みなさま、弊社ウェブサイトをご覧いただきありがとうございます。今回は、「シンプル、無料・低価格のホームページ」についてお伝えしてきます。シンプルな無料ホームページ、低価格ホームページは、ホームページ制作や運営に費用をかけられない場合によく利用されますが、大きな落とし穴があります。
近頃は、すっかり春模様になってきました。日差しの強さから、「春から初夏へ」という趣を感じる季節です。目前の5月は、弊社株式会社ファンフェアファンファーレの創業月、4月末日の今日、おかげさまで弊社も4期目を無事終えることができました。
さて、今回は、「『シンプル・無料・低価格のホームページ』の落とし穴」というタイトルで、無料配布のホームページテンプレートや、無料・低価格のウェブサービス、ホームページ制作(ウェブサイト制作)の注意点をお伝えしようと思います。
Web上にはたくさんの無料ホームページ作成ツールや低価格のホームページ制作サービスを提供するホームページ制作会社も存在します。
しかしながら、そうした無料や低価格のシンプルなホームページを使ってホームページ作成をしたりやホームページ運営をしてWebマーケティングに活かす場合の注意点はたくさんあります。
今回は、無料ホームページや低価格のホームページに関する注意点などについてお伝えしていきます。
無料や低価格のホームページ
ホームページを制作する・作成する、というところに焦点を当てれば、現状たくさんの無料ホームページや低価格のホームページがありますので、そうしたサービスを利用することで達成することができます。
事実、無料ホームページの使い方のセミナーなどもよく開催されているようですし、ひとまずスタートアップであれば、低価格のホームページを格安ホームページ制作会社に発注するのもひとつの手なのかもしれません。
しかしながら、企業がホームページ制作を行ったり依頼するにあたって、「ホームページを手に入れること」が目的であるとは到底思えません。
確かにホームページを手に入れることであれば、無料ホームページを利用したり、低価格のホームページ制作の利用で実現することができますが、本来の目的は、ホームページを通じた企業の「ビジネスの加速」が目的であるはずです。
それは、ホームページを通じた問い合わせ獲得による新規顧客獲得であったり、ヘルプページの充実による「サポート対応」の時間効率向上であったり、業界やメディア、金融機関へのリレーションであったりと、形は様々ですが、ひとまずホームページを手に入れることではなく、企業にとって「今後のビジネス・マーケティングにプラスになること」が目的なのではないでしょうか?
無料ホームページでは制作進行が止まりやすい
「無料ホームページ」の難点の一つは、制作進行が止まりやすいという点です。
無料ホームページにおけるドラッグドロップ操作での設定のように、ホームページ制作自体は比較的簡単にできます。基礎的なHTMLやCSSも他のプログラミング言語などと比較すれば簡単なものですし、無料ホームページではそうしたものの利用すらほとんど自動化され、画像や文章だけ組み込んでいくというものが多く、初心者でも簡単にホームページを作っていくことができます。
しかしながら、本来ホームページ制作は、そうした実際の制作業務にあたる「作成作業」だけが中心ではなく、ホームページの企画や全体の構造の設計、アクセスユーザーが問い合わせに至るまでのコンバージョンの設計、そしてホームページへの集客面にあたるSEOなど、目に見えないところで複合的な幅広い作業が必要になります。
無料ホームページの利用の最大のリスクは、こうした裏側の企画や設計が中途半端になり、完成品であるホームページが低品質なものになることと、途中でわからないところがあると調べるのに時間がかかったりするなど、制作自体が企画の段階で止まってしまうという面を持っていることです。
低価格のホームページでは成果が出ない
また、無料ホームページと同様に低価格のホームページでも、類似した問題が発生します。
上記のように、ホームページ制作は、本来実際の「ホームページ作成作業」以外にもたくさんのところでも企画や設計作業が必要になります。
低価格のホームページは、依頼主から文章や画像を送ってもらい、テンプレート(ひな形)にはめ込むだけというケースがほとんどであり、「どういうホームページを作り、どういった設計をし、どうやってアクセスを確保し、メッセージをユーザーに伝えていくか」という大事な部分が欠落していることがよくあります。
「低価格でホームページを手に入れる」ということは実現しますが、結果的に公開していてもほとんど意味のないホームページを所有してしまうことになりかねません。
ウェブで思いを形にするなら
自作ホームページが一番良いかもしれません
ただ、弊社はWeb制作会社(ホームページ制作会社)です。
あえて、シンプルで、かつ無料・低価格のホームページ(ウェブサイト)の落とし穴を指摘して、非難するつもりはありません。
なぜならば、ホームページ(ウェブサイト)は、本来自分の思いをウェブで形にして、ユーザーに伝えるための一つの仕組みです。
伝えたいメッセージを発信するのならば、なるべく自分の言葉で表現したほうが、その人の持ち味がよく反映されます。
また、ホームページ(ウェブサイト)を構成する各パーツも自作でまかなえるのならば、その人の感性がより良く反映されるため、それに越したことはありません。
「ひとまずホームページがあればいい」
弊社は、みなさまからご依頼を受けて、ホームページ(ウェブサイト)を制作させていただいたり、サイトのカスタマイズを手がけさせていただいたりすることが事業のメインです。
しかしながら、「低価格・低品質でもよいので、ひとまずホームページがあればいい」という場合には、ご依頼をお断りさせていただく場合があります。
なぜならば、そのホームページにはあまり価値がなく、下手をすると企業ブランドにとってマイナスイメージのもとになるおそれがあるからです。
そして、そのようなホームページの運営をされた場合には、必ずと言っていいほどある結果が訪れます。
それは、その事業者様にとって「何の役にも立たない」という結果です。
われわれは、インターネット、ホームページ(ウェブサイト)に魅せられて事業を行っています。
もし、みなさまに低品質のホームページを提供した結果として「ホームページなんて何の役にも立たない」というイメージが社会に普及することのほうが、心苦しくなります。
ホームページは「姿形が揃えばいい」というイメージ
無料配布のホームページテンプレートやオーサリングツール、無料・低価格のウェブサービスの利用で、確かに姿形が揃ったホームページ(ウェブサイト)は完成するでしょう。
しかしながら、ホームページ(ウェブサイト)は、あくまで企業や店舗のビジネスツール、Webマーケティングツールの一つとして活用されるはずです。
見栄えも確かに一つの要素ですが、電話帳情報に少しデザインが加わったような、ある程度の見栄えと最小限の情報掲載がなされた、そのようなホームページにはあまり価値はありません。
「ホームページを公開する」という目的を達成することができても、本来の目的である「Webマーケティング」には何の成果ももたらしてくれないというところが本当のところです。
ホームページ制作・ウェブサイト構築には時間と労力が必要
確かに無料・低価格のホームページ(ウェブサイト)構築ツールはたくさん配布されています。
しかし、それで作られたホームページは、Webマーケティングツールとして、何かの結果をもたらしてくれるでしょうか。
価格は低価格かもしれませんが、ホームページ制作・ウェブサイトの構築には時間と労力が必要になります。
ホームページは「姿形が揃えばいい」というイメージがついてしまったのは、そういった低価格でのテンプレート配布やオーサリングツールなどの影響なのかもしれません。
それらはたしかに便利なものですが、そのようなツールのおかげで、サイトとしては価値の低いものでも、「ひとまずホームページがあればいい」というイメージが付いてしまったのかもしれません。
制作者の時間・労力を奪って、もたらした結果が、「何の役にも立たないホームページ(ウェブサイト)」ならば、いっそ、ホームページを運営しないほうが良いかもしれません。
ホームページを簡単に生成はできますが…
Webデザイン性と設定の容易さだけを押して、「ホームページを簡単に生成することができます」と謳うサービスは、ホームページ(ウェブサイト)がWebマーケティングツールであることをどう捉えているのでしょうか?
これは、そのようなサービスを否定し、弊社のような制作会社への発注を促すようなメッセージではありません。
最後までウェブサイト・ホームページの本質を伝える気もなく、ただ、低価格のテンプレートだけ販売できればいいと考えている、ウェブ上のサービスのおかげで、そのサービス利用者の方に
「ほらやっぱり、インターネットなんて意味が無い」
「ホームページなんて必要なかった」
「ウェブなんて役に立たない」
というイメージを持たれることは、ウェブの世界にとって大ダメージです。
最も重要なのはコンテンツ
ホームページ(ウェブサイト)にとってもっとも重要なのは、情報の中身であるコンテンツです。
シンプルかつ低価格のホームページ・ウェブサイトでも、コンテンツが高品質であれば問題はありません。
「ホームページを使って、情報をどう見せるか?」
という点も、ひとつの高品質の基準ではありますが、なるべく情報を掲載すること、それだけを意識していれば、無料のウェブサービスなどであっても、サイトの価値はどんどん上がっていきます。
AMPなどの流れ
最近AMP(アンプ)という仕様のウェブページが話題になっています。
Accelerated Mobile Pages (AMP)とは、イメージとしては、Safariブラウザの「リーダー機能」を利用した時のようなシンプルなページを、モバイル端末での閲覧用に別で生成するというものです。レスポンシブウェブデザインよりもさらに進んだ「モバイルフレンドリー」です。
ホームページ(ウェブサイト)のサイドバーやサイト装飾をそぎ落として「コンテンツ部分」だけを際立たせるとともに、ページ読み込み速度を非常に速める技術です。
この流れは、ユーザーがホームページ(ウェブサイト)の共通項部分やウェブデザインよりもページの「文章」を重要視していることの象徴かもしれません。
無料・低価格でシンプルなホームページの場合
ホームページ(ウェブサイト)にとって、もっとも重要なのはサイトのコンテンツ(情報の中身)です。結局はアクセスユーザーに対して「何をどう伝えるか」というところが重要であり、ホームページに込めるメッセージ、ユーザーが「問い合わせをしてみよう」と思うようなページの中身を作っていく必要があります。
また、同時にその手前段階として、ホームページへのアクセスが必要になるため、SEOなどによるWeb集客面もしっかりと設計する必要があるでしょう。
そしてウェブサイトの活用にも、効果が現れるまでの閾値という考え方があります。ある程度のホームページのクオリティがないと、SEOとしての力も弱く、検索エンジンからのアクセスを期待することも、実際の問い合わせを獲得することもできません。
もし、シンプルかつ無料・低価格のホームページ(ウェブサイト)を運営されている場合であっても、Webマーケティングツールとしての本質を捉えた「コンテンツの充実」があれば、その費やした時間と労力の分だけ、ホームページの効果は比例していきます。
しかしながら、ここで無料・低価格のホームページ(ウェブサイト)・ウェブサービスならではの落とし穴があります。
無料・低価格ホームページの落とし穴
それは、ホームページ内にあるそれぞれのウェブページは、見栄えやコンテンツだけでなく、メタ情報など、様々な情報によって成り立っている中、テンプレート型の無料ホームページ、格安ホームページでは、それらの設定ができないことがあるという点です。
こうした低品質のテンプレートなどの場合、基本的な設定は入力画面での入力で設定することができるなどの配慮はされていることはありますが、仔細な情報、とりわけメタ情報に関しては、入力・設定すらできない仕様である場合があります。
無料ホームページや低価格のホームページでは、せっかくWeb集客面で効果を高めようとSEOなどに力を入れようと思った段階で、設定変更自体ができないという場合がほとんどです。
簡単に捉えた場合は、「競合サイトがたくさんある中、効果を高めようと思っても、深いところでホームページの改良ができない」といったイメージです。
SEOに不利
各ページのメタ設定を細かく設定することができない。これは、SEO(検索エンジン最適化)に不利な状況を招きます。
無料ホームページや低価格のホームページの利用の場合は、SEOに関する細かな設定ができないため、せっかく公開状態にあるホームページを価値あるものにしていこうと思っても、改良できないという八方塞がりの状態になるリスクを内在しています。
ホームページにSEOが施せない場合は、同時にSEM(検索エンジンマーケティング)にも支障をきたします。
こうしたSEOの問題は、ホームページのアクセスに関する問題で、「せっかく思いを込めてページを作っても、それが誰にも見られていない」という状態になっていて、それを改善しようと思っても、「ホームページの仕様の制限上、改良していくことができずにいつまでもアクセスが確保できない」という状態を呼び起こすというイメージです。
せっかく高品質コンテンツにも、それを100%活かすことのできる設定自体が、テンプレート上制限されているというケースがあります。
せっかく時間と労力を使って制作されたコンテンツが、ベースとなるウェブサイトの仕様の影響で、検索エンジンのフィールドではあまり評価されないという残念な結果を呼ぶおそれがあります。
無料ホームページや低価格のホームページでは、概してこうしたSEOの問題に直面します。
サイト移管などの手間
そして、それを解決するには、また別のホームページ(ウェブサイト)構築ツールを導入する必要が生じることがあります。その場合には、サイトの移管などの手間が加わってしまいます。
一度配布ツールのサイト制作の仕方を覚えて、また違うツールに移管して…という時間と労力
そして、ある程度進んだところで、細かな設定ができずにまた移管の必要性が出てくる…
といったことをもたらしてしまいます。
無料ホームページや低価格のホームページから、新しいホームページに乗り換える際にも様々な手間の分だけ費用がかかります。
サービス・サイトを移管して再設定しているよりも、コンテンツ制作に集中する方が、本来Webマーケティングとしては効率的です。
弊社では、そういった事のないように、高いSEO特性とカスタマイズ性を重視して、WordPressなどのCMSでホームページ(ウェブサイト)を制作させていただいております。
これは、コンテンツ制作に集中していただきたいという思いと、せっかくのコンテンツを活かしきれないという「無念」がないように、という思いがあるからです。
SEOの再設定を含めたホームページの移管
ホームページ制作 京都 ファンフェアファンファーレでは、本格的なホームページリニューアルはもちろん、既存の無料ホームページや低価格のホームページから、最高クラスのSEO効果をもったWordPressベースのホームページへと移管させていただくサービスを提供しています(既存ウェブサイトのWordPress化(CMS化))。
現状、ほとんど価値のない状態になってしまっているホームページのコンテンツをベースとしながら、SEOの再設定を行いつつ新しいホームページへと移行させていただくサービスを提供しています。移管が可能であれば独自ドメイン(URL)はそのままで新しいホームページへと移行させていただいています。
本格的なSEOを含めたプランの場合は、サイト構造の設計やコンテンツ改良案なども同時に策定させていただいています。
「無料ホームページを何度作り変えても効果がなかった」「低価格のホームページをいくつも運営しているが、やはり効果がない」というようなケースには最適のプランであると自負しております。
詳しくは、現状のホームページのURLを添えてお問い合わせください。
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有料WordPressテーマ購入による自社サイト運用の不足点
(初回投稿日 2016年4月30日)