ホームページ(ウェブサイト)を運営し、事業の採用活動やお問い合わせ、資料請求などの成果を獲得する上で、エントリーフォームの最適化は非常に重要です。ユーザーが情報を入力する際の負担を減らし、入力途中での離脱を防ぐためには、フォームを構成する入力部品を適切に使い分ける必要があります。
ここでは、Web制作やコンバージョン率改善の現場で基本となるエントリーフォームの役割や、回答方式を指定するUI要素(ラジオボタン、チェックボックス、セレクトボックス)について、より専門的にはどのように扱われているのかを交えながら解説していきます。ユーザーにとって使いやすく、事業側にとっても正確なデータ収集を可能にするフォーム設計の基礎知識をまとめています。
ホームページ(ウェブサイト)において、閲覧者が実際に行動を起こす最終的な窓口となるのがエントリーフォームです。フォーム自体の目的とユーザーにストレスを与えずスムーズに入力を完了してもらうための代表的な選択要素について見ていきます。
エントリーフォーム

エントリーフォームは、ホームページ(ウェブサイト)においては、お問い合わせフォーム、資料請求フォーム予約フォームなど、ユーザーが情報を入力してメールなどの連絡を送信できるフォームになります。
- お問い合わせフォーム
- 資料請求フォーム
- 予約フォーム
企業が運営するサイトにおいては、情報掲載だけでなくこうしたエントリーフォームを設置してWebマーケティングを行うことが一般的です。
エントリーフォームの制作とEFO

エントリーフォーム用のウェブページ制作にはinputタグなどを使用します。
このエントリーフォームをユーザーが入力しやすいように最適化することをEFO(エントリーフォーム最適化)と表現したりします。
EFOはWebマーケティングのコンバージョン率向上のために施策されます。
ホームページ制作・作成 Webマーケティングの1ポイント

ホームページ制作において、エントリーフォームを最適化することは、Webマーケティングのコンバージョン率を向上させることに繋がります。そして、エントリーフォームから送信されたデータを上手く利用すると、情報入力の手間を削減することができるため、事務コストが削減できる場合もあります。
ラジオボタン

ラジオボタンは、ホームページ中のエントリーフォームなど、ユーザーが項目を入力や選択する場面における択一式の選択項目ボタンです。ホームページ制作においてはメールフォームや条件検索でよく使用されます。一般的に項目の先頭に丸型の選択表示が付きます。
ラジオボタンの特徴

ラジオボタンは項目の選択において複数の中から一つしか選択できないため、エントリーフォームにおける選択必須項目に向いています。なお、複数項目の選択を可能にする場合には、チェックボックスを利用します。
ラジオボタンの実装
ホームページ制作においてラジオボタンは、inputタグの「type=”radio”」で実装します。
ホームページ制作・Webマーケティングの1ポイント

ホームページを作成する時にメールフォームなどにラジオボタンを設置することで、選択必須項目で、かつ一つしか選べないような項目の入力の手間を簡単にすることができます。Webマーケティングのコンバージョンを高めるためにエントリーフォーム最適化(EFO)を考える場合にはこうした選択項目の工夫も検討してみましょう。
チェックボックス

チェックボックスは、ホームページ中のエントリーフォームなど、ユーザーが項目を入力や選択する場面におけるチェック式の選択項目ボタンです。ホームページ制作においてはメールフォームや条件検索でよく使用されます。一般的に項目の先頭に四角の選択表示が付きます。
項目の複数選択が可能

チェックボックス(もしくはそれに関連付けられた文字列などの要素)をクリックで選択します。この選択方式は項目の複数選択ができるため、任意選択項目に向いています。セレクトボックスやラジオボタンは択一ですが、複数の項目を選択できるようにしたい場合は、このチェックボックスを利用します。
チェックボックスの実装
ホームページ制作においてチェックボックスは、inputタグの「type=”checkbox”」で実装します。複数選択が可能であるため、たくさんの項目を設置する場合がありますが、表示デバイスによる表示画面の幅の関係でレイアウトが意図せず崩れることもあるため、メディアクエリなども活用してみましょう。
ホームページ制作・作成の1ポイント

ホームページ制作においてチェックボックスを利用することで、選択項目を設置することができ、かつ複数選択も可能になるため、アンケートなどにも利用することができます。チェックボックスは、メールフォーム、アンケートフォームだけでなく、求人情報サイト・物件情報サイト・地域情報サイトなどにおいて、条件検索の際の複数選択による検索を実装したい時にも利用することができます。
セレクトボックス

セレクトボックスは、ホームページ中のエントリーフォームなど、ユーザーが項目を入力や選択する場面における択一式の選択項目です。ホームページ制作においてはメールフォームや条件検索でよく使用されます。該当セレクトボックスをクリックすると選択項目がプルダウン表示されます。
プルダウンで表示

セレクトボックスに選択項目が入っており、クリックするとプルダウンで選択項目が表示されます。複数の中から一つしか選択できないため、選択必須項目に向いています。日付別アーカイブや条件検索などに利用することもあります。
セレクトボックスの実装
ホームページ制作においてセレクトボックスは、selectタグ、optionタグで実装します。フォームで使用することもありますし、リンクを設置してセレクトボックスの項目選択でそのままリンク先へジャンプするといったような使い方をすることもあります。
ホームページ制作・作成の1ポイント

メールフォームを工夫することで、お問い合わせ率が向上することがあります。これはどちらかというと離脱率を下げるという点で、結果的にお問い合わせ率が向上するという面が多いですが、メールフォームにお問わせ時の注意事項などを掲載することで、トラブルを回避できたり、ユーザーの安心感を向上させることができる場合があります。ホームページ制作時にはこうした配慮も心がけると、どんどん品質が高まっていきます。
プルダウンメニュー(ドロップダウンメニュー)

プルダウンメニュー(ドロップダウンメニュー) は、ウェブページにおいて、メニューのタイトル部分をクリックすると、メニュー詳細項目が垂れ下がって表示されるタイプのメニューです。アコーディオンメニューとも呼ばれます。
ホームページ制作においては、クリックオープンで選択肢を選ぶという形で複数項目の表示領域を小さくする場合などに使用されるメニュー形式です。
数が多くなったカテゴリーページなどのリンクをまとめたり、メールフォームや条件検索などで選択項目を設置する場合に使用します。
プルダウンメニューの領域幅

プルダウンメニューは、領域の幅が一行分でよいため、ホームページ制作では、例えばメールフォームや条件検索において都道府県名の選択など、選択項目数が縦長になりがちな項目の選択用によく利用されます。
例えばブログを長年運営していると月別アーカイブが運営月数の数ほどになります。そうなると3年運営していると36行のリストになり、サイドバーの縦幅を大きく占めてしまいます。こうした場合に月別アーカイブのリストをプルダウンメニューに変更すると、リスト表示を一行にすることができます。表示をスッキリさせたい時は、こうした仕様への変更を検討すると良いでしょう。
ホームページ制作・作成 SEOの1ポイント

プルダウンメニューは、ホームページ作成時にうまく利用することで、表示領域を少なくすることができるため、ページの読みやすさ、操作のしやすさ向上にプラスに働きます。ホームページのスマートフォン表示の際にのみ表示領域が大きいものをプルダウンメニューにする形も良いかもしれません。直接的なSEOには関係ありませんがユーザーのストレス軽減に関係している項目ですので、場合によっては工夫を心がけたほうが良いかもしれません。
Captcha

Captcha(キャプチャ)は、ウェブサービスにおいて、リクエストを送るものがコンピュータによるものではなく、人間であることを確認するためのシステムで、「completely automated public Turing test to tell computers and humans apart」の頭文字からCaptchaと呼ばれています。
一般的には画像が表示され、その中の文字列を入力することで認証したり、画像選択などで機械によらず人間による入力を確認する仕組みです。プログラムによる自動登録やホームページ上のメールフォームにおけるスパムメール自動送信を防ぐために用いられます。
スパム防止プログラム

キャプチャはスパム防止のため、ウェブサービスのアカウント登録や、ログインが必要な入力の場面において、コンピュータによる自動プログラムではないことの確認として、画像を表示して、選択を求めたり、表示された文字の入力を求めるというプログラムです。
ホームページ制作においては、メールフォームやログイン画面などでの機械的なアタック、スパムメール防止、いたずら防止のために利用されることがあります。ロボットによる機会的な操作を防ぎます。
画像の選択や文字の入力

Captcha(キャプチャ)の機能は、例えば、複数枚の画像が並べられ、その中から「車の画像を選択してください」という確認を行い、人の目視による確認によってしかクリアできないように確認項目が組まれています。また、このキャプチャの選択確認は音声による認証も可能です。
また、表示された画像の示された文字を入力するパターンのキャプチャもあります。ロボットによる操作ではないことを確認します。
メールフォーム経由の迷惑メール対策

ほとんどの企業ホームページには、お問い合わせフォームが設置されていますが、このお問い合わせフォーム(メールフォーム)から届く迷惑な「迷惑メール(スパムメール)」や「営業メール」への対策のひとつとしてCaptcha・reCAPTCHAが利用されています。
CAPTCHAはホームページのセキュリティ対策として利用される仕組み
CAPTCHAとは、ユーザーが人間なのか、それとも自動プログラム(ボット)なのかを判別するために利用される認証技術のことです。名称は「Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart」の略で、人間とコンピューターを区別するための自動テストという意味を持っています。
インターネット上では、フォーム送信やアカウント登録などを自動化したプログラムが悪用されるケースが多くあります。こうしたボットは大量のスパム投稿や不正アカウント作成、データ収集などを行うことがあるため、多くのホームページではCAPTCHAを利用して自動処理を防止しています。
ホームページではフォームのスパム対策として使われることが多い
企業のホームページやブログでは、お問い合わせフォームやコメント投稿機能が設置されていることが多くあります。これらのフォームはボットによるスパム送信の対象になりやすく、大量の迷惑メッセージが送信される原因になることがあります。
CAPTCHAを設置すると、ユーザーがフォーム送信を行う際に簡単な確認テストが表示されるようになります。例えば、歪んだ文字を入力する形式や画像の中から特定の対象を選択する形式などがあり、人間には比較的簡単でも自動プログラムには難しい課題が出題されます。こうした仕組みによって、ボットによる自動投稿を防ぐことができます。
現在のCAPTCHAは行動分析型に進化している
従来のCAPTCHAは、画像に表示された文字を入力する方式が一般的でした。しかし現在では、ユーザーの操作や閲覧行動を分析して人間かどうかを判定する仕組みも利用されています。
例えばチェックボックスをクリックするだけの認証や、ユーザーのマウス操作や閲覧履歴などを分析してボットの可能性を判断する方式などがあります。これらの仕組みはユーザーの操作負担を減らしながら、ホームページのセキュリティを維持するために導入されています。
CAPTCHAはユーザー体験とのバランスも重要になる
CAPTCHAはホームページのセキュリティを高める効果がありますが、利用方法によってはユーザーの利便性に影響することもあります。認証が複雑すぎる場合、フォーム入力を途中で諦めてしまうユーザーが増える可能性もあります。
そのため、ホームページ制作やWebマーケティングの実務では、セキュリティ対策とユーザー体験のバランスを考えながらCAPTCHAを導入することが重要になります。適切な設定を行うことでスパム対策を行いながら、問い合わせや資料請求などのコンバージョン機会を維持することができます。
このようにCAPTCHAは単なる認証機能ではなく、ホームページのセキュリティ対策とユーザー行動のバランスを考えながら運用する必要がある仕組みの一つです。
ホームページ制作・SNS活用の1ポイント

一般的なホームページと異なり各種ウェブサービス、レンタルブログ、SNSは、メールアドレスなどの登録のみでアカウントを作成できるため、スパム利用されやすい傾向にあります。概ねユーザー登録・アカウント作成の際にはこうした画像による認証が設置されています。
なお、スパムアカウントは、各SNSやブログサービス運営元のアルゴリズムによって検知され、アカウント凍結などの対応が取られることが一般的です。
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