飲食店ホームページ用 アレルギー情報掲載例

飲食店ホームページ用 アレルギー情報掲載例


飲食店ホームページ用のアレルギー情報掲載例(簡単なものですがコピー&ペーストで使えるソースコードつき)のご紹介です。

食品表示法で定められているアレルギー表示の義務が適用されないため、飲食店におけるアレルギー表示は、原則として義務化されていませんが、可能な限り表示しておくに越したことはありません。ホームページ(ウェブサイト)上においても、同様に可能な限り表示しておくとアレルギー対応が必要なユーザーの役に立ちます。店舗内やホームページ上にアレルギー情報があると、来店者、来店予定者の安心度が高まります。

飲食店でも自主的にアレルギー表示をしているところもあります。とりわけ大手飲食店においてはアレルギー情報一覧表の記載が進んでいます。大手飲食店においてはアレルギー物質を選択し、選択した物質が含まれないメニューが表示される検索機能を持ったホームページ(ウェブサイト)もあります。

少なくとも、可能な限り特定原材料8品目(えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生)については対応しておいた方が良いと思います。

とお伝えするだけでは何なので、アレルギー情報のホームページへの記載例と、シンプルなアレルギー情報表(特定原材料8品目)を作成いたしました。

(情報さえ掲載されていれば表である必要はありません)

テーブル表示例の後にコピー&ペーストで使えるHTMLソースコードを掲載しています。

表のCSSは、弊社のテーブルに関するCSSが適用されています。CSS(表のデザイン、文字の左寄せ・中央寄せ・右寄せ)については、各サイトのテーブルに関するCSSをご利用・調整してください。

アレルギー情報(テーブル表示例)

アレルギー品目 小麦 そば えび かに 落花生 くるみ
使用の有無 × × × × ×

アレルギー表サンプルコード


<table>
<tbody>
<tr>
<th>アレルギー品目</th>
<td>卵</td>
<td>乳</td>
<td>小麦</td>
<td>そば</td>
<td>えび</td>
<td>かに</td>
<td>落花生</td>
<td>くるみ</td>
</tr>
<tr>
<th>使用の有無</th>
<td>●</td>
<td>●</td>
<td>●</td>
<td>×</td>
<td>×</td>
<td>×</td>
<td>×</td>
<td>×</td>
</tr>
</tbody>
</table>

CSS(内容の文字中央寄せ)


th,td {
text-align:center;
}

テーブルにだけ適用する場合は、HTML,CSSそれぞれにclassを付けてください。

アレルギー情報(テーブル表示例2)

小麦
そば ×
えび ×
かに ×
落花生 ×
くるみ ×

アレルギー表サンプルコード


<table>
<tbody>
<tr>
<th>卵</th>
<td>●</td>
</tr>
<tr>
<th>乳</th>
<td>●</td>
</tr>
<tr>
<th>小麦</th>
<td>●</td>
</tr>
<tr>
<th>そば</th>
<td>×</td>
</tr>
<tr>
<th>えび</th>
<td>×</td>
</tr>
<tr>
<th>かに</th>
<td>×</td>
</tr>
<tr>
<th>落花生</th>
<td>×</td>
</tr>
<tr>
<th>くるみ</th>
<td>×</td>
</tr>
</tbody>
</table>

アレルギー情報のテキスト表示

アレルギー情報については特にテーブル表示である必要はありません。

メニューの下にテキスト表示するだけでも十分です。

例)

お子さまランチ

アレルギー情報 卵、小麦、牛乳

乳幼児や子どもが来店する飲食店におけるアレルギー情報の必要性

乳幼児や子どもが来店する飲食店におけるアレルギー情報の必要性

乳幼児や子どもが来店する飲食店におけるアレルギー情報の必要性について少しだけ触れておきます。食物アレルギーの有病率は、乳児で 5 〜10% 、幼児で約 5%、学童期以降が 1.5 〜 3%とされており、主なアレルギーは「卵」が50%程度、「牛乳」が20%程度となっています。

総務省の「《資料》 乳幼児の食物アレルギー対策に関する実態調査の結果」の中で引用されている「保育所ガイドライン」によると、保育所における食物アレルギーの原因となる食物は、「卵」が50%程度、「牛乳」が20%程度を占めています。その後、10%を切る形で小麦、大豆、ナッツ類が続きます。

また、独立行政法人環境再生保全機構の「よくわかる 食物アレルギー 対応ガイドブック」中の引用「保育所における食物アレルギーに関する全国調査」(日本保育園保健協議会、平成21年)によると、食物アレルギーの頻度は、診断の基準や調べ方によって変わってきますが、食物アレルギーの有病率は、乳児で 5 〜10% であり、年齢とともに減少して、幼児で約 5%、学童期以降が 1.5 〜 3%と推測されています。最近の調査によると、有病率は増加傾向にあるとされています。

店舗内やホームページ上にアレルギー情報があると、来店者、来店予定者の安心度が高まります。特にホームページ中へアレルギー情報の記載はさほど大掛かりな手間や費用が必要になるわけではありません。

店舗・来店者双方のメリット

店舗・来店者双方のメリット

アレルギー情報の表示は、来店者だけでなく店舗・来店者双方にメリットがあります。

例えば、飲食店において「鶏の唐揚げ」と記載されているものであっても、実質は片栗粉を使用した竜田揚げであり、小麦や卵を使用していない場合があるとします(狭義にはそれぞれ異なるものですが、竜田揚げは唐揚げの一種であると考えることもできるため、表記的には問題がありません)。

しかし、一般的に唐揚げとは小麦や卵を使用したものであるという認識を持っている場合、鶏の唐揚げの注文が避けられることになります。

もちろん「共通の揚げ油ではアレルギー反応は出ない」などの条件が必要になりますが、この時に、アレルギー情報表示があると、「記載上は鶏の唐揚げ」=「実質的には片栗粉のみを使用した竜田揚げ」への注文可能性が高まります。

来店が避けられていた場合でも来店可能性が高まります。

それまで、小麦や卵が入っている可能性が高いという判断で注文が避けられていたものが、ある意味で「誤解が解ける」と、外で食べたことがなかった子どもが外で食べるという経験をすることができるかもしれません。

すべてのアレルギー物質に細かく対応することは難しいかもしれませんが、記載できるものは記載しておいた方が、飲食店、来店者双方にメリットがあります。

なお、特に私やその家族が食物アレルギーで困っているというわけではありません。

単に子どもの友だちで卵アレルギーの子がいて、「店を探すのが大変だから」という理由であまり外食させてもらえない子がいたので、色々と考えて投稿してみました。

お店にはお店の経営がありますので、「アレルギー対応メニューを作ってほしい」等々メニュー上のアレルギー対応の是非については特に触れませんが、既存メニューの「メニュー表やホームページへのアレルギー情報の掲載」については「次にメニュー表を作り変える時やホームページ修正を依頼する時でも良いので、できるだけ掲載してください」ということを思います。

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