ニッチな業種ほどホームページ制作はより丹念に 専門性とコンテンツ属性

ニッチな業種ほどホームページ制作はより丹念に 専門性とコンテンツ属性


今回は、ニッチな業種ほどホームページ制作においてより丹念にコンテンツを作り込む方が良いといったことをテーマにお送りしていきます。ホームページ制作の肝心要はコンテンツですが、ニッチ業種、ニッチ企業ほどコンテンツの専門性を高め、ホームページ自体の企画設計・制作やコンテンツ作りに注力するとものすごい効果が出るという旨をお伝えしていきます。

先日、仕事の関係…といってもほとんどプライベートですが、滋賀県の信楽町で開催された信楽陶器祭りに行きました。車で送ってもらったのですが、道沿いには信楽の狸がわんさか。何より空気がきれいでした。京都でもたくさんのお祭りが開催されています。秋は祭りラッシュですね。

さて、今回もニッチ業種・ニッチ企業のホームページ制作についてのテーマですが、以前に「企業間取引がメインのニッチな業界ほどウェブで差がでます!」というタイトルで、一般ユーザーを対象としないニッチな業種の企業ホームページは、公開しているだけでお問い合わせがやってくるほど、効果的であるケースが多いことをお伝えしました。

「うちの業界でホームページ活用なんて…」

そのようなニッチな業種ほど、ホームページ(ウェブサイト)の活用で、著しくWebマーケティング効果が出ることがあります。

単純に競合相手の多い業種ほど、ホームページを活用しようと思うと、SEO対策などを含めて、コンテンツ数やWebライティングに注力することが必要になりますが、ニッチな業種の場合は、検索するユーザー層の特性も、一般ユーザーとは異なるため、SEOやコンテンツ制作にかかる費用はそれほど必要でないものの、コンテンツ自体はより丹念に作り込む必要があります。

業種ごとでかなり違う検索ニーズ

業種ごとでかなり違う検索ニーズ

先日、ある異業種の方から、この「Web制作・Web関連」をかなり読んでいるという嬉しい声をいただきました。そして次のようなご意見もいただきました。

「難しすぎる」

おそらくそんな意見になるだろうことは予測していました。しかしながらあえてそうしています。

一般的には、Webの情報といえば、役立つコード集とか、SEOの最新情報とかになりますが、短期的な盛り上がりコンテンツの配信ということは、それほど意識していません。どちらかと言うと、ある程度トレンドが変わっても、その根本にあるような普遍的な内容の方にこそ興味があり、それは時代とともに表現のされ方は違っても、出方が違うだけでいつまでも使えるスキルや考え方だと思うからです。

一般的なインフォメーションクエリなどでSEOに力を入れているメディアサイトなどをひとまず置いておいて、企業のホームページの活用についてSEO(SEO対策)や検索を考えたときには、業種ごとでかなり検索ニーズが異なることが見えてきます。特にニッチな業種であればそれは顕著です。

SEO・SEO対策

企業の公式ホームページ制作と検索キーワード

企業の公式ホームページ制作と検索キーワード

さて、本題ですが、コーポレートサイトとメディアサイトとの違いほど大きな差はありませんが、企業の公式ホームページ制作であっても業種ごとで、少しずつ制作の中で比重をかけるポイントが異なってきます。企業の公式ホームページ制作において、SEOキーワード・検索キーワードをどのようなものにするかが重要になります。

大きな分類で考えれば、一般消費を対象としたものと、企業間取引を対象としたものの違いです。そして例えば一般消費に近いものであっても、取扱サービスがニッチなものであれば、また方法論は異なってきます。

この原因となるのは、ユーザーの検索ニーズです。

コンバージョンにつながる検索ニーズ

コンバージョンにつながる検索ニーズ

コンバージョンにつながるニーズを持った人、すなわち、表現は悪いですが暇つぶしや情報収集ではなく、本当に問い合わせをしたいというニーズを持っている人たちが、どのような検索パターンで検索しているのかというところがポイントとなります。

企業がホームページ制作を行う基本的な目的は、ホームページを通じた問い合わせなどから売上を向上させることです。無料で暇つぶしをしようとしているユーザーのための暇つぶしの機会をもたらすことが目的ではありません。

ホームページ制作において、SEOキーワード選定を行う際、各クエリの検索回数の多さだけで考えてしまうと、一歩間違えれば「お客さんにはなりえない人」たちのアクセスばかりになってしまうことがあります。

確かに検索需要があり、実際の検索表示回数が多くても、そうした検索行動の裏にあるニーズが「暇つぶし」であった場合、そのような目的でやってきたユーザーが企業のWebマーケティングにつながることはほとんどありえません。

また、トランザクションクエリかつ単独のビッグキーワードで上位に表示されても、企業のサービス自体が全国対応していないものであれば、そのキーワードで上位に表示されるためにかかるコストを、他のWebマーケティングの有効な活動に費やしたほうがいいケースもあります。

ホームページ制作におけるコンテンツの専門性

ホームページ制作におけるコンテンツの専門性

そこで、ホームページ制作の中で、普通のSEOを考えた場合、同じ1000文字の文章であれば、どういうふうにマークアップすると、よりページのクオリティが高いと判断されるようになるのか、といったことが対象となります。

しかしながら企業のホームページ制作、特にニッチな業種で、取引相手がかなり限定されている場合であればあるほど、通常のSEOのスキルよりも、コンテンツをどれほど良質なものにするかというところがキーポイントとなってきます。

先の通常のSEOとは少し概念が異なり、「同じ1000文字の文章であれば、どのような単語やフレーズ、コンテキストを意識して1000文字に仕上げるのが良いか?」というような点が、SEOより先に必要なポイントとなります。

専門性の高い業種であれば、専門性の高いコンテンツを作ることが理想的です。見る人が同じ専門分野の人であっても、なるべく「書かなくてもわかるだろう」というようなことを避け、入念にSEOキーワードを含めながら専門的にコンテンツを作っていくと良いでしょう。

コンテンツ属性と検索クエリパターン

コンテンツ属性と検索クエリパターン

コンテンツがどのような属性を持っているかで、検索クエリパターンとの関連性に影響が出ます。

例えば、「この検索ユーザーは、問い合わせ目的でサービス提供事業者などを探しているんだろう」とか「このユーザーは、この分野に関連する最新情報を探しているんだろう」など、検索エンジンも検索クエリに合わせて、単純にキーワードとの関連性で検索結果を表示しているわけではなく、検索ユーザーの「検索の目的」を推測して検索結果を返しています。

そこで考えてみたいのが、検索キーワードとその奥にある検索の目的です。そして、同じような近い検索キーワードでも検索ユーザー自体の属性には違いがあります。

例えば、理想的なのは「ある業種の特定のサービスの利用をニーズとして持っているユーザー」ですが、近いような検索キーワードでのアクセスであっても、場合によっては、「ある業種に対して商品を営業したいと思っている関連業者」だったり、「その業種で仕事をしたいと思っている学生」だったりします。なるべく、理想的なユーザーとのマッチングへ向けて、コンテンツ属性や検索クエリを調整していくのが望ましいでしょう。

同じような検索キーワードでホームページに流入するユーザータイプの例

  1. 企業のサービスの利用ニーズのあるユーザー
  2. 自力解決のために調べ物をしているユーザー
  3. その企業に対して営業を行おうとしている関連業種の営業担当
  4. その業種で仕事をしたいと思っている学生や求職者
  5. ライバル企業

キーワードの揺れ

キーワードの揺れ

専門性の高い分野であるほど、きちんと専門分野に精通していると判断されるページさえあれば、多少のキーワードの揺れがあっても、近いキーワードでの検索でも検索結果に表示されることがあります(例 ホームページ制作というクエリは含むが「Web制作」というクエリを含んでいないページでも、「Web制作」で検索された時にSERPsに表示される)。

ニッチな業種であれば、ホームページを公開しているだけで効果があるケースがありますが、さらにページの専門性を高めることで、企業へのお問い合わせのニーズを持つユーザーとの接点が高まります。

ホームページの内容の専門性が高ければ高いほど、類語や同義語、関連用語といったSEOキーワードの揺れにも対応し、幅広いアクセスを集めることができます。

下手に多様な検索キーワードを含ませるよりも、ホームページ全体やコンテンツ自体のクオリティを高めるほうが理に適っていると言えるでしょう。

多少ホームページの表示順位が低くてもアクセスが来る

多少ホームページの表示順位が低くてもアクセスが来る

特に専門分野は、一般的な「芸能人の話題」などと異なり、Web上でも情報量自体が少ないため、本当にニーズがあれば、多少表示順位が低くてもアクセスされる可能性は高いと考えることができます。

ニッチな業種の企業で競合性が低い場合こそ、コンテンツ制作に力を入れ、ホームページの品質を高めることによって、その専門分野ではずば抜けた存在になることができます。

できるだけ専門性を高め、検索クエリの揺れにも対応できるほどのページクオリティになれば、「地域が異なり同じ専門分野でも使用する単語が違う」といった、隠れたユーザーとの出会いが待っているかもしれません。


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