京都市北区金閣寺から龍安寺、仁和寺まで続くきぬかけの路をまっすぐ右京区の嵐山方面に向かうと、広沢池(ひろさわのいけ)という池があります。
正確には「きぬかけの路」は仁和寺あたりで終わるようですが、私は昔からこの道沿いを「きぬかけ」と呼んでいます。ところどころ道の両脇に並ぶ竹林がキレイで、個人的には京都で一番好きな道です。
きぬかけの路~一条通 金閣寺 京都市北区~大覚寺 京都市右京区
お客さまへのご訪問の際に、近くを通ったのでついでに広沢池に立ち寄りました。
そしてその後北嵯峨の風致地区をぐるぐる回りました。
広沢池
すると広沢池では、冬ということで、恒例の水抜きが行われており、池底が丸見えでした。
「鯉揚げ」とも呼ばれる広沢池名物水抜きです。この水抜きは12月に行われるようです。
池の底が丸見えですね。
この広沢池の前の道が好きで、よく早朝に出向くことがあります。
早朝の広沢池沿いの道は空気が澄んでいて、とても爽快です。
普段の広沢池の風景は次のような感じです。
この広沢池は、別名、遍照寺池(へんしょうじのいけ)とも呼ばれます。夏場のザリガニ釣りで有名なスポットです。
広沢池の灯籠流し
また、8月16日の大文字(五山送り火)の日には、灯籠流しが行われます。
池面にたくさん浮かぶ灯籠が幻想的です。
広沢池は、奈良県奈良市の猿沢池、大分県宇佐市の初沢池と並び、日本三沢の一つとされています。
〒616-8301 京都府京都市右京区嵯峨広沢町
広沢池の西には兒神社(ちごじんじゃ)があります。
北嵯峨の風致地区
広沢池の裏側(奥の方)は北嵯峨の風致地区になっています。
ザリガニ釣りスポットを後宇多天皇陵の方向へずっと進んでいくと竹林があり、振り返ると京都市内ながらも美しい田園風景を望むことができます。
田園風景の中に現れた鳥。
北の方には竹林が並びます。
この裏手の道を真っ直ぐ進むと大覚寺の方まで行くことができます。
途中に後宇多天皇 蓮華峯寺陵があります。
また、この道を大覚寺方面に進み少し逸れると、嵯峨山上陵へ行くことができます。
嵐山からも比較的距離が近いので、時間に余裕があるときはぜひ立ち寄ってみてください。
(初回投稿日 2016年2月9日)