Web上でのお店探し どのようなランキングや情報を信用するか

Web上でのお店探し どのようなランキングや情報を信用するか


Web制作会社・ホームページ制作会社にもランキングがあるようですが、どのようなランキング基準なのかが疑問です。

何でもかんでも「ランキング」の時代ですが、Web制作・ホームページ制作は、発注企業によってニーズが違いますし、何をもってランキング基準とするのか…

ということはさておいて、先日、元同業(Web制作会社)の方と久しぶりに再開した時に、こんなことを聞かれました。

ネットでおいしいお店を探すときには、どうやって探されていますか?

「ネットでは探さない。そのエリアに住んでいる知人に聞く」

と答えたか否かは、さておきまして、今回は、「Web上でのお店探し どのようなランキングや情報を信用するか」と題しまして、ウェブだけでなく様々な「ランキング」そのものやWeb上での「お店探し」についてお伝えしていこうと思います。

ほとんどのランキングはあてにならない

ほとんどのランキングはあてにならない

飲食店ランキングサイトの不正操作なども話題になったりしていますが、個人的には小学生の時から「ランキング」自体が大嫌いです。

なぜならそこには、客観性の信頼自体の不透明感と、ランキング対象の「本質とのズレ」が生じているからです。

ランキングは一見客観性があり、数ある選択肢の中から何かを選択する時に有効であるかのように見えますが、ランキング自体が本質とズレている事がよくあります。

本質とのズレ

ランキング 本質とのズレ

例えば、「学校で一番面白い人」という、学年単位でのランキングがあったとしましょう。

そこで選ばれる人は、明るくノリが良く、友だちが多く、楽しい人です。

「面白い人」ではありません。

実は、普段ほとんど話をしない人でも、話をしてみたら爆発的な笑いをとれるような、隠れた才能を持った人はたくさんいるはずです。

しかしながら「学校で一番面白い人」というランキングにその人がランクインすることはありません。

上位の方は、流行りの何かをモノマネしているような人です。というようなことを某お笑いのカリスマの方がおっしゃっていました。そして、このようなランク付けは、何の意味もありません。

まあ実際にこんなことがあったかどうかはさておきましょう。

客観性の不透明感

ランキング 客観性の不透明感

さて、実際にランキングにあたり、投票行為が行われるときには、その客観性が問題になります。

今ではどうなのか知りませんが、市町村別の知名度ランキングのようなものがありました。そのほとんどがある地域に偏っています。

少なくとも私は、その投票行為にも参加しておらず、どういった統計のものにランク付けされているのかもわかりません。

選挙などでは、一人一票という明確な票数が決められていますが、このランキングはどうなのでしょうか?

飲食店のランキングサイトでも、一票自体の重みはどの程度なのでしょうか?

確実に一人の票数を制限し、実名を出してランク付けするのならば、比較的信頼できますが、サンプル自体がどのようなものかも把握できないため、あまり参考になりません。

何かのまとめも同じ

ランキング行為に対する客観性

評価の信頼性は、そのランキング行為に対する客観性がキーポイントとなります。

ランキング対象者と利害関係のある人からの意見は、参考になるもののあまり信用できないのと同じように、ウェブ上のレビューもランキングも、まとめ記事も、いかに純粋に客観的に評価をされているかが、最も大切です。

ウェブ上の「まとめ」や「○○選」などはあてになりません。

「誰」が「どのような基準」で、「利害関係なく」評価しているかが大切です。

一時期「なんとかまとめ」がよく検索上位に表示されていましたが、今ではほとんど検索順位が下落しています。

個人的には検索エンジンのランキングの方を信用しているため、ランキングサイトやまとめ記事を参考にすることはありません。

検索エンジンは優れている

Google検索エンジンは優れている

ところで、Web制作に関連していることと言えば、Google等の検索エンジンですが、これら検索エンジンのスコアリングとランキングは比較的優れていると考えています。完全には恣意的な操作ができず、アルゴリズム改良によって、スパム排除のクオリティが向上しているため、実際に順位リストを見ると、完璧ではないものの、品質の高いものが上位表示されている傾向にあります。

投票行為に準ずるリンクによるページランクの受け渡しも、リンク元自体の品質に応じて配分が調整されているため、単純な票数にあたるリンク本数だけでは計算されていないと推測されます。

特にパンダアップデートやペンギンアップデート以降は、ページ自体の品質やページ品質に応じたリンクの品質の調整があるため、ランキングサイトのような、単純な票の操作は通用しません。

X(Twitter)検索やInstagram検索

Twitter検索やInstagram検索

さて、話を冒頭の話題に戻しますが、美味しいお店を探す時には、飲食店情報サイトよりもX(Twitter)検索やInstagram検索の方が優れているという意見があるようです。

確かに、これらSNSの検索で表示された一般ユーザーが投稿したであろうお店の情報には客観性があります。

下手に操作された可能性のある飲食店情報サイトのランキングを参考にするよりも、実際にお店に行った人の純粋なレビューが多いでしょう。

しかしこれも、一つ二つの情報ではあまり参考にならないかもしれません。

たくさんの分散したユーザーが、5つ星のランキング形式ではなく、「おいしかった」などのテキストを込めて高評価をしているお店であれば、客観的な信頼性もあり、比較的信頼できる情報として扱うことができるでしょう(どれくらいの数を参考にするかは人によって異なるでしょう)。

ある程度お店の絞り込みができた段階で、店舗名のハッシュタグを利用して、どのような評価をされているかを確認することも参考になります。

そのソーシャルの実質ユーザー数がいなくなった後のことは置いておいて。

低品質のランキングを参考にすることは、自分の取捨選別能力を低く評価している

低品質のランキングを参考

世の中にはたくさんのデータがありますが、その全てが同じ品質、同じ程度の信頼性のおけるデータである保証はありません。

ある時点で人気があるかどうかは品質・情報の正確性のレベルを保証するものではなく、特に恣意的に数値を大幅に操作できるようなランキングは、情報の精度としては疑いをかける必要があります。

そして客観性のない低品質のランキングを参考にすることは、自分の取捨選別能力を低く評価していることにつながり、そして、取捨選別能力を養う機会を逃すことにもなりかねません。

投票やレビューを書くユーザー層が出向かない店舗

投票やレビューを書くユーザー層が出向かない店舗

投票行為を行ったりレビューを書くユーザー層を対象としていないサービス形態のお店もたくさんあります。

Facebookの友達数やX(Twitter)のフォロワー数が多いことが、その人の価値を示しているわけではないのと同じように、本当に高品質な料理を提供する高級ホテルのレストランや老舗料亭のレビューは少ないはずです。

恣意的に操作できるランキングでの評価やレビューがそのお店のサービスの質を表しているわけではありません。

必要以上にランキングを参考にすることは、隠れた名店との出会いを妨げる要因となります。

検索技術の進化とSNSがもたらすお店探しの新基準

Web上でのお店探しやランキングの捉え方は、情報技術の進歩とともに常に変化しています。かつては特定のランキングサイトが強い影響力を持っていましたが、現在では情報の正確性や信頼性を担保する仕組みが大きく進化しています。

特に近年は、検索エンジンのアルゴリズムやAI技術の発展により、ユーザーが触れる情報の質が劇的に向上しています。ここでは、より専門的にはどのように情報が整理され、私たちがどのような基準で信頼できるお店を見つけていくのかについて、最新のマップ情報やSNSの活用状況を交えながら詳しくお伝えします。

マップ情報とレビューの精度向上におけるAIの役割

お店を探す際、検索エンジンに付属するマップ情報を利用する機会は非常に増えています。マップ上に表示される店舗情報やユーザーからのレビューは、一時期、作為的な高評価や悪意のある低評価によって信頼性が揺らぐこともありました。しかし、現在ではその精度が飛躍的に高まっています。この背景には、AI技術の目覚ましい発展が関係しています。

スパムレビューを排除するアルゴリズムの進化

検索エンジンは、日々膨大な数のレビューを処理していますが、同時にそれらが純粋な利用者の声であるかを厳格に審査しています。AIによる自然言語処理技術が向上したことで、不自然な文脈や、短期間に集中して投稿される同一パターンのレビューを自動的に検知し、スパムとして排除する能力が高まりました。

実際にそのお店を訪れたユーザー特有の「経験」に基づいた具体的な記述があるかどうかが、評価の重み付けにおいて重要です。投稿者の位置情報の履歴と店舗の場所の整合性や過去のレビュー投稿の傾向、さらには他のユーザーからの支持度など、無数の要素をAIが瞬時に分析することで、単純なランキング操作はますます困難になっています。これにより、私たちがマップ上で目にする総合評価は、以前よりもはるかに実態に近いものとなっています。

店舗情報の自動修正と精度の維持

マップ上に表示される営業時間や定休日などの基本情報も、AIによって常に最新の状態に保たれる工夫がなされています。公式のホームページ(ウェブサイト)の更新情報はもちろんのこと、ユーザーから提案される修正依頼や実際の店舗周辺の混雑状況データなどを統合し、機械学習モデルが情報の正確性を判断します。

情報が古いまま放置されている店舗よりも、定期的に正しい情報が反映されている店舗の方が、検索システム側からの信頼を獲得しやすくなります。これも、検索エンジンがユーザーに対して質の高い検索結果を提供するための取り組みの一環です。

多様化するSNSを利用したお店探しの実態

マップ情報と並んで、SNSをお店探しに活用する流れもすっかり定着しています。テキストを中心としたX(旧Twitter)や、写真や動画を中心としたInstagramなど、それぞれのプラットフォームの特性を理解し、使い分けるユーザーが増加しています。検索エンジンを通じた情報収集とは異なり、個人のリアルな体験談に直接触れることができる点が大きな特徴です。

プラットフォームごとの検索意図の違い

Instagramでお店を探すユーザーは、主に料理の見た目や店内の雰囲気など、視覚的な情報を求めています。ハッシュタグを辿ることで、公式ホームページ(ウェブサイト)だけでは伝わりきらない、利用者の等身大の体験を確認できます。一方でXを利用する場合は、現在のお店の混雑状況や期間限定メニューの売り切れ情報など、リアルタイム性の高い情報を調べる傾向があります。

また、より率直な感想や、少し辛口の意見も含めて幅広く情報を集めたい時に重宝されます。こうしたSNSの使い分けは、一つの媒体の評価に依存するリスクを避け、多角的な視点からお店の信頼性を測るための非常に合理的な行動です。

アルゴリズムによるパーソナライズと情報収集の工夫

SNS上でのお店の見つかりやすさも、各プラットフォームのアルゴリズムによって制御されています。ユーザー自身の過去の閲覧履歴や、「いいね」を押した投稿の傾向をAIが学習し、好みに合いそうなお店の投稿を優先的に表示します。これは、自分の趣味嗜好に合ったお店と出会いやすくなるメリットがある反面、同じような系統の情報ばかりが表示される状態に陥る可能性もあります。

そのため、SNSのタイムラインに流れてくる情報を鵜呑みにするのではなく、気になったお店があれば、改めて検索エンジンやマップ検索を利用して公式情報を確認するという、情報収集の二段構えが重要です。

情報の裏付けとEEAT(経験・専門性・権威性・信頼性)

マップ情報やSNSのレビュー精度が向上しても、最終的にどのお店を選ぶかを決めるのはユーザー自身です。そこで問われるのが、情報の発信元がどのような基準で評価されているかを見極める力です。検索エンジンが重視する「EEAT」という評価基準は、私たち個人が情報を評価する際の基準としても非常に役立ちます。

一次情報としての「経験(Experience)」の価値

EEATの中でも、特にお店探しにおいて重視されるのが「経験」です。実際にそのお店へ足を運び、料理を味わい、サービスを受けたという一次情報には、他の何にも代えがたい価値があります。AIがどれほど進化して一般的な説明文を自動生成できるようになったとしても、個人の五感を通した具体的な体験談を作り出すことはできません。マップの長文レビューや、SNSでの熱量の高い投稿が多くの人の共感を呼ぶのは、そこに本物の経験が含まれているからです。私たちは無意識のうちに、こうした本物の経験に基づく情報を探し出し、単純な星の数やランキングの順位以上の価値を見出しています。

公式ホームページが担う「信頼性(Trust)」の確立

レビューやSNSの投稿で興味を持ったユーザーが、最終的な意思決定を行う場所は、やはりお店の公式ホームページ(ウェブサイト)です。外部のプラットフォームは情報の入り口としては優秀ですが、お店側の理念やこだわり、正確なメニュー体系などを網羅的に伝えるには限界があります。自社のドメインを持ち、充実した情報を発信し続けているホームページ(ウェブサイト)は、それ自体が高い権威性と信頼性を持ちます。

マップのレビューで高い評価を受け、SNSで話題になり、さらに公式ホームページ(ウェブサイト)で事業に対する熱意や詳細な情報がしっかりと裏付けられている状態が理想です。この一連の流れが揃って初めて、ユーザーは安心してそのお店に足を運ぶことができます。AIやアルゴリズムが情報の整理を代行してくれる時代だからこそ、自らの手で正確な情報を発信し続ける取り組みが、これまで以上に重要になっています。

個人的にはどうやってお店を探しているか

Web上でのお店探し どのようなランキングや情報を信用するか

さて、冒頭の話題に話を戻しまして、「ネットでおいしいお店を探すときには、どうやって探されていますか?」という点について改めて個人的にはどういった方法でお店を探しているかという点について触れていこうと思います。

「ネットでは探さない。そのエリアに住んでいる知人に聞く」

ということができず、本当にウェブ上でお店を探さざるを得ない状況になった場合、どうやって飲食店を探すかという問題ですが、少しマニアックですが心がけている方法があります。

① 付近の地名と飲食店のジャンル名でGoogle検索

② 飲食店情報サイトを検索結果から除外するために「-対象ドメイン」で絞込

③ マップ検索表示で位置を確認しながら公式サイトを確認

④ 公式サイトの裏にある「熱意」を読み取って決定

少しマニアックでしょうか?

個人的には、ランキングよりも自分の情報処理能力や情報の取捨選別能力を信頼しています。

全ての情報を仔細に確認するには時間がかかってしまうため、ある程度の絞込を行いますが、最も正確性の高いGoogle検索を利用します(これは業界の特性かもしれません)。

そして、移動手段が徒歩で、かつお腹が空いていれば、ある程度の範囲に絞り込まれるためマップ表示を参考にします。

また、人間には無意識で、相手のことを読み取る能力があります。

公式サイトの裏にある「熱意」を読み取って決定

公式サイトの裏にある「熱意」を読み取って決定

「④ 公式サイトの裏にある「熱意」を読み取って決定」という最後のプロセスは少し特殊だと思いますが、ホームページであれ、看板であれ、どのような表現であっても、その裏にはその制作者や発注者の方の思考や感情、そして熱意が反映されているはずです。

公式ホームページひとつとっても、どれほどの熱意を持ってお店と向き合っていらっしゃるかが何となく読み取れます(これは私だけかもしれませんが)。

ランキングで人やものを計ろうとすることが嫌いです。

どの人でも、どの企業やお店でも、そしてどんなものでも、特定の人が恣意的に操作したランキングでは計り知れない価値があるはずです。

客観性のないランキングを参考にすることによってできてしまう、「盲点」を無くすため、そして素晴らしいお店との出会いのチャンスを無くさないように、なるべくランキングは利用しません。

それでも何かのランキングを利用せざるをえない場合は、Google検索の検索結果リストを利用します。

「本当に好きな店は、本当に好きな人にしか教えたくない」

こんなことを思う方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

「口コミ」の本質を考えた時、本当に素晴らしいおすすめ情報は、ウェブ以外のところにあると思っています。

ランキングサイトに依存しないWeb集客

Web上でお店を探す際、多くのユーザーがランキングや口コミを参考にします。しかし、外部の評価プラットフォームだけに集客を頼ることは、事業の長期的な安定において大きなリスクを伴います。

これまで数多くのSEO設計やホームページ運用を支援してきましたが、外部メディアの仕様変更や順位変動に振り回され、苦労されているケースを何度も見てきました。周囲の流行やプラットフォームに流されて群れることなく、自社のドメインというWeb集客の土台を育てることが重要です。

自社の強みを正確に伝えるコンテンツ設計

外部サイトでは決められたフォーマットの中でしか情報を表現できませんが、自社のホームページであれば、お店の雰囲気やこだわりの背景を自由な表現で隅々まで伝えることができます。

お客様が本当に知りたい細かな疑問に丁寧に応えるページを用意することで、来店前の不安を払拭し、強い安心感を与えられます。こうした誠実な情報発信の積み重ねが、ランキングの点数だけでは測れない深い信頼を獲得することに繋がります。

一時的な点数や順位に一喜一憂するのではなく、現場での実体験やお客様との対話から得た知見をコツコツと公開していくアプローチが効果的です。地道に自社の魅力を発信し続けることが大切なのかもしれません。

(初回投稿日 2016年9月29日)


著者・監修 : 株式会社ファンフェアファンファーレ

2012年創業の京都のWeb制作会社 ホームページ制作やSEO、Web集客・Webマーケティングをメインテーマにお届け。SEOやAI活用、Web以外の集客何でも来いです。中小零細企業を中心に「きちんとしたホームページ集客」を考えて、ホームページ制作や様々なWeb集客戦略を提案しています。 ホームページ制作に限ると、のべ制作数は160社(少ないって?それはそれだけ1社あたりのWeb集客施策や修正に集中してるからさ)

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