ホームページ修正のしやすさを考えた設計

ホームページ修正のしやすさを考えた設計


ホームページ修正のしやすさを考えた設計についてお伝えしていきます。ホームページ運営を続けていく中や、ホームページ制作を進めていく段階で、それまでは見えなかった「不足している情報」が見えてくることがあります。そこでホームページ修正に取り掛かることになります。しかしながらその部分の修正については、その部分がどのように作られているかで修正のしやすさが異なります。

ホームページ運営後のホームページ修正依頼時はもちろん、ホームページ制作の完了直前に、修正依頼がよく来るのもそのためです。ある程度の期間運営を続けたり、ホームページ制作が具体的に形になってからしか気づかない点がたくさん出てきます。

弊社でもホームページ修正のご依頼を承っておりますが、修正の難易度が高く修正費用が高額になることから、代替手段をご提案させていただくケースもよくあります。

ホームページの更新・修正料金 価格表

変更可能性を想定したホームページ設計

変更可能性を想定したホームページ設計

ホームページ制作自体は、いろいろな方法、いろいろな設計で行うことができるため、表面上の見栄えに違いがなくても、その裏側の仕様は千差万別です。ホームページ自体の改良を前提として、変更可能性を想定した設計にすることこそ、ホームページ制作において重要なポイントになります。

軽微なホームページ修正やカスタマイズの場合にも、簡単にできそうで修正が困難なケースがよくあります。根本的なホームページ仕様の変更などを伴うケースでは、大掛かりな仕組みの変更が必要になるため、どうしてもその分だけ修正費用やカスタマイズ費用がかかります。

簡単にサイトカスタマイズできる場合とそうでない場合

もし、ホームページ自体のもつ意味を把握し、時代とともに改良していくという視点をしっかりと持てている場合であれば、運用後の変更のしやすさの重要性を元に、その後柔軟な対応ができるように設計できるはずです。

こうした視点を持つためには、ホームページ制作の全体像を把握しておく必要があります。

画像内の文字の修正

画像内の文字の修正

ホームページ制作やホームページ修正において、表面的な見栄えがHTMLやCSSで完結する場合と画像の変更が必要な場合とでは難易度が異なる場合があります。画像内の文字の修正は、背景が単色であれば修正はしやすいものの、背景が複雑な画像になっている場合は、代替画像を作成している方が楽かつ安価な場合がよくあります。

HTMLやCSSで表現されたものは、コードの記述で作成されているため、幅や大きさ、色合いを数値などの変更で行うことができます。しかしながら、画像の変更が必要な場合は、画像を再作成したりする必要があるため、修正の際には手間がかかります。

例えば、HTMLやCSSの変更でカスタマイズが完結するのであれば、第三者がサイトカスタマイズを手がけるとしてもほとんど影響がありませんが、画像自体を変更する場合は、画像の元データを持っている担当者でない限り難しい場合があります。

背景画像の上に文字が載っている場合、修正は困難になるケースがあります。画像内の文字を消す際に、背景画像も部分的に消えてしまい、不自然な画像ができあがることがあるからです。背景が単色であれば修正はしやすいですが、背景が複雑な模様をしていたり、人物等であった場合は、画像内の文字の修正は困難になる場合があります。

AI解析によるオブジェクト消去の限界

AI解析によるオブジェクト消去の限界

近年ではAI解析によって背景画像をある程度復元できるような仕組みもありますが、現段階ではその技術にも限界があります。AI解析によるオブジェクト消去で、画像内の文字だけをうまく消すという技術がありますが、背景画像の種類によってはこの仕組みもうまく使うことができません。細かいドット背景ですら、うまく文字だけが消えずに、背景のドットも狂わせてしまうことがあります(文字の線との区別がつかない場合があるのでしょう)。

画像の背景に使用されている元画像が手元にあるか、画像に埋め込まれた使用フォントが何かという点が、カスタマイズや修正の難易度に大きく影響します。

ホームページに設置した画像内の文字の修正

ホームページの仕組みを理解した画像制作

ホームページの仕組みを理解した画像制作

画像制作においても、ホームページの仕組みを理解し、さらにメディアクエリの利用にも慣れていれば、ホームページに適した画像の利用を行うことができます。

ホームページのレイアウト構造を設計する時に、「この構造ならレスポンシブにしやすい」とか「このメニューの作りなら、後で変更になっても差し替えやすい」ということが制作設計段階で頭に浮かべることができます。

一方、ホームページの仕組みを検討せずに見栄えのみを考えたデザインになると、ホームページ修正の際に画像の再作成と差し替えが必要だったり、スマートフォン版のホームページ表示の際に手こずるような設計になっていたりと、ホームページ制作自体の作業時間の長期化や後の改良に手間がかかる設計になってしまったりということが想定できます。

たとえWebデザインを担当し、分業の上で画像パーツの作成などを行っているときでも、ホームページそのものやホームページ制作に対する全体像を把握しておく必要があります。

ブラウザごとにホームページ描画が若干異なる点

ブラウザごとにホームページ描画が若干異なる点

また、ブラウザごとにホームページの描写の表現が若干異なることを把握した上でホームページ制作を実施する必要があります。設計図となるワイヤーフレーム画像に忠実なページ制作にこだわると、細かな余白などの調整に異常なほどの時間を費やしてしまい、高コストになってしまうことがあります。

少なくとも私たちは、「色合いの軽微な違いによるこだわり」や「ジャストの余白」などによる「Webデザイン力」に関してはほとんど無関心です。作業時間の長さが制作費用に転嫁されるのであれば、その分のコストをコンテンツマーケティングやWeb広告費用に回したほうが、本来の目的である「ホームページを通じた集客」につながると考えているからです。

ホームページ制作に関する細かなこだわりを追求しようと思えばどこまでも追求することができますが、やはり時間や制作費用にも限りがあります。あくまでホームページを通じた問い合わせ獲得などのWebマーケティングのゴールを最優先として予算を配分していくべきであると考えています。

ホームページ制作やSEOの全体像を把握して設計する

ホームページの更新・修正料金 価格表


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