SEOは徒然とモノクロームのように。
まったくもって「?」ですね。
本日を持ってホームページ制作 京都 ファンフェアファンファーレは、今期事業年度の終わりです(初回投稿時点)。しばらくの間ゴールデンウィーク休暇をいただきますが、またまたパワーアップして来期も飛ばしていきます。
今期最後のコンテンツということで、SEOを全く無視したSEOに関する記事を配信しましょう。
SEOを実施してはにかみを残す
SEOを完全に理解しないまま今稼働しているホームページにSEOを実施すると、凶と出るか吉と出るか、少し不安になります。
SEO施策には遅効性があるので、施策してすぐに効果が出るかと言われればほとんどタイムラグがあります。検索アルゴリズムの自動アップデートが実施されてからは、比較的反映は早くなりました。
SEOに関する古い情報の中には、今でも通じるまともなものもありますが、アルゴリズムの改良が行われた今では逆効果になるものもたくさんあります。
本質的な部分を考えれば、Google検索は、ユーザーが求めている質問事項に一番最適な答えを提示しているページを検索結果に返すのであって、企業のWebマーケティング利用はオマケのようなものです。
企業にたくさんWeb利用してもらいたいから、というものではなく、根幹は「調べ物をしている人に役立つページを検索結果に出す」というものがWeb検索の役目だと考えられます。
だからこそほとんどの検索クエリにおいて情報コンテンツのほうが検索結果上位に来るのでしょう。
そう考えるとキーワード含有率を高くするなど、あまりにキーワードに比重をおいたSEOは、調べ物をしている人からすれば、ほとんど意味のない要素です。キーワードだけに比重をおいた被リンク施策もそうですね。
ブラックハットSEOで針千本
ブラックハットSEOは、ある程度の閾値に達するまで判定が下されないことがあります。ホームページを作る人が全員W3Cに完全に準拠したサイトを作れるわけがありませんし、見栄えを重視してテキストを隠したり、ということもたまにはあるでしょう。
こうしたことから少しのブラックハットSEO要因でいきなりペナルティということはありませんが、明らかに意図的だと判断されるレベルにまで達するとSEOペナルティがやってきます。
ほとんどの場合は、ペナルティというよりも、「正当な評価に戻った」という方が正しく、「プラスの評価になっていたものが無効になった」という方が正しいでしょう。
「SEO=被リンク」といったような風潮が未だに残っていたりしますが、ペンギンアルゴリズムは今後AI(人工知能)によってさらに精度が高まっていくため、被リンク依存のブラックハットSEOは、いつ何時マイナス要因になるかはわかりません。
リンク千本がそのまま針千本です。さて誰が飲むのでしょうか。
順位が上がらずモノクロームに映っても
大規模サイトならば、テンプレートの細かな調整で大きくSEO効果が高まることがありますが、中小企業の公式ホームページくらいのサイトボリュームなら、基本的なSEOを少し施策してもそれほど順位が上がらないことがあります。
SEO内部対策を考える上で、細かなSEOを実施するということは、ページの主題、重要なコンテンツキーワードなどを検索エンジンに示すことに繋がります。
しかしながら根本的なページクオリティが低ければ、当然にそれほど評価はされません。
つまり、内容が薄いページにどれだけSEO内部対策を施しても、検索順位が劇的に上がるということはありません。
「何をどうすれば検索結果順位が上がるのか?」
それにはたくさんの要因があって、一言では言い表せません。
SEOに関して200以上の要因がある中で、どの項目も施策すれば少しずつプラスにはなります。
ある程度時間がかかるような施策をやっても効果はさっぱりということもあります。そんな時画面がモノクロームに映るでしょう。
もしSEOに関する技術的なことを調べて施策してあまり効果が無い、そんな時は、ユーザーに対して伝え忘れているメッセージを考えて、コンテンツを改良したほうがいいではないでしょうか。
検索順位の頂点まで行きましょう
SEOの全体像がわかると、検索順位の頂点まで行くことが夢幻ではなくなります。
ただ、ベースとなるホームページの型、共通部分に関する仕組みが最適なものになっているに越したことはありません。
静的HTMLでホームページ制作を行っても、WordPressのようなCMSを使っても、共に検索順位の頂点にまで行くことはできますが、SEOに関する調整やページ作成の手間の問題で、CMSベースのほうが楽だということは事実です。
簡単に考えた場合は、結果が同じなら手間は少ない方がいい、ということです。片や100時間の作業、片や1000時間の作業で、結果が同じなら100時間のほうが良いに決まっています。
競合サイトが1000時間かけている間、あなたが同じことを100時間で終わらせて900時間さらにサイトのパワーアップに力を入れれば、ライバルたちは、あなたを追従することは不可能でしょう。
アルゴリズムアップデートで一転 繋いだリンクを解こうか
昔まで通用していて今では通用しないSEO、それはリンクです。正確には現在でもリンクによるPageRankの受け渡しは有効ですが、旧来からの大量リンクによる方法論だけでは、検索順位で頂点に立つことはなかなかできません。
それどころか変なリンクは、マイナス要因になることもあります。
「オールドドメインを利用すればSEOで有利になる」
という話を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、ドメインエイジもそれほど関係はなく、オールドドメインの利点は「それまでに集めた被リンクだ」ということのようです。
確かに、古いドメインには、かなり昔に設置されたリンクを未だに受けていて、ドメインの失効、再利用後もその被リンクが生きていることがあります。
しかし普通に考えれば、例えばリンク元のアンカーが「○○会計事務所」なのに、今のサイトのテーマが「乳酸菌サプリメント」のアフィリエイトサイトだったらどうでしょうか?
あなたが検索エンジンの気持ちになった時、「会計事務所」として紹介されているはずが、リンクをたどると乳酸菌サプリメントだったと。
このリンクに意味はあるでしょうか?
発リンク元にも被リンク側にも、何かページクオリティを図る上で加点を与えたいでしょうか?
リライトしてサイト構造を組んでは壊す
「ホームページを作り変えると、もしかしたらWebマーケティング効果が出るかもしれない」
たしかにその予測は正しいと思います。
しかしながら、「作り変える」という言葉には、複数の対象が存在していて、何を作り変えるのかを間違えると結果は同じです。もしかするとマイナスになるかもしれません。
SEOを考える上でも、Webマーケティング効果を高める場合でも、まずは気軽にコンテンツをリライトすることから始めたほうが良いでしょう。
プロの料理人は、スーパーに売っている食材、家庭にある調味料でも、家庭レベルを超えた料理を作ります。
「プロだから市販では売っていない特別な調味料を使っているのだろう」
と傍目では思ってしまいますが、家庭にある調味料でも十分にプロレベルの料理を作ることができます。
プロ同士の戦いにになったときは、食材も調味料もさらにこだわればいいだけで、基本的には家庭にあるものでもクオリティをぐっと変えることができます。
それと同じように、コンテンツをリライトしたり、サイト構造を組み直したりと、サイトの中身を組んでは壊し、組んでは壊し、と繰り返していくうちに、知らぬ間に検索順位も向上していきます。
まるで料理の腕が上がるように。
行き詰った所がほら SEOの突破口
いろいろなSEOの方法を試していくうちに、特定の方法論での検索順位の向上に行き詰まりを感じる時があります。
そんなときは、それまでの成功パターンから一度離れて、Webマーケティングを本質やSEOの本質を再考してみても良いかもしれません。
被リンク依存のSEOのように頭を使わずしてできるブラックハットSEOの魔力に心が奪われると、こうした本質を見失ってしまうことがあります。
本来、SEOによる集客も、Webマーケティングの一つの方法論であって、固執するような対象ではありません。
もっと広く考えた場合は、Webマーケティングすら企業のマーケティングの中の一つの方法論であって、別にやらなくてもいい方法として切り捨てることもできます。
それと同じようにSEOの方法論も、たくさんの要因がある中で被リンクなどに固執する必要はありません。
検索順位も上がって、問い合わせ率も上がる、そんな素敵なSEOを考えてみましょう。
動かない順位に徒然しちゃうのを楽しもう
検索順位に命がかかっているかのように、SEOを施策したのに順位が動かない場合は、徒然してしまいます。
SEOには少しメンタル面での強さも必要なのかもしれません。
あるSEO施策を入念に行ったのに検索順位が動かない、もしくは短期的に検索順位が下がることもあります。
そうした時に、「間違ったSEOの方法だったのかもしれない」と徒然することもあるかもしれませんが、ひとまず待ちましょう。
すぐに結果を見て安心したい気持ちは誰にでもあると思いますが、少しの順位変動で気持ちが動いてしまうのならばしばらくはSEOから離れたほうが良いかもしれません。
むしろ「動かないなぁ」という徒然感を楽しむくらいでちょうどいいでしょう。
株式のトレードだって同じじゃないですか。
遥か彼方の検索順位トップまで
SEO会社に依頼すると、自分たちでは成し得なかった遥か彼方の検索順位トップになれるのではないか、という期待がでてきますが、もしそのSEO会社がSEO内部対策ではなく、外部からの被リンクによる月額制のサービスだった場合は、期待と同時に恐怖を持っていたほうが良いかもしれません。
以前、被リンクを設置しておいて、それがペンギンアップデートでSEOのマイナス要因になったからとリンク解除を依頼すると、そのリンク解除にも費用がかかるというようなケースがあったそうです。
リンク解除に費用が発生するならリンクの否認で対応することもできますが、数が膨大だとそれも面倒ですからね。
まあチョコドーナツでも食べましょう
やってもやっても検索順位が上がらない、検索順位トップなんて遥か彼方だ、と思ってしまうこともありますが、ひとまずチョコドーナツでも食べて落ち着きましょう。
SEO会社による被リンクサービスなど受けなくても、安定した検索順位上位表示は可能です。
「ライバルの被リンク調査をしたらすごい数だった」
そんなときも焦ることはありません。
ベースシステムとテンプレートをしっかりしたものにして、内部構造を整えて、しっかりとしたプランニングのもとホームページを作っていけば、いずれそのサイトよりも上位になります。
どうですか?SEOに対して希望や期待がもてるでしょ?
SEOをあきらめるのはまだ早い
どのようなホームページの形式でも、SEOを施すことはできます。型が古くても、逆に新規サイトでも。
「SEOに強いホームページのテンプレート」
と言うものがあって、自分のホームページにはそんな謳い文句がなかったからと、購入し直す必要はありません。
SEO対策の手間の問題でそうしたテンプレートの方が有利なケースもありますが、やり方次第でどのようなホームページでも検索順位を向上させることはできます。
本格的にSEOに取り組む場合は、現在のホームページの素材を利用して新しいテンプレートを利用しても良いかもしれません。なお、弊社でもWordPress化などのサービスを手がけています。
SEO会社のリンクによって検索順位が向上したという方法論の虜になっている人たちには残念ですが、私たちのWordPressサイトもそうしたサービスの利用者よりも上位表示できる自信があります。
ただ、こうしたテンプレートを使わなくても、順位を上げることは可能です。
それには、まず助平心に踊らされず「トップに立つ資質」を持っていることが必要なのかもしれません。
とにかく今はこれで完璧 それがSEOの始まりです
まずは自分たちが思い描く最高のホームページ、「とにかく今はこれで完璧だ」と思えるコンテンツを作り上げましょう。
別にワードやメモ帳、なんなら手帳に手書きでも良いでしょう。
「とにかく今はこれで完璧」それがSEOの始まりです。
幸いホームページは何度でも改良できます。一度検索順位の出方を見て、SEOを施して高めていけばよいではないでしょうか。
(初回投稿日 2017年4月28日)