大山崎山荘美術館

大山崎山荘美術館へ 京都府大山崎町


先日、京都府大山崎町にある「アサヒビール 大山崎山荘美術館」に行きました。

久しぶりの美術館です。

京都市美術館(京都市左京区)へは、「ルーヴル美術館展」の度に行くのですが、この大山崎山荘美術館は初めてです。

終わりなき創造の旅 絵画の名品より

今回はたまたま、京都近郊の美術館で何か面白い展示をやっていないかを調べていたら、大山崎山荘美術館の「開館20周年記念 終わりなき創造の旅 絵画の名品より」に行き着きました(2016年初回投稿当時)。

大山崎山荘美術館 開館20周年記念 終わりなき創造の旅 絵画の名品より

「絵画の名品」とあります。

では、誰の作品が展示されているのか、ということで調べてみると…

「ゴッホ、モネ、ピカソ、ルノワール、シャガールなど…」

「行こう」

秒速で行くことが決定しました。

いざ、大山崎山荘美術館へ

京都市内の自宅から大山崎山荘美術館までは、国道171号線をひたすら進んで大山崎町へ。

171号線まで向かう途中、桂川沿いを走ると、オオキンケイギクが群生していました。

桂川沿いのオオキンケイギク

オオキンケイギク

オオキンケイギク

このオオキンケイギクは、キバナコスモスに似ていますが、北アメリカ原産のキク科多年生草本で、特定外来生物に指定されています。

外来生物対策-オオキンケイギクについて(九州地方環境事務所)

観賞にも適しているほど美しいのですが、なんせ繁殖力が強すぎるという点で特定外来生物に指定されたようです。

コスモスは秋に咲きますが、このオオキンケイギクは、初夏から夏にかけて花を咲かせます。

美術館に行く前にお花観賞でした。

大山崎町へ到着

桂川沿いを走って、伏見区のあたりで171号線の方に向かい、そこからはひたすら大山崎町を目指しました。

土地勘がないため、少し道に迷いました。

何とかたどり着くことのできたJR山崎駅から、ひたすら急勾配のヒルクライムです。

大山崎山荘の入口

ようやく大山崎山荘の入口にたどり着くと、夏目漱石氏の句の石碑がありました。

夏目漱石の句

夏目漱石の句

以前に夏目漱石の名前を出したことがあったため、少し奇遇だと思いながらも、今回は美術作品の鑑賞が目的です。ひとまず中に進みます。

大山崎山荘庭園の入口

大山崎山荘庭園の入口

この入口を通って美術館に向かうまでの間に庭園があります。

いくつかルートはありますが、ひたすら道を登って行くと、大山崎山荘美術館が見えてきます。

大山崎山荘美術館

大山崎山荘美術館 設定を

ようやく到着です。

大山崎山荘美術館入口

大山崎山荘美術館入口

ここが入り口です。

この先は美術館のため、撮影禁止のため、テキストのみでお楽しみください。

大山崎山荘美術館

大山崎山荘美術館 大山崎町

大山崎山荘美術館は、実業家加賀正太郎のの別荘として建てたれた山荘が取り壊しの危機に瀕した際にアサヒビール株式会社が復元整備を行って美術館にしたものです。

1996年から美術館として運営されている大山崎山荘は、今年で美術館として20周年ということでした。

今回の「終わりなき創造の旅 絵画の名品より」は開館20周年を記念する展示です。

パブロ・ピカソの「横たわる女」

ピエール・オーギュスト・ルノワールの「葉と果実の飾りのある若い裸婦」

マルク・シャガールの「春の恋人たち」

など、世界の名画がたくさん展示されています。

大山崎山荘は、登録有形文化財に指定されるほど、立派でキレイな洋館です。

夏目漱石と大山崎山荘

庭園の入口にあった夏目漱石氏の石碑の横にあった説明文(大山崎町役場 経済環境課)によると、

予てより山荘の名前を有名人に名付け親になってほしいと願っていた加賀正太郎の招きによっての訪問である

と、夏目漱石氏の訪問の経緯が書いてありました。

そこで、推測されるのが夏目漱石氏が「大山崎山荘」と名付けた、ということですが、館内の案内によると、

「夏目漱石はいくつか提案したが、加賀正太郎は却下した」

という旨のことが書いてありました。

そこで気になったのが、廃案になった名前は何だったのかという点。日本が誇る文豪、夏目漱石氏が提案した「採用されなかった名前」は一体どんな名前だったのかという点です。

もしかしたらどこかの資料に掲載されているのかもしれませんが、残念ながら、今回の訪問では、廃案になった名前を見つけることはできませんでした。

もし廃案になった名称をご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えていただきたく存じます。

大山崎山荘美術館の建物

大山崎山荘美術館は、本館である大山崎山荘と、「地中の宝石箱」地中館、「夢の箱」山手館などで構成されています。

地中館は安藤忠雄氏の設計です。クロード・モネの睡蓮が常設展示されています。

本館である大山崎山荘と山手館を繋ぐ通路は、全面ガラス張りで温室のような造りになっています(実際に少し暖かいです)。

階段のステンドグラスもキレイです。

喫茶室のテラスで20周年特別メニュー

二階の喫茶室では、開館20周年特別メニューとして、リーガロイヤルホテルによるスイーツが提供されています。

ドリンクとセットで500円です。

私は、「デリス・アナナ」をいただきました。

ドリンクとセットでこの特別価格は、太っ腹です。

このデリス・アナナは、すごく美味しかったです。

喫茶室は室内とテラス、どちらでも飲食可能です。

テラスに出ると男山などが見える非常に広がった景色が広がります。

美術作品鑑賞ともども良い時間を過ごすことができました。

「終わりなき創造の旅 絵画の名品より」は、本年6月5日(日)まで開催されています。

絵画も建物も、見応えがありますよ!

アサヒビール 大山崎山荘美術館

アサヒビール 大山崎山荘美術館

アサヒビール 大山崎山荘美術館

〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3

開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日 月曜日(祝日の場合は翌火曜)、臨時休館、年末年始

入館料

  • 一般 企画展ごとに異なります
  • 高・大学生 500円(団体:400円)
  • 障害者手帳をお持ちの方、ミライロIDをお持ちの方 300円
  • 中学生以下 無料

※団体:20人以上

公式サイト アサヒビール 大山崎山荘美術館

(初回投稿日 2016年5月18日)

「大山崎山荘美術館へ 京都府大山崎町」のカテゴリ 一平タイムズ
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