以前は、京都市北区の金閣寺から仁和寺にかけての「きぬかけの路」をひたすら走りました。今回は、「それほど変わらない」といえば変わらないものの、京福電鉄の北野線、北野白梅町(きたのはくばいちょう)から帷子ノ辻(かたびらのつじ)までの、京都ローカルの旅です。
嵐電こと京福は、妖怪電車や桜のトンネル(宇多野から鳴滝の間)などが有名ですね。昔は京都-福井間をつなぐ予定だったとか何とか…
さて今回は、最寄りである京都市北区の北野白梅町(すぐそこは上京区です)からスタートしたのではなく、右京区の帷子ノ辻からスタートです!
帷子ノ辻
帷子ノ辻(かたびらのつじ)は京都市右京区です。京福の駅は、北野線と嵐山本線の乗換駅になっています。
外観はこのような感じです。
ん?
よく見ると。
東映太秦映画村のかちん太です!(拡大したため少しピントがボケています)
帷子ノ辻駅の地下には昭和初期頃の駅が少しだけ再現されています。
帷子ノ辻駅 京都市右京区太秦帷子ケ辻町
撮影所前
最近できたばかりの撮影所前駅へ。帷子ノ辻と目と鼻の先です。太秦映画村へのアクセスと、JR太秦駅へのアクセスがちょっとだけ良くなりました。
東映だけでなく松竹の撮影所も近くにあります。まさに撮影所だらけです。
駅構内はこのような感じです。
一般的な「京福の駅」と言った感じです。帷子ノ辻から車で一本道ですが、一方通行のためグルッと回りました。
撮影所前駅 京都市右京区太秦上ノ段町1-5
常盤
新丸太町沿いの常磐駅です。嵯峨野高等学校のすぐ横です。
常盤駅 京都市右京区常盤馬塚町
鳴滝
常盤駅くらいまではなんとなく前を通ったことがあるのですが、鳴滝駅くらいからはダンジョン探しのようになってきます。
この駅から次の宇多野までは「桜のトンネル」として桜並木が続き、春は人でいっぱいになります。
鳴滝駅 京都市右京区鳴滝嵯峨園町
宇多野
宇多野駅…
「はて?宇多野駅」
と思いながら探していたのですが、その理由は、先ほどの鳴滝駅にありました。
「高雄口」で記憶していたのです。たしかみうらじゅんさんの本でも福王寺の近くの「高雄口」辺りに…という箇所があったのを覚えています。
すぐそこの福王寺交差点は高雄方面ですからね。
北野白梅町方面から来ると別になんとも思わないのですが、逆方向の帷子ノ辻方面から来ると、本当に駅の場所がわかりません。
ここで、木々の間から京福の電車をパシャッと。
宇多野駅 京都市右京区宇多野長尾町
御室仁和寺
こちらも「御室駅」で記憶していましたが、御室仁和寺駅になっています。仁和寺の目の前ですからさほど迷いはありませんでした。
駅の入口は「御室駅」のままです。
御室仁和寺駅 京都市右京区御室小松町
妙心寺
さて、どんどん上京区の本社に近づいてきました。仁和寺を一条通沿いに南下すると妙心寺駅です。
さらに南下すると妙心寺に行くことができます。
妙心寺と桂小五郎
妙心寺といえば、様々な歴史上の出来事の舞台となっていますが、個人的に一番印象的なのは、桂小五郎です。
妙心寺での果たし合いの際、酒に酔って余裕をかましていた近藤勇に、それをチャンスとせず「シラフの時にちゃんとやろう」と言い、近藤勇に戦わずして恐れ慄かせた桂小五郎の心構えは魅力的です(ちなみに結局果たし合いはせず、その後、一緒に祇園か何処かに行ったそうです)。
妙心寺駅 京都市右京区花園天授ケ岡町
龍安寺
「吾唯知足」、吾唯足るを知るで有名な龍安寺近くの龍安寺駅です(龍安寺へ 京都市右京区)。駅の前は商店街になっています。
妙心寺方面から行ったので一条通を進んで北に上りました。
龍安寺駅 京都府京都市右京区谷口垣ノ内町
等持院
さて、ようやく北区に突入しました。等持院です。駅名通り、等持院の近くにあります。
等持院駅 京都市北区等持院西町
北野白梅町
地元北野白梅町です。やはり終着駅のため少し大掛かりです。イズミヤさんの横ですね。
建物が老朽化しています。
でもこの感じが北野白梅町駅という感じで好きです。
少しだけ改装されましたが、この味は残しておいてほしいです。
その後、新しくなった北野白梅町駅。
ホームページ制作 京都 ファンフェアファンファーレの京福の最寄り駅は、この北野白梅町です。妖怪ストリートで少しだけ有名な大将軍商店街もすぐ近くです。
北野白梅町駅 京都市北区北野下白梅町
今回は、京福電鉄の北野線を巡る旅をお送りしました!
おまけ 京福電気鉄道 駅一覧 北野線 嵐山本線(昭和初期頃のイメージ)
おまけ 京福電気鉄道 駅一覧 北野線 嵐山本線(昭和初期頃のイメージ)
(初回投稿日 2016年10月21日)