隠しテキストとキーワード詰め込み ブラックハットSEO

隠しテキストとキーワード詰め込み ブラックハットSEO


テキスト色と背景色を同一もしくは近似色で表現するなどの方法で「隠しテキスト」を設置することやページ内へのキーワード詰め込みは、ブラックハットSEO(検索エンジンスパムに該当する、検索結果上位表示だけを狙うSEO対策)として、検索エンジンペナルティの対象となります。

こうした隠しテキストとキーワード詰め込みは、SEOとは逆行しているため、SEO効果としてもマイナス要因になります。

また、ホームページ制作において、Webデザインに関するの誤った設定のため意図せず隠しテキスト状態になっていたり、隠しテキスト状態になっていることに気づかずキーワードの詰め込みのような状態になり、知らぬままブラックハットSEOとして判定されていることもありますので注意が必要です。

隠しテキスト

隠しテキスト

隠しテキストとは、ホームページのテキスト色と背景色を同一もしくは近似色で表現したり、テキストインデントを利用することでページ外へとテキストを追いやったり、要素の重ねあわせなどで要素の下にテキスト隠すことで、ユーザーには分からない部分にキーワードとなるテキストを詰め込む行為です。

文字列としては存在しているがデザイン上は表示されないテキスト

つまり、文字列としては存在していながらも、デザイン上は表示されないようになっている場合です。これを意図的に行うのが、隠しテキストです。

検索エンジンは、ページ内のテキストデータを元に、そのページに含まれるキーワードとなる文字列を認識します。

この隠しテキストは、内容の薄い、または表面上全く異なった内容のページに隠しテキストを埋め込むことで、キーワードの追加やキーワード比重を高め、検索順位を向上させようとするブラックハットSEOです。

隠しテキストとSEO

隠しテキストとSEO

隠しテキストとSEOの関連性はいくつかあり、ひとつは、隠しテキストの設置によって、ページの表向きの表示と検索結果での表示を異なるものにしようというものから、検索キーワードとの関連性を高めようとするもの、そして、画像ばかりでデザイン性を高めようとしつつ、文章コンテンツとしてのページ内容のテキストボリュームを多くしようというものまで多岐にわたります。

  • ページの表向きの表示と検索結果での表示を異なるものにする意図
  • 検索キーワードとの関連性を高めようとする意図
  • 画像でデザイン性を高めつつ文章コンテンツとしてのページ内容のテキストボリュームを多くしようという意図

意図せず隠しテキストになっている場合

意図せず隠しテキストになっている場合

また、こうしたブラックハットSEO目的でなくても、見栄えを気にするあまり、Webデザインの調整の際にテキスト部分を隠してしまうということをしてしまう場合があったり、オーバーフローが非表示に設定されていることで、大量のはみ出しテキストが隠しテキスト状態となっていることがあります。

いずれにしても意図的にSEOを目的としているものでなくても、検索エンジンにスパム判定されることがありますので、表面上の見え方だけでなく、ソース確認などを含めて、問題がないか確認したほうが良いでしょう。

ページ内へのキーワード詰め込み

ページ内へのキーワード詰め込み

通常、自然な文章であれば、ホームページ内のキーワードの出現回数は、常識で考えられる範囲になると推測することができます。

しかしながら、単体ページやホームページ全体のキーワードの比重を高めるために、同じキーワードを繰り返し何度も使用するSEOスパムが横行したことがあります。いわゆる「ページ内へのキーワード詰め込み」です。

しかしながら検索アルゴリズムは改良されているため、あまりに同一ページ内で同じ単語の繰り返しが多いと、そのページは低品質コンテンツとして、SEOスパム判定を受けることがあります。

キーワード含有率とSEO

キーワード含有率とSEO

SEOの話題のひとつとして「キーワード含有率」が出てくることがあります。古いSEOの情報では、ページ内でのキーワードの出現回数、文章全体に対してのキーワード含有率はどれくらいがベストであるというものがありますが、現在のSEOを考える上では、あまり出現回数や含有率は関係がありません。

検索ユーザーが検索したキーワードの内容に対して、適切な答えを示すものであれば、直接的なキーワードが含まれていなくても検索結果に表示されるケースも多くあります。

SEO目的で同一キーワードをたくさん含めることはプラスに働くとは限らない

ある程度ページ本文にキーワードが含まれている方が、SEOとしては関連性を示すことになるのでプラスには働きますが、SEO目的で、同一・同様のキーワードをたくさん含めることが必ずしもプラスに働くとは限りません。

そう考えると、こうしたページへのキーワードの詰め込みはブラックハットSEOとしてのペナルティのリスクが大きく、ハイリスクローリターンであると考えることができます。

隠しテキストやページ内へのキーワード詰め込みによるブラックハットSEO

隠しテキストやページ内へのキーワード詰め込みによるブラックハットSEO

検索エンジンスパムとして、テキストデータによるキーワードの認識という仕組を利用する、隠しテキストやページ内へのキーワード詰め込みといった方法があります。

こうした方法により、ホームページの表面上は見えない部分に、ページの主題と関係ないテキストを詰め込んだり、ページのテキスト量を増やすために、多数のキーワードを埋め込む方法が取られました。

しかしながらこの方法は、「検索エンジン最適化のガイドライン」に違反する、検索エンジンスパム行為です。

この方法は、ブラックハットSEOとして、検索エンジンペナルティの対象となり、検索結果での掲載順位の下落、インデックス削除の対象となります。

ブラックハットSEO

正確にはこうした方法はSEOではないため、検索エンジンスパムと考える方が妥当でしょう。

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