WordPressでホームページ制作を行う場合、WordPressウィジェットなどの設定でincludeやexcludeの設定を行う場合があります。
これは、記事などを呼び出すにあたって、特定記事を除外したり、特定カテゴリのみを呼び出したりといった場合の設定になります。
こうした特定の何かを除外したりする場合でWordPressの投稿や固定ページ、または投稿のカテゴリーやタグを「特定」する必要がある場合、そのIDを把握する必要があります。
IDを確認し、includeやexcludeの設定を行うという流れになります。
WordPressの投稿と固定ページのIDを確認

投稿と固定ページのID確認は共通で、post=のあとに続くものがIDです。
wp-admin/post.php?post=xxxxx&action=edit
このURLの確認は、投稿一覧や固定ページ一覧で該当ページの「編集」の欄にマウスを当てた時にブラウザ下部に表示されるものを確認するか、実際に「編集」をクリックして表示された編集画面のブラウザURL欄を確認します。
WordPressのカテゴリー・タグ・タクソノミーのIDを確認

WordPressサイトのカテゴリー・タグ・タクソノミーのID確認は共通で、taxonomy=category&tag_ID=のあとに続くものがIDです。
wp-admin/term.php?taxonomy=category&tag_ID=x
このURLの確認も、投稿一覧や固定ページ一覧と同じようにカテゴリー一覧、タグ一覧で該当ページの「編集」の欄にマウスを当てた時にブラウザ下部に表示されるものを確認するか、実際に「編集」をクリックして表示された編集画面のブラウザURL欄を確認します。
データベースインデックスとクエリパフォーマンスの高速化
Webエンジニアの視点から見ると、ID(整数型:Integer)とスラッグ(文字列型:String)には、処理速度において決定的な違いがあります。
WordPressのデータベース(MySQL/MariaDB)において、投稿IDやカテゴリーIDは「プライマリキー(主キー)」としてインデックスが張られています。これは、データベースが最も高速に検索できる状態であることを意味します。
一方、スラッグ(URLの一部)による検索は、文字列の照合処理が入るため、ID検索に比べてわずかに計算コストがかかります。記事数が数万件を超える大規模メディアや、アクセスが集中するコーポレートサイトにおいては、このわずかな差が積み重なり、サーバーのレスポンス速度に影響を与えます。私たちトップエンジニアは、内部的なプログラム処理(WP_Query など)において、可能な限りスラッグではなく「ID」を指定してデータを取得するように設計します。これにより、データベースへの負荷を最小限に抑え、0.001秒でも速くページを表示させるパフォーマンスチューニングを行います。
WP_Query における包含(In)と除外(Not In)の精密制御
トップページやサイドバーに「特定のお知らせ」や「おすすめ記事」を表示したい場合、IDはその威力を発揮します。
WordPressのデータ取得クラスである WP_Query には、post__in(指定したIDの記事を含める)や post__not_in(指定したIDの記事を除外する)というパラメータが存在します。
例えば、トップページのスライダー(カルーセル)に表示している目玉記事3つを、その下の「新着一覧」からは除外したいとします。そうしないと、同じ記事が画面内に重複して表示され、ユーザー体験(UX)を損なうからです。この時、スライダーで表示した記事のIDを取得し、新着一覧のクエリで post__not_in にそのIDを渡すことで、重複を動的に排除するロジックを組み込みます。ID管理による精密な表示制御は、洗練されたサイトデザインを維持するために重要です。
固定ページIDを利用した条件分岐とテンプレートの出し分け
WordPressのテーマ開発において、特定のページだけデザインを劇的に変えたい場合があります。例えば、「会社概要」ページだけ背景色を変えたい、あるいは「お問い合わせ完了」ページだけコンバージョンタグを出力したい、といったケースです。
これらを制御するために、条件分岐タグ is_page() を使用しますが、ここでもIDが使われます。is_page( 42 ) のようにIDを指定することで、ページスラッグが変更されても(URLが変わっても)、条件分岐が壊れることなく機能し続けます。
また、body_class フィルタフックを利用して、HTMLの <body> タグに page-id-42 といったクラスを自動出力させます。これにより、CSS(スタイルシート)側で .page-id-42 .header { … } と記述するだけで、そのページ固有のデザインを適用することが可能になります。PHPファイルをいじらずに、CSSだけでページ単位のデザイン管理を行うための、プロフェッショナルな実装テクニックです。
カテゴリーIDを用いた「除外」戦略とSEOのカニバリゼーション対策
ブログやお知らせの運用において、「特定のカテゴリーの記事を、トップページの新着一覧には出したくない」という要望は頻繁にあります。例えば、「編集後記」や「社内イベント」といった、SEO的に重要度が低い、あるいは内輪向けのコンテンツです。
これを実現するために、メインクエリを制御する pre_get_posts アクションフックを使用します。ここで cat パラメータにマイナスのID(例:-5)を指定することで、カテゴリーID「5」に属する記事を、新着一覧から完全に消し去ることができます。
これはSEO戦略上、非常に有効です。質の低い記事や、重複に近いコンテンツを主要なインデックス(一覧ページ)から隠すことで、サイト全体の評価(ドメインパワー)が希釈されるのを防ぎます。ユーザーには見せつつ、検索エンジンの評価対象からは戦略的に外す。こうしたコントロールにIDが利用されます。
ハードコーディングのリスクと「ID取得ロジック」の抽象化
ここまでIDの重要性を説いてきましたが、私たちトップエンジニアは、ソースコードの中に直接数字(ID)を書く「ハードコーディング」を極力避けます。
なぜなら、開発環境(テストサーバー)と本番環境では、同じ記事でもIDが異なる場合があるからです。また、誤って記事を削除して作り直した場合、IDは変わってしまいます。コードに 42 と書いてあるのに、本番環境ではそのIDの記事が存在しない、というバグを防ぐ必要があります。
そのため、私たちはスラッグ(固定の識別子)からIDを逆引きする関数 get_page_by_path() などを活用し、「’contact’ というスラッグを持つページのIDを取得せよ」というロジックを組みます。これにより、環境が変わっても、IDが変わっても、システムが自動的に正しいIDを見つけ出し、正常に動作する堅牢なプログラムを構築します。
ショートコードにおけるID指定と運用効率化
クライアント様(運用担当者様)が、記事の本文中に「特定の過去記事へのリンクカード」を挿入したい場合、IDを指定するショートコードは非常に便利です。
例えば、独自のショートコード [article_card id=”123, 456″] を開発します。運用者は、表示させたい記事のIDをカンマ区切りで入力するだけで、その記事のサムネイル、タイトル、抜粋文を含んだ美しいリンクカードを呼び出すことができます。
URLをコピペするよりも短く、かつ記事のタイトルが変わっても自動的に反映されるため、リンク切れや情報更新の手間がなくなります。IDを「呼び出しキー」として活用することで、コンテンツ管理の効率を飛躍的に向上させます。
タームメタデータ(Term Meta)とカテゴリーIDの紐付け
カテゴリーやタグには、標準では「名前」と「スラッグ」と「説明文」しかありません。しかし、リッチなホームページにおいては、「カテゴリーごとのメインビジュアル画像」や「カテゴリーごとのテーマカラー」を設定したい場合があります。
これを実現するために、カテゴリーIDに紐づくメタデータ(Term Meta)をデータベースに追加します。カテゴリー編集画面に画像のアップロード欄を追加し、そこで保存された画像IDをカテゴリーIDと結びつけます。
テンプレート側では、表示されているカテゴリーページのIDを取得し、get_term_meta() 関数を使って画像を呼び出します。これにより、「採用情報」カテゴリーではオフィスの写真を、「製品情報」カテゴリーでは工場の写真をヘッダーに表示するといった、動的でリッチな表現が可能になります。
Googleタグマネージャー(GTM)とデータレイヤー変数へのID出力
Webマーケティング、特に広告運用やアクセス解析において、IDはユーザー行動を追跡するための重要なキーとなります。
Googleタグマネージャー(GTM)を導入しているサイトでは、データレイヤー(dataLayer)という変数領域に、現在閲覧しているページの情報を出力します。ここで post_id: ‘123’ や post_type: ‘product’ といった情報を渡します。
これにより、例えば「ID: 123の商品を見たユーザー」に対してだけ、リマーケティング広告(追跡型広告)を配信するといった高度な施策が可能になります。特にECサイト(ホームページ)においては、商品ID(SKU)と広告プラットフォームを連携させるために、IDの正確な出力は事業の売上を左右する重要な要素です。
関連記事業示アルゴリズムにおけるタグIDのマッチング
記事の読了後に表示される「関連記事」エリア。ここの精度が回遊率を高めます。多くのプラグインはランダム表示ですが、私たちはタグIDを活用した独自のアルゴリズムを実装することがあります。
現在の記事に付与されているタグIDの配列を取得し、データベース内の全記事の中から「同じタグIDを多く持っている順」に記事を抽出します。
例えば、タグAとタグBが付いている記事なら、同じくタグAとBが付いている記事が最優先で表示され、次にタグAだけの記事が表示される、といった具合です。文脈(コンテキスト)の近い記事をIDベースの計算で導き出すことで、ユーザーの興味関心に合致したレコメンドを実現します。
メニューやウィジェットの表示制御とID
WordPressの管理画面で作る「メニュー」や「ウィジェット」も、内部的にはIDで管理されています。
特定の固定ページ(例:ランディングページ)を表示している時だけ、ヘッダーのメニュー項目を変えたい、あるいはサイドバーのウィジェットを非表示にしたいという要望があります。
表示中のページIDを取得し、フックを使ってメニューの配列を書き換えたり、ウィジェットエリアの出力を制御したりします。これにより、LPでは余計なリンクを消してコンバージョンに集中させ、ブログでは回遊リンクを増やすといった、ページごとの役割(役割)に合わせたナビゲーション設計が可能になります。
WordPressにおけるIDは、表側のデザインには現れない「裏方の数字」ですが、サイトの挙動、パフォーマンス、そしてマーケティング施策をコントロールするための最も確実な「座標」です。
ID確認方法は単なる初歩的な知識ですが、それをどう活用するかによって、ホームページの機能性は天と地ほどの差が生まれます。
これらIDの特性を熟知し、データベースレベルから最適化された、堅牢で高機能なWebサイトを構築します。標準機能だけでは実現できない複雑な要件や、高度なマーケティング施策の実装をお考えならご相談ください。数字の羅列に意味を持たせ、あなたの事業を加速させるシステムへと昇華させます。
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