アクセス解析データ ウェブサイトの効果測定の先

アクセス解析データ ウェブサイトの効果測定の先


今回は、「アクセス解析データ ウェブサイトの効果測定の先」というタイトルで、Google Analytics(グーグルアナリティクス)などのアクセス解析データを元にウェブサイトの効果測定を行うことと、その先にあるサイト改良の必要性についてお伝えします。

弊社、株式会社ファンフェアファンファーレはワードプレスなどのCMSを利用したウェブサイト制作(ホームページ制作)、およびそれらCMSのカスタマイズを得意とするWeb制作会社です。それと同時にSEOを中心としたWebマーケティング会社でもあります。

アクセス解析データを参照させていただくこともありますが、この場合は、常にSEOを前提としたホームページの改良、Webマーケティング効果の増大を目的としてアクセス解析を参照しています。

以前、ウェブサイトのカスタマイズご依頼のお客さまより「今もアクセス解析のデータは毎月もらっている」という旨をお伝えいただいたことがあります。

しかしながら、ご依頼を受けたウェブサイトは静的サイトであり、特にコンテンツの増加なども無いウェブサイトでした。

インターネット広告などを出稿されているかをお伺いしたところ、リスティング広告やアドネットワーク広告などをはじめ、そのような広告は一切利用されておらず、またソーシャルメディアの活用などもされていないということでした。

アクセス解析データは自己満足に終わりがち

ホームページのアクセス解析データは自己満足に終わりがち

Google Analyticsをはじめとする、アクセス解析は、ホームページ(ウェブサイト)へのアクセス数やアクセス経路などを計測するウェブツールです。

もちろんそのツールの役目としては、サイトへのアクセスを計測し、分析するためのデータを収集することです。ウェブサイトの効果測定の第一歩として、計測データがないと、さまざまな施策効果の検証をすることができません。

しかしながら、旧来からある「アクセスカウンター」などを含め、アクセス解析の数値は、サイト運営者にとって「自己満足」に終わってしまいがちな側面を持っています。

特に、先のお客さまの例では、特にウェブサイトを改良などをしているわけでもなく、ウェブコンテンツを増やしているわけでもなく、ウェブ広告やソーシャルシェアなどで、ウェブサイトへのアクセス向上の施策を行っているわけでもない状況で、毎月アクセス解析データだけが送られてくるといったケースです。

アクセス解析の数値を参照する意味

アクセス解析の数値を参照する意味を考えた時、それはその数値をベースとして、何かしらの改善をしていくというところに意味があるのと思っています。

アクセス解析上の何かのスコアを見て、その時点で何かの満足などがあったとしても、それは個人的な感情の世界です。個人運営のブログであればそれでよいのですが、企業のホームページ運営の場合は、そうした個人的な感情はひとまず置いておく必要があると考えています。

アクセス解析の何某かの数値を中間目標にして、実際にホームページを通じた問い合わせなどを獲得して、その「Webマーケティングのコンバージョン」にこそ喜びを感じるべきだと思っています。

そして、アクセス解析上の何かの数値、それはセッション数なのかPV数なのかはわかりませんが、そうした数値自体に目標を持って、SEOを含めホームページ内部のコンテンツなどを改良したり、リスティング広告の運用の仕方を変えたり、SNSでの活動の方法を変えてみたりといったことが必要になると考えています。

ウェブサイトの効果測定

ウェブサイト(ホームページ)の効果測定を行う場合は、極論的にはコンバージョン率くらいしかWebマーケティング効果を図ることはできないものの、その手前の段階にあるユーザーの数やユーザー行動を把握したり、どういったアクセス経路で集客が叶っているのかを知ることが重要です。

SEOであれ、FacebookやTwitterやInstagramといったソーシャルメディア活用であれ、何某かのWebマーケティング施策を行った場合、「お問い合わせ数」だけを数えていた場合は、その奥が見えてきません(お問い合わせがゼロというケースもよくあると思います)。

ひとまず検索エンジン経由のアクセスであれば、どのようなキーワードでどれくらいの数のユーザーを獲得できており、その中でどれくらいの数のコンバージョンがあったかを測定する必要があるでしょう。

さらに具体的に考えれば、特定キーワードでの現在の検索順位や表示回数などのチェックも必要になります。

データを元に仮説検証して次の改良へ

どのようなデータでも、そのデータを元に仮説検証して次の改良などへ目を向けなければ、データ自体があまり意味を持たなくなります。

ホームページのアクセス数が伸びれば、感情的には嬉しいものですが、これが個人運営のブログなどならまだよいものの、企業などで「次に活かさないデータ」を計測しても、それほど意味がある行動とは思えません。

アクセス解析データを見て、ホームページ(ウェブサイト)の改良を行う方針でないのであれば、そのようなデータは無意味に近いでしょう。ホームページや、各施策のWebマーケティング効果の現状を知り、改良に活かすためのアクセス解析であるはずです。

感情の世界に数値の世界を踏み込ませるということがナンセンスであるのと同様に、ほとんど数値の世界に感情を持ち込むこともまたナンセンスであると考えます。

データの鮮度と寿命

アクセス解析のデータの鮮度と寿命

寿命という表現が良いかどうかはわかりませんが、情報には鮮度と寿命があります。それはアクセス解析でも例外ではありません。

例えばホームページのアクセス解析データであれば、3年前のデータは何の意味もなしません。

つまりそのデータは寿命を終えているといったふうにとらえたほうが賢明であるパターンがあります。

株式市場や為替市場などは、もっと情報の鮮度と寿命が短いですが、ウェブ空間においても、情報の鮮度と寿命が必ずあります。

インターネット空間は、物理空間の制約がないため、爆発的に空間の中の情報量が拡大します。その中での情報価値は常に変動しています。

アクセス解析データの有効期間

アクセス解析データも、一般的な解析ツールであれば即時的にデータをリフレッシュしてくれます。

集計単位も一日ごとなどで表せますが、せめてそれくらいの刻み方でないと、計測データとしてはあまり意味がなくなってしまいます。

アクセス解析データは、一日で寿命を終えるほど短いスパンではありませんが、数ヶ月で寿命を終えると思ったほうが賢明です。

アクセス解析データの有効期間をある程度確認しておかないと、意味のないデータを参照し、意味のない施策を行ってしまうことになりかねません。

アクセス解析をWebマーケティングに活かす

アクセス解析をWebマーケティングに活かす

アクセス解析は、SEOやソーシャルの効果を測定するためであったり、その効果測定の数値を元に改良し、Webマーケティングに活かすためにあります。

ともすれば、アクセス解析の数値を確認して自己満足に終わりがちですが、Webマーケティングの「次の手」を考える際であったり、現状の施策の改良のために参照するためにアクセス解析データがあります。

ただ、SEOであれば、Google Analyticsといった全体的なアクセス解析より、検索順位の確認や検索表示回数、クリック数、そしてCTRを確認できるサーチコンソールの方が圧倒的に目的に適っています。

アクセス解析を元に次の改良のポイントを探すときでも、データの参照の仕方が間違っていたり、リファラースパムなど無駄なアクセスの数もデータに入っていた場合は、改良点を見誤る可能性があります。

自己アクセスやリファラースパムの数字を除外する

アクセス解析で見落としがちな乱れた数値として自己アクセスやリファラースパムによるアクセスの数があります。

こうしたアクセスのカウントを除外する設定を行っていない場合、本来の意味での効果測定ができません。

Webマーケティングの効果の測定や改良点の洗い出しの際、こうした実質的に有効な数値を乱すデータ値が計測データに影響を与えていると、本当の効果の測定をすることができず、本当は新規ユーザーがほとんど訪れていないにも関わらず、セッション数やユーザー数の伸びにぬか喜びしてしまうということが起こってしまう可能性もあります。

「PV数だけ」や「直帰率だけ」といった着目の仕方

アクセス解析データの中には、セッション数やユーザー数そしてPV(ページビュー)数という数値的なデータがあり、また、滞在時間や直帰率といったユーザーの行動に関する時間的なデータがあります。

ここで単純にPV数向上や直帰率改善といったことにだけ着目してしまうと、元々単一ページだったものを分割して「ページ1」「ページ2」とするような施策をしてしまったりということが起こります。

ページ分割して複数ページが見られたことになるとPV数は単純に倍になりますし、単一ページで去っていくユーザーが減るという概念のもと「直帰率」というパーセンテージを減らすために分割するということも、「PV数だけ」や「直帰率だけ」といった着目の仕方をした場合には考えうる手段です。

それがユーザビリティ向上のための施策であるのならばよいのですが、スクロールだけで完結するものをページ分割することにそれほど意味があるとは思えません。

改良しないならアクセス解析は特に必要がない

いずれにしてもアクセス解析はWebマーケティングに活かすためにあり、Webマーケティングの施策の効果測定のもと、改良のために参照するのが最良の使い方です。

Web以外の活動としてホームページのURLを掲載した「チラシ」の効果測定のためにアクセス解析を用いることもあるかもしれませんが、基本的に改良を前提としない固定的なホームページなどを運用する場合は、アクセス解析は必要ないとすら考えることができます。

だからこそ「CMS」もしくは、一切ノータッチ

だからこそ「CMS」もしくは、アクセス解析は一切ノータッチ

アクセス解析データにも、ウェブコンテンツにも鮮度や寿命があります。

コンテンツ内容によっては、特にそれほど価値が変動しない場合もありますが、スマートフォンの普及により、「ガラケーの古い機種の情報」が一気に価値が下がったように、変動の可能性はいつでも内在しています。

アクセス解析データはサイトを改良するためやWebマーケティング施策の効果測定と改良の指針として存在意義があります。Google Analyticsなどのアクセス解析は、あくまでホームページの改良前提で導入するべきWebツールです。

アクセス解析を導入して、効果測定や現状を確認して、ページを改良してくのであれば、ホームページ自体が改良しやすいものであることが理想的です。そう考えるとWordPressなどのCMSをベースとしてホームページ制作を行い、ページやホームページ全体をいつでも簡単に改良できるようにしておくことが理想的です。

もしくは、ホームページの改良をほとんどしない前提であったり、ホームページを活用したマーケティングを特に実施しないのであれば、アクセス解析すらも導入せず全くノータッチで他の広告・販促活動に力を入れたほうが合理的だと考えられます。

CMSはデータを元にすぐにコンテンツを改良できる

「アクセス解析」で得た情報を元に、ホームページ(ウェブサイト)を改良していくのに適しているのがCMSです。WordPress(ワードプレス)などのCMSは、新規の情報発信だけでなく、既存コンテンツの編集も簡単に行うことができるからです。こうした仕組みは、アクセス解析データをもとにページを改良していくことに向いています。

ウェブサイト運営にあたり、ウェブサイトのアクセスデータを元に、改良前提でWordPressベースの企業ホームページ制作を行うなど、CMSを利用して積極的なウェブサイト運営を行うか、もしくは、アクセスデータすら気にせずに、ノータッチにするか、どちらかにした方がいいかもしれません。

広告の利用効果を測定する場合にもアクセス解析を利用することができます。また、ソーシャルシェアの効果測定にも使えます。

しかし、SEM、ウェブ広告、ソーシャルの活用、そのすべてが、施策と改良の繰り返しです。

アクセス解析を用いてウェブサイトの効果測定をした場合は、その先に必ず「改良」を置いたほうが良いでしょう。

むしろ改良を前提としないアクセス解析は、あまり意味が無いと考えても良いかもしれません。


「アクセス解析データ ウェブサイトの効果測定の先」のカテゴリ Web制作・Web関連
タグ: ,


ホームページ制作、サイトカスタマイズなどのお問い合わせ・ご依頼はこちら