行うことができます。見えない部分のコード品質が、長期的な運用コストを大きく左右します。
セキュリティ・バイ・デザイン(Security by Design)
WordPressテーマはPHPプログラムの集合体であり、セキュリティ脆弱性の温床になりやすい場所でもあります。特に、入力フォームやURLパラメータを扱う部分で、クロスサイトスクリプティング(XSS)やSQLインジェクションの対策がなされていないテーマは危険です。
ハッキング復旧と脆弱性対策 サーバーのWAFも設定していたのになぜ?【ホームページ修正事例 】
テーマ開発では、「エスケープ処理(出力の無害化)」と「サニタイズ処理(入力の無害化)」を徹底します。esc_html()、esc_url()、wp_kses() といったWordPress標準のセキュリティ関数を、データが出力されるすべての箇所で使用します。
また、テーマ内に古いjQueryや脆弱性のあるライブラリが含まれていないかをチェックし、常に最新のセキュリティ基準に準拠させます。デザインだけでなく、サイトを守る「鎧」としての役割もテーマには求められます。
レスポンシブデザインとモバイルファーストの真髄
現代のWebデザインにおいて、スマートフォン対応(レスポンシブデザイン)は当たり前ですが、その実装レベルには雲泥の差があります。
単にPCのデザインをスマホ幅に縮めるだけでは不十分です。私たちは「モバイルファースト」の思想でテーマを設計します。つまり、まずスマホでの体験を最適化し、それをPC画面へと拡張していくアプローチです。
具体的には、スマホ閲覧時には「指でタップしやすいボタンサイズ(44px以上)」を確保し、不要な装飾を省いて読み込み速度を上げ、ナビゲーションを画面下部に配置する(ボトムナビゲーション)などのUI変更をCSSメディアクエリで制御します。また、PCではマウスホバーで表示される情報を、スマホではタップでどう表現するかといったインタラクションの変換も、テーマ側のJavaScriptで緻密に実装します。
子テーマ(Child Theme)の重要性とフックによる拡張
既存のテーマをカスタマイズする場合、直接親テーマのファイルを編集するのは御法度です。テーマのアップデート時に修正内容がすべて消えてしまうからです。
「子テーマ」を作成し、そこにカスタマイズ内容を記述します。さらに重要なのが、WordPressの「アクションフック」と「フィルターフック」の活用です。
テンプレートファイルを丸ごとコピーして修正するのではなく、フックを使って必要な箇所だけに独自の処理を差し込む(Inject)手法をとります。これにより、親テーマがアップデートされてもカスタマイズ部分への影響を極小化でき、セキュリティパッチの適用と独自機能の維持を両立させることができます。
アクセシビリティ(a11y)への配慮
公共性の高いホームページや、グローバル企業にとって、Webアクセシビリティ(高齢者や障がい者への配慮)は必須要件です。
優れたテーマは、キーボード操作だけでメニューを移動できたり、スクリーンリーダー(音声読み上げソフト)が正しい順序で読み上げるように「WAI-ARIA」属性が設定されていたりします。また、文字と背景のコントラスト比が確保されているかどうかもデザイン段階で検証します。
これらは後から修正するのが難しいため、テーマ選定や開発の初期段階で組み込む必要があります。誰もが使えるサイトを作ることは、Googleからの評価向上にも繋がります。
カスタム投稿タイプとアーカイブページの専用設計
標準のテーマは「投稿(ブログ)」と「固定ページ」のデザインしか用意されていないことがほとんどです。しかし、事業サイトでは「商品紹介」「スタッフ紹介」「導入事例」といった独自のコンテンツが必要です。
私たちは、これらのカスタム投稿タイプごとに、専用のテンプレートファイル(archive-products.php や single-cases.php など)を作成し、テーマに組み込みます。
ブログは読みやすさ重視の1カラム、商品紹介は画像重視のグリッドレイアウト、導入事例はビフォーアフターを見せる比較レイアウトといったように、コンテンツの特性に合わせて最適な「器」を用意します。これにより、情報の伝達力が飛躍的に高まります。
WordPressテーマでデザインが決まるというのは、単に「見た目がおしゃれになる」という意味ではありません。「事業の戦略が、Webサイトという形になって具現化される」ということです。
既存のテーマをそのまま使うことは、他人の借り物の服で戦場に出るようなものです。サイズが合わなかったり、動きにくかったりすれば、本来のパフォーマンスは発揮できません。
あなたの事業には、あなたの事業のためだけに設計された、オーダーメイドのテーマ(戦略的デザイン)が必要です。
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