今回は、WordPressテーマのcategory.phpを編集してカテゴリーページのリストをカスタマイズする方法についてお伝えします。
WordPressには投稿と固定ページがありますが、WordPressは元々ブログスタイルが基本のブログCMSのため、投稿ページ（記事）については、カテゴリー分けする機能がついています。
基本的にカテゴリー分けされた投稿ごとに、時系列的に最新記事を最上部として、表示件数に応じて上から順番に過去記事へとリスト化されていきます。
カテゴリーページで表示する投稿の表示件数の設定はWordPress管理画面の「設定」で行うこともできますが、WordPressテーマのcategory.phpを編集することで、表示件数もカテゴリーごとに調整したりすることもできます。
このWordPressサイトのカテゴリーページの表示の仕方はWordPressテーマに依存していますが、category.phpなどをカスタマイズすることで表示形式やリストに表示する項目を変更することもできます。
それでは今回は、WordPressサイトのカテゴリーページのカスタマイズ方法として、WordPressテーマのcategory.phpを編集してカテゴリーページのリストをカスタマイズする方法についてお伝えしていきます。
WordPressテーマのcategory.phpを編集する
WordPressテーマの中にcategory.phpが存在している場合、このファイルがカテゴリーページの基本的なテンプレートとなります。
WordPressサイトのカテゴリーページをカスタマイズするためにこのcategory.phpを編集する場合は、WordPress管理画面から直接カテゴリーページに関するファイルを操作するか、WordPressインストールサーバーにFTPなどで接続し、category.phpをダウンロードしてローカル環境でエディタを用いて修正し、修正ファイルを上書きアップロードします。
category.phpがテーマファイルにない場合
カテゴリーページを含むアーカイブ系のページは、カテゴリーやタグなどに関する具体的なアーカイブリストのファイルがない場合は、archive.phpでその代用をします。
WordPressテーマによっては、archive.phpのみで全てのアーカイブ系のページを指定していたり、archive.phpの中に条件分岐を加えることで、カテゴリーページの場合に表示するリストの仕様を設定している場合があります。
なお、archive.phpも存在しない場合は、index.phpの設定が反映されます。
category.phpとcontent.php
また、WordPressテーマ内にcategory.phpがあったとしても、その中のリスト項目の表示の仕方や大枠については、部分的にcontent.phpを利用しているケースもあり、category.phpのみの編集だけではWordPressの投稿に関するカテゴリーページを完全にカスタマイズすることができない場合もあります。
管理画面からcategory.phpを確認して編集・カスタマイズする
WordPressにログインし、WordPress管理画面の左側に操作メニューの「外観」から「テーマの編集」を選択して、画面右側にcategory.phpがあればそれをクリックしてください。
WordPressテーマにもよりますが「カテゴリー（category.php）」や「カテゴリーテンプレート（category.php）」といったように表記されています。
クリックすると投稿ページを構成しているphpが表示されますので、この画面からWordPressサイトのカテゴリーページのカスタマイズを行ってください。
複数ファイルでカテゴリーページ・リストを生成している場合
Twenty Fourteenテーマの場合は、カテゴリーページの大枠はcategory.phpで指定していますが、リストの表示に関してはcontent.phpを呼び出す形になっています。
get_template_part( 'content', get_post_format() );
この場合はcontent.phpを編集して、カテゴリーリストの表示をカスタマイズする必要があります。
この場合、
<?php is_category($category); ?>
is_category();
などを利用して、カスタマイズコードをカテゴリーページのみに適用する旨を指定する必要があります。
カテゴリーのリストの表示項目にカスタムフィールドを反映
こうしたcategory.phpとcontent.phpの編集によって、WordPressのカテゴリーページのリスト項目に表示される表示項目として様々なものを設定することができますが、WordPressカスタマイズを行うことで、カスタムフィールドの入力項目をリストの表示項目として反映することもできます。
各投稿ページなどで設定したカスタムフィールドの値を、投稿の表示の際だけでなくカテゴリーのリスト表示の際にも反映するカスタマイズです。
この仕組を使うことで、自由度の高いカテゴリーページを作成することができます。
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（初回投稿日 2015年11月22日）
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