先日、京都ではすごい豪雨でした。雨続きの影響からか空気が澄んで月がきれいに映ります。
少し前、東映太秦映画村に行ったことにちなみまして、京都市右京区太秦の広隆寺(こうりゅうじ)、そして蚕ノ社(かいこのやしろ)に行ってきました。
蚕ノ社は、木島坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)が本殿であり、その横の蚕養神社が「蚕ノ社」です。毎年土用の丑の日には木島坐天照御魂神社(蚕ノ社・蚕養神社)元糺の池にて御手洗祭が行われます。
(後半に木島坐天照御魂神社(蚕ノ社・蚕養神社)の御手洗祭を掲載しています)
「かちん太」が、ゆるキャラグランプリにエントリーしていれば毎日投票していたでしょう。
さて、映画村の前の道をずっと南に下ると広隆寺の裏手に着きます。
コンビニが二つある交差点を右折して広隆寺の外壁沿いを進めば到着です。
広隆寺
京都市右京区太秦の「広隆寺」 は、秦氏の氏寺で京都最古の寺院です。蜂岡寺、秦公寺、太秦寺とも呼ばれます。
広隆寺には、国宝「弥勒菩薩半跏像」があるほか、国宝の阿弥陀如来像や、重要文化財の地蔵菩薩坐像、虚空蔵菩薩坐像があります。
何よりこの広隆寺周りを牛がぐるっと周る京都三大奇祭「牛祭」を見てみたいのですが、最後に開催されてから既に干支が一周しているようです。
ムー民御用達の聖徳太子に関連する寺院です。
境内撮影禁止のため外観のみ
広隆寺(こうりゅうじ)
京都府京都市右京区太秦蜂岡町32
広隆寺境内は無料ですが、弥勒菩薩拝観は有料です。
広隆寺の最寄り駅は京福電鉄の太秦広隆寺駅です。蚕ノ社方面からの場合は、京都市営地下鉄東西線太秦天神川駅になります。
- 広隆寺の西側にある古井戸 いさら井 京都市右京区
- 広隆寺の隣りにある大酒神社 大酒神社へ 京都市右京区
三条太秦を西へ
広隆寺の目の前は、京福電鉄の太秦広隆寺駅です。
目の前の三条通には京福の路面電車が走っています。
この三条通を西に進んで少しそれると蚕ノ社に行くことができます。
「三条太秦」の三条太秦繁栄会を歩きます。
このまま三条通を進むと御池通との交差点まで行ってしまいますが、途中の簡易裁判所を越えてしばらく進み、Y字の左手である太子道へと進めば、蚕ノ社へと行くことができます。
蚕ノ社(かいこのやしろ)・木島坐天照御魂神社
蚕ノ社(かいこのやしろ)、木嶋神社、こと木島坐天照御魂神社に到着です。蚕ノ社は、木島神社本殿の脇にある「蚕養神社」です。
入り口の右端には、左 下立売、中 二條、右 三條と方向を示す標識がありました。
さて、蚕ノ社の境内へと進みます。
木島坐天照御魂神社(木島神社・木嶋神社)本殿
木島神社(木嶋神社・木島坐天照御魂神社)本殿です。
奥の木々は元糺の森です。
蚕ノ社・蚕養神社
本殿の脇にあるのが蚕ノ社こと蚕養神社で、養蚕、織物、染色の守護神です。
西陳 縮縮緬仲間の石碑
蚕養神社は養蚕、織物、染色の守護神ということで、西陣です。
「西陳 縮縮緬仲間」の石碑がありました。西陣の「ちぢみちりめん」ですね。
元糺の池 三柱鳥居
境内左手には、元糺の池と三柱鳥居があります。
蚕ノ社境内の鳥居を進み、元糺の池と進みます。
さて、ムー民お待ちかねの三本鳥居こと三柱鳥居(みはしらとりい)です。
元糺の池に水が
お正月の間に蚕ノ社に行くと、三柱鳥居の前の元糺の池に水が張ってありました。
元糺の森
元糺の池の周りということで周りは元糺の森です。たくさんの木々が覆い茂っています。蚕ノ社も下鴨神社も秦氏が建てた神社ですので、こちらが元々の糺の森ということのようです。京都と東京のような関係でしょうか。
蚕ノ社 稲荷社
蚕ノ社の近くの天塚古墳の発掘調査の際に蚕ノ社の中に移転された稲荷社です。特に蚕ノ社の案内などには記載されていないエリアになりますが、この蚕ノ社の稲荷社が一般的なお社ではなく石室になっている理由は、天塚古墳からの移転が理由だったようです。
木島坐天照御魂神社(蚕ノ社・蚕養神社) 御手洗祭
木島坐天照御魂神社(蚕ノ社・蚕養神社)では、土用の丑の日、元糺の池にて御手洗祭が行われます。
土用の丑の日と正月のみ元糺の池に水が張られます。
御手洗祭では、三柱鳥居の前にある元糺の池に水が張られ、足を浸けて身を清めることができます。
鳥居前では出店が出ています。
御手洗祭の時間は5:00~23:00です。
2024年は、7月24日に行われました。
木島坐天照御魂神社
木島坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)・蚕ノ社
京都府京都市右京区太秦森ケ東町50
三条通から少し上に入ったところにありますが、地下鉄太秦天神川駅のある三条御池方面からの場合は、三条通の通り沿いに鳥居があるのでそれが目印になります。
(初回投稿日 2016年9月10日)