ソーシャル活用のデメリットとホームページの優位性

ソーシャル活用のデメリットとホームページの優位性


今回は、「ソーシャル活用のデメリットとホームページの優位性」と題しまして、ソーシャル活用のデメリットについて触れていこうと思います。やはりそのきっかけは次の記事に発端しています。

Facebookの投稿リーチ数 すべての友達には投稿メッセージが届かない

もう本当に勘弁してほしいですよね。まあ無料サービスはたいていこういう末路になっていきます。そこで何が問題かというと、その方法論で安心していたものが、そうでもなくなるという面もありますが、今までの労力が無に帰すと言いますか、「あの手間は何だったんだ?」というがっかり感です。

ソーシャル活用はスタートが無料であり、初心者でも始めやすいという利点がありますが、ホームページと比較した場合、圧倒的にホームページの方に優位性がたくさんあります。ただし、ただ単にホームページ制作を行えばよいというものでもありません。

ソーシャルバズ

ソーシャルバズ

ソーシャルバズなどは結局消費物的な「読み物コンテンツ」でないと起こりにくいですし、ユーザーの興味関心とかアイキャッチ性とかを高めるために芸能人の名前を使ったり写真を使ったりして短期的にアクセスを集めるような方法です。

しかも最近では、週刊誌の見出しのようにすごい出来事があったかのようなタイトルを付けつつ、「という噂もありました」というオチで釣るようなことも多いようです。

企業の公式ホームページでそのようなコンテンツを出すことはどうかと思いますし、そのような形でアクセスを集めても、本当にWebマーケティングに有効なのでしょうか。少なくとも相手がアフィリエイターでもない限り、私たちはそういう方法をおすすめはしません。

一時的なアクセスアップに踊らされる

ホームページの効果を図る上でまず最初に持ち出されるのが「アクセス数」です。確かにホームページにアクセスがないとWebマーケティングも何も始まらないため、ソーシャルバズでもなんでもいいので「膨大なアクセス数が欲しい」と感じる方も多いようです。

特にWebマーケティングを分業化した場合、SNS活用や、ホームページへのアクセス数向上の担当になっている方がいるとすれば、その方が目指しているのは単純なアクセスであり、ソーシャルバズなどによってたくさんのアクセスを集めることがミッションとも言えるのかもしれません。

しかしながら、ホームページへのアクセスにも質があります。ただの暇つぶし、一過性のユーザーのアクセスも副次的には意味があり、全く無意味とは言いませんが、特にWebマーケティングには繋がりません。

そうしたユーザーからのアクセスも「1アクセス」になりますが、ソーシャルバズによって一時的なアクセスアップに踊らされるよりも、1セッション、1ユーザーごとのアクセスの質自体の向上も検討したほうが良いのではないでしょうか。

それはさておきまして、ソーシャル活用は今でも有効かどうかという点について、少し考えてみたいと思います。

ソーシャル活用にはコストがかかる

ソーシャル活用にはコストがかかる

大前提として、以前「ソーシャルメディアの活用と運用コスト」でお伝えしましたとおり、ソーシャルの活用にも手間の分だけコストがかかります。FacebookもTwitter、Google+、Instagram、LINEなどもそのソーシャル活用を行うスタートは無料ですが、実際の運営にはコストがかかり、投稿などの準備から写真の加工、インサイトの確認、ユーザーアクションへの対応などには実作業が伴うため、コスト換算して費用対効果を見極める必要があります。

さらに、フォロワー集めのためにお店などでは、店内POPを作ったり、お店ページへの「いいね」やフォローのお礼に割引したりと、様々な工夫をこらされたケースも多いと思います。

Facebook ニュースフィード

しかしながらFacebookでは、フォローをしてもらっているはずなのに投稿が届かないという現象が起こっています。一応ニュースフィードで「最新情報」を選択すれば、最新記事が表示されますが、基本は「ハイライト」になっています。ハイライトだと、一部の投稿しか表示されません。せっかくコストをかけて実施したソーシャルでの活動が、一部検閲され、制限されているような状況です。

Facebook ニュースフィード

Facebook ニュースフィード

一応ほぼ実寸大ですが、Facebookのニュースフィードの横にある「▼」をクリックすると、フィードの表示についての選択が可能になります。

Facebook ニュースフィード ハイライト・最新情報の選択

Facebook ニュースフィード ハイライト・最新情報の選択

これで、Facebookユーザーが自発的に「最新情報」を選択すると、最新の投稿順に表示されるようになります。逆に言えばこうした設定をしない限り、投稿表示が一部制限される状況が続きます。ソーシャル活用を行おうとしている運営側に決定権はありません。

スパム排除目的であれば、フォローをしているFacebookページが連投した場合にだけ、そのうちのひとつだけを表示するなどの配慮をすればいいはずです。

少なくとも異なるページであれば、最新情報は表示すべきでしょう。

ということをいっても仕方ありません。他のWebサービスのことですから、運営元のやり方に口を出しても仕方ありません。

こうして知らぬ間に勝手に仕組みを変えていかれるような、ソーシャルのフィールドでコンテンツ資産を形成したいでしょうか?

せっかく積み上げたものがソーシャルネットワーク側で制限されていくのが実情です。

コストをかけてソーシャル活用を図ったのに、ソーシャルネットワーク側で台無しにされる、そんなところでまだやり続けますか?

ソーシャル活用のデメリット

ソーシャル活用のデメリット

そういったわけで、ソーシャル活用を行おうと思っても、様々な工夫をこらして集めたフォロワーに対して、有効にプロモーションを行うことはできません。

これはユーザーに投稿内容が届かないという点もありますが、さらに言えば、届きもしない投稿ですら、時系列的に流れていってしまうという点に問題があります。

流れていってしまうコンテンツであってもせめて、その投稿タイミングの時点では、ユーザーとの接触があったのであれば、多少の効果は期待できます。

しかしそれもなく、かつコンテンツの蓄積によるメリットも少ないのが実情です。

これがソーシャル活用のデメリットです。コストがかかる割に、短期的な効果も期待できず、かつ、アーカイブ資産としての蓄積も期待できないようになってきました。

ソーシャル活用はユーザー間の会話にある

ソーシャル活用はユーザー間の会話にある

一時期、Facebook活用のようなものがもてはやされた時期があります。Facebookをはじめとしたソーシャルネットワークの活用で、Webマーケティングが行えるという期待です。実際にそうしたソーシャル活用のセミナーなどもたくさんありました。

ここでソーシャル活用の本質を考えてみたいと思います。

ソーシャルネットワーク自体が、ユーザーとユーザーの密接な関係を強みとしており、一方的なプロモーションに利用されるためにあるわけではなく、ユーザーのやり取り、ユーザー間の会話こそがソーシャル活用のキーポイントです。

たくさんの人にリーチしたというような要素よりも、いわば「知人を増やす」といった要素が強く、そうした面がマーケティングにつながりやすいことが特徴です。

SNS広告などは、一種のインスピレーションとしての新しい顧客獲得のきっかけになるかもしれませんが、中小企業などで単に公式アカウントによるプロモーションを行ったとしても、それほど効果は見込めません。

その理由は、本質的な意味でのコミュニケーションではないからです。

ホームページの優位性

ホームページの優位性

その点、ホームページの優位性は、オウンドメディアコンテンツ配信時に、フィード登録などがない場合は、直接的なお知らせとしての機能はありませんが、ホームページ自体の価値がどんどん向上していく点です。

それは様々な検索クエリでの検索結果順位向上などに影響していきます。

流れてしまうようなコンテンツでも、ホームページ内のコンテンツ同士の相互扶助によって、一定期間経過後にページの検索順位が向上したりすると、ページの価値が再燃することもあります。

ソーシャルの魅力は、メールマガジンよりも気楽で、かつ、メールマガジンのようなリアルタイムのダイレクト性があった点だと思います。しかしながら、投稿の締め出しやスパム的な投稿の連投によるTLの流れの速さによって、その価値はどんどん減少しているように感じます。

やはりソーシャルを活用する場合も二次的な利用にとどめるほうが良いと考えられます。

実質ユーザー数の低下や、SNS内部の仕組みの変更によって、今までの労力が水の泡になることがあるからです。

あくまで軸は、公式ホームページやサイト内オウンドメディアにしておいたほうが、アーカイブ資産蓄積の面では相当の優位性があると考えることができます。

ユーザーとの密接な関係はないがWebマーケティング効果が高い

ユーザーとの密接な関係はないがWebマーケティング効果が高い

ホームページは、ソーシャルネットワークのようにユーザーとの密接な関係をその場で構築することはできませんが、Webマーケティング効果としてユーザーへの訴求力、時間的な持続性、SEOによる検索流入といった接点作りなど、さまざまな効果が高いという強みがあります。

ユーザーとの双方向コミュニケーションという要素はありませんが、双方向コミュニケーションのきっかけとなる「問い合わせ」を獲得することができます。SNSのようにコミュニケーションをWeb上で完結させることはできませんが、ホームページは実際のマーケティングにつながるきっかけを強くもたらすことができます。さらにコンテンツの持つ力を蓄積して行くことができるので、長期間の間効果を保ちながらさらに成長させることができます。

企業がWebマーケティングを行うのに最も適している土台はホームページです。ソーシャル流行といった一時的な流れはこれからもたくさん現れるかもしれませんが、ホームページが持つ優位性や強みは、これかれもそうした流行に勝ち続けていくでしょう。


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