京都市伏見区の京都南インターのすぐ近くの城南宮では「しだれ梅と椿まつり」が開催されています。
今、城南宮の梅園では、「咲き始め」から「6分咲き」とされる、探梅(たんばい)のシーズンです。2016年の開花状況としては、先日伺った時点で概ね5分咲きでした。人が少なく歩きやすかったです。
城南宮の梅園の「しだれ梅と椿まつり」は、本来は本日2月18日からの予定だったようですが、今年は暖冬で、先日に春のような暖かい日が続いた影響か梅が早く開花したようで、12日から開催されています。
拝観時間は、午前9時~午後4時30分(受付は午後4時に終了です)
拝観料は、大人600円、小・中学生400円などになります。
梅のシーズンには、ほとんど毎年城南宮に伺うのですが、昨年にはなかった注意書きがありました。
公式サイトでは「ペットはキャリーに」となっていますが、現地の看板では盲導犬・介助犬以外の動物同伴は禁止になっています。
京都で梅といえば、城南宮の他に近くの北野天満宮にも梅園があり、また梅宮大社も有名です。
城南宮の梅(城南宮神苑内)
城南宮のしだれ梅にはいつも圧倒されます。
城南宮の梅園こと「城南宮神苑」は、「源氏物語花の庭」とも呼ばれ、春の山、平安の庭、そして一度ゲートを出て向かい側の室町の庭、桃山の庭、城南離宮の庭から成ります。
梅が開花した姿も美しいですが、梅は蕾姿が愛らしいですね。紅白の梅が見事に咲き誇っています。
城南宮神苑は「源氏物語花の庭」の呼称の通り、「源氏物語」に登場する植物80種が植栽されており、は、それらを含めて100種以上の様々な植物が植栽されています。
枝垂梅に圧倒される春の山が印象的です。
桜・梅・桃なら「梅」 でも桃の花も美しい
個人的に親類同士の桜・梅・桃の中で一番好きな花は梅です。松竹梅で、最後でありながらもランクインしているのは「梅」です。そして、北野天満宮を筆頭に梅は何かとご縁のある花です。
また、果物としての桃のイメージが強いですが、桃の花も非常に美しい花です。あまり桃の木が植えてあるところは無いのですが、京都市内であれば、京都御苑や京都府立植物園で桃の花を観ることができます。桃の開花時期はもう少し先の3月下旬ごろです。
こちらの桃は、昨年の京都府立植物園夜間ライトアップで撮ったものですが、幻想的です。
城南宮の椿
「しだれ梅と椿まつり」の名の通り、椿もたくさん観ることができます。
城南宮 ツートンカラーの椿たくさんの品種の椿があり、白、赤、ツートーンと様々なパターンの椿を楽しむことができます。
苔の絨毯の上に落ちた椿としだれ梅の組み合わせが好きで、毎年城南宮に足を運んでいます。
春の七草も観察できます(一部)
また梅園の一画に、春の七草が観察できる場所があります。しかしながら一部植物は、生育時期が異なるのか発見することができませんでした。春の七草は、芹(せり)、撫菜(なずな)、御形(おぎょう)、繁縷(はこべら)、仏の座(ほとけのざ、コオニタビラコ)、鈴菜(すずな、カブ)、清白(すずしろ、大根)です。
芹(せり)は、セリ科と呼ばれる植物たちの代表ながらも、スーパーでもたまにしか見かけません。そして、実際に生えている芹を観ることができたのは城南宮だけです。同じセリ科で言えば水菜などが形も似ているため有名ですが、パセリやセロリ、そしてニンジンもセリ科です。そして、ハーブ類はセリ科が多いようです。セリ科はウサギの大好物ばかりなので、昔調べました。
城南宮に行くと様々な面白いものを観察することができます。
城南宮(じょうなんぐう)
〒612-8459 京都市伏見区中島鳥羽離宮町7番地
(初回投稿日 2016年2月19日)