先月のことですが、京都市西京区にあります西国三十三所二十番「善峯寺」へ行きました。西山ですね。
善峯寺は、平安中期の長元2年(1029年)に「源算上人」によって建てれられた天台宗のお寺です(1000年近く前ですね)。
西山だけあって山寺です。善峯寺に行くのは初めてではないのですが、この日も非常に空気がきれいでした。
善峯寺山門(楼門)金剛力士像
入山受付の山門(楼門)金剛力士像がお出迎えです。
善峯寺の境内は約3万坪あります。山中がお寺です。約30分から40分で一周することができます。
善峯寺の境内を進みます
さて、境内を進みましょう。
山門から真っすぐ進んで階段を登ると、善峯寺本堂の観音堂です。
本堂の観音堂
善峯寺は、西国三十三所の第二十番札所でもあり、京都洛西第一番札所でもあります。
ちなみに西国十九番は、京都市中京区の寺町通竹屋町を上がったところにある行願寺(革堂)です(御所の南東端からすぐです)。
本堂の観音堂には、仁弘法師御作の千手観世音菩薩像があります。
遊龍の松
善峯寺と言えば、国の天然記念物である「遊龍の松」です。
樹齢600年以上、全長37mの五葉松(ごようまつ)です。臥した龍、つまり臥龍が遊んでいるように見えることから遊龍の松と呼ばれています。
五葉松は、今年のお正月に生け花に使用した松です。葉が2本ではなく5本になっている松です。「お正月の生け花 五葉松と千両」
パノラマで撮影できるかなと思いながらあまりうまく撮れませんでした。
下から見上げるとこのような感じです。
山寺ならではのパノラマ
山中がお寺なので、全て見て回るのに少し時間がかかるのですが、西山から望む景色は爽快です。
本堂の観音堂よりさらに進んで行くと、さらに高いところから景色を望むことができます。
何より空気がきれいでした。
善峯寺(よしみねでら)
〒610-1133 京都府京都市西京区大原野小塩町1372
最寄り駅は、阪急電車「長岡天神駅、JR「向日町駅」ですが、徒歩で向かうには距離がありますので、タクシー等の利用をおすすめします。バスの場合は阪急バス「善峯寺」から徒歩約8分です。
土日祝日8:00・平日8:30~17:00(16:45受付終了)
入山料(拝観料)
大人 500円
高校生 300円
小・中学生 200円
(元旦6:30~8:00は特別拝観料が必要)
西国三十三所二十番「善峯寺」(公式サイト)
善峯寺山門までの道は、すごい急勾配の登り坂です。
(初回投稿日 2016年12月17日)