専門メディアとBtoBメディア オウンドメディアでウェブPR

専門メディアとBtoBメディア オウンドメディアでウェブPR


今回は、オウンドメディアの類型における「専門メディア」と「BtoBメディア」についてお伝えしていきます。オウンドメディアでウェブPRを行ったり、コンテンツマーケティングを行う場合にこうしたメディアパターンが活用されます。

弊社ではBtoBの企業ホームページ制作を得意としていますが、こうしたBtoB取引がメインの企業で行うオウンドメディアは配信コンテンツを工夫する必要があります(なお、本「BtoB取引」とは企業間取引を意味しています)。

前回、ウェブ上でのオウンドメディアのパターンとしてメディア構築のパターン・ジャンルパターンの基本的な類型をお伝えしましたが、WordPressなどのCMSを導入したサイトによるオウンドメディアでウェブPRを行うにあたり、知名度の高い企業であったり、広域でのビジネスを展開している企業と、規模は小さいものの専門性に特化している特色のある企業、地域密着の企業や店舗などの場合では、構築するメディアジャンルを絞り込んで、さらにサイトをチューニングする必要があります。

  • 知名度の高い企業、広域でのビジネスを展開している企業
  • 規模は小さいが専門性に特化している特色のある企業、地域密着の企業や店舗

余談ですが、「チューニング」や「チューン」という言葉は、調整という意味があります。ウェブサイト自体・サイトに組み込んであるCMSをカスタマイズすることには変わりないのですが、ただ単なる「改造」ではなく、その業種や規模、目的に合わせて調整する、という意味を込めて、「チューニング」という言葉を使いました。

専門性のある企業 地域密着の企業や店舗

専門性のある企業 地域密着の企業や店舗

さて、規模は小さいものの専門性に特化している特色のある企業、地域密着の企業や店舗などでは、その事業に合わせたWebマーケティングの方法を検討する必要があります

広域ビジネスを展開している知名度の高い企業などに対しての実際の事業での戦略と同じように、オウンドメディアマーケティング・コンテンツマーケティング(ホームページ内における記事の投稿によるマーケティング)においても、ウェブサイト・ホームページの規模やコンテンツ量などを大企業と同じフィールド・同じやり方で運営することは得策ではありません

通常のマーケティングなどと同様に、大企業と同じ方法論を採用しても同じような結果が出るとは考えにくい面があります。

専門性のある企業、地域密着の企業や店舗においては、ホームページ制作はもちろん、配信するオウンドメディアコンテンツや設定するSEOキーワードの選定などにもその独自性を考えた工夫が必要になります。

ニッチ・ローカルに特化したSEOキーワード

ニッチ・ローカルに特化したSEOキーワード

SEO(検索エンジン最適化)やSEMと呼ばれる、「検索エンジンマーケティング」の分野においても、よりニッチでローカルに特化したSEOキーワードからサイトへのアクセスを集めるのが原則です。

ローカルに根ざしていたり、高い専門性のある企業ほど、その利点を活かすということは、インターネットのフィールドにおいても同じことが言えます。

地域性や専門性に特化したホームページ(ウェブサイト)に仕上げるというのがSEOの面からも理想的です。

専門メディアを配信しBtoBマーケティングに活かしていく場合、その専門性や地域性に合わせたSEOキーワードを軸にオウンドメディア配信(コンテンツ、記事配信)を行っていくことが重要です。

また、配信記事をまとめ上げるカテゴリー分類やタグ分類においても、こうしたSEOキーワードを考えた設計が必要になります。

インターネット上でその強みを活かす土台作りをしたり、より強固な土台にすることがWeb制作会社としての弊社の使命であると考えています。

専門性のある企業や地域密着の企業・店舗のホームページやオウンドメディアでは、こうした専門性・地域性に適合したSEOキーワードを選定してWebマーケティング効果を高めていきます。

専門性の高いBtoB ホームページ制作

専門性の高いBtoB ホームページ制作

こうしたSEOキーワード選定は、オウンドメディアコンテンツだけでなく、一般的な企業のホームページ制作においても同様の重要性を持っています。

特に商圏などが限定されている場合や、BtoB取引の分野に専門性が高い場合は、ホームページの全体的なアクセス数などよりも、少数ながらもよりニーズとサービスの適合性のあるアクセス確保を考える必要があります。

ホームページ内のコンテンツ、ブログ記事がその企業の地域や専門性とあまり関係していない場合、アクセスは「見込み客となり得ないユーザー」の比率が多くなります。

もちろん専門メディアのコンテンツ内容自体は、お客様にお任せしておりますが、ホームページ制作初期段階やWebコンサルティングなどにおいて、ある程度の検索市場の調査を実施しています。

専門メディアでウェブPR

専門メディアでウェブPR オウンドメディア運営の例

オウンドメディア(自社メディア)を運営するにあたり、「専門メディア」を構築することは、他社との差別化を図りやすく、事業の業種に関連したコンテンツの配信であるため、運営しやすいという利点があります。

ウェブPRとしてのCMS導入サイト(WordPressサイト等)を活用した専門メディアは、専門性の高いスモールビジネスに適しており、事業に関連した専門情報の掲載により、新規ユーザーとの接触が見込めます。

また、地域に密着したローカルビジネスの場合、広域を対象とした企業では集めることが「難しいローカル情報を発信する」という地域性の高い専門メディアを配信することによって、その地域にいるユーザーとの接触機会を増やすことができます。

「専門メディア」 ペットフード店の例

「専門メディア」 ペットフード店の例

例えば、ペットフードなどを扱う店舗のホームページ(ウェブサイト)の場合、一般的に掲載されている情報は犬や猫などについての商品情報が多いと思います。

その中で、もちろん犬や猫についての情報や犬用や猫用のフードの新製品をコンテンツとして掲載することも専門メディアとしてのウェブPRに適しています。

取り扱っている「犬用、猫用の商品情報」という「事実的なデータ」だけでなく、特定の犬種についての解説や接し方に関する情報を専門メディアのコンテンツとして記事にすることが独自性を高めるという意味では重要になります。

ニッチケース「ウサギ」

ニッチケース「ウサギ」

しかしながらペットフード店のオウンドメディアなどであっても、「ウサギ」についての情報は少ないケースが多いでしょう。

これはうさぎ用製品が少ないのためですが、うさぎ用の製品を求めているユーザーとの接点を増やすためにはウサギについての情報がウェブでの集客に効果を発揮します。

うさぎ用のペレットやチモシーに関する商品情報としての事実的なデータ以上のコンテンツを用意することが大切です。専門メディアとして独自性を高めるためには、データ以上の情報を掲載し、記事に付加価値を付け加えていくことが重要になります。

特に高齢ウサギの食事バランスや体調が悪いときの食事などについての情報などは、より専門性が高まるためメディアとしての価値が高まります。

専門メディアとしてオウンドメディア構築をする場合には、特定ジャンルのテーマに絞り込んでメディア運営することが、WebマーケティングとしてのウェブPRの成功に繋がります。

BtoBメディアでウェブPR

BtoBメディアでウェブPR

先の「専門メディア」は、どちらかと言うと、製品・サービスを必要とする「消費者」との接点を増やすためのメディアパターンです。メーカーなどではなく販売店などに向いています。

対して、BtoBメディアは事業に関連した専門情報の中で、一般消費者ではなく、対法人、企業間取引・専門性の高いユーザーを意識した情報コンテンツになります。この点はオウンドメディアの類型としてのBtoBメディアだけでなくBtoB向けホームページ制作でも重要です。

極めて専門性の高いキーワード

極めて専門性の高いキーワード

極めて専門性の高い用語のなどでの情報発信、オウンドメディア配信は、一般消費者向けのメディアとしては不向きですが、OEMや卸、業務提携など、企業間取引を狙う場合は、そういった専門用語の使用やより仔細な情報の掲載の方が良いケースがあります。

BtoBメディアでウェブPRを行う場合には専門性の高いユーザーに向けて、接点を確保する必要があるため、なるべく専門性の高いキーワードを使用したほうが良いと考えることができます。

専門メディアでは、専門性の高いコンテンツでありながらも一種のエンターテイメントとしてフランクにコミュニケーションを図るという場合もありますが、企業間取引がメインの企業などでは、ブランドイメージを維持なども問題になります。

そうした面を考えると、ウェブPRとしてのオウンドメディア構築は不向きなイメージがあります。

しかしながら、最新の技術などの情報を掲載する「BtoBメディア」として、極めて専門性の高い情報の発信をすることによって、SEO効果によって、検索エンジン経由からのアクセスが期待できるため、新規取引先の獲得など、BtoBマーケティングの一環として、企業間の接点機会を増やすことができます。

BtoB ホームページ制作でも同じ

BtoB ホームページ制作でも同じ

こうしたBtoBメディアでウェブPRを行う際の「専門性の高いキーワードを選定してコンテンツに反映していくこと」は、BtoB ホームページ制作でも同じように重要です。

企業ホームページの基本は、「その専門性をページコンテンツに反映していくこと」になります。

ただし、オウンドメディア配信コンテンツと異なり、BtoB ホームページのメインキーワードは、検索回数やユーザーニーズを調査の上より入念に考えていく必要があります。

専門メディアやBtoBメディアでコンテンツSEO

専門メディアやBtoBメディアでコンテンツSEO

専門メディアやBtoBメディアを配信することにより、ウェブサイト・ホームページ内部に専門性の高いコンテンツ・情報が蓄積されていきます。

コンテンツSEOとはコンテンツを利用したSEOですが、サイト内部に専門性の高い情報が増大して、かつ、専門分野を網羅していくことによって、サイト全体の評価が高まります。

コンテンツSEO

専門メディアやBtoBメディアはPR活動としての「メディア配信」という特色がありますが、同時に、業種に関連したキーワードでのサイト全体の検索順位向上に貢献します。

固定的なページで無理にSEOを考えるよりも、オウンドメディア構築によってコンテンツSEOとして専門メディアやBtoBメディアを配信することが、最大のSEOになります。

企業ホームページ制作はもちろん、ウェブPRやコンテンツマーケティング、コンテンツSEOを意図した専門メディアやBtoBメディアの構築といったホームページ内オウンドメディアの構築ならお任せください!

(初回投稿日 2016年1月13日)

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