京都市右京区の嵯峨嵐山から京都府道137号で清滝方面へ向かい、トンネルの手前(愛宕念仏寺のところ)を字の如くのヘアピンをくるっと周って(もう少しショートカットさせて欲しいと思うのは私だけでしょうか)、鳥居のところを曲がり京都府道50号を進むと六丁峠があります。
六丁峠は、地図上では嵐山高雄パークウェイと重なっていますが、本当のてっぺんの真上に嵐山高雄パークウェイがあり、六丁峠の標識のところからは上の道を走る車の音が聞こえます(昼間からエキゾーストノートが響いていました)。
このまま京都府道50号をずっと進むと亀岡市、日吉(南丹市)の方に行くことができます。
六丁峠
この六丁峠ですが、私は「ミニチュアいろは坂」と呼んでいます。
(少し指が写り込んでしまいました)
急勾配に連続したヘアピンが続くので、なんだか栃木県の日光いろは坂を思い出すからです。
いろは坂は、一方通行で道幅も広いのでいいのですが、この六丁峠は道幅が狭く、ゆっくりめにしか走れません。しかしながら急勾配です。
先日の「頭文字Dの記事」で思い出したのだと思いますが、ここを通るといつも小柏カイのいろは坂33コーナーからのジャンプを思い出します(SW20の頃ですね。「掟破りの地元走りだ!」のシーンです)。
六丁峠 〒616-8439 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町
保津峡(保津川)
この六丁峠を越えると橋があり、橋付近や、その先のトンネルを越えると保津川(桂川)が見えてきます。
この保津川の渓谷を保津峡と呼ぶようです。
この保津川は火打ち石で有名な「チャート」という石ががたくさん採れる場所のようで、昔は保津川、桂川からチャートを採って全国に火打ち石として売り出していた、ということを地学マニアから聞いたことがあります。
この辺りまでは京都市右京区になるのですが、このまま進むとJR嵯峨野線保津峡駅があります。その辺りからは亀岡市になるようです。
なお、落合橋から保津峡駅に向かう途中に「トロッコ保津峡駅」もあります。
保津峡橋
保津峡駅の少し手前には保津峡橋があります。
保津峡駅
保津峡駅前にはロータリーを除いて特に何もありませんが、「保津峡駅」の看板の裏(駅構内)に自動販売機があります。利用者の多い日を除いて無人駅かつ、駅構内に自動販売機があるため、飲み物を買うことを諦めそうになりますが、飲み物を買うのに改札を通っても大丈夫です。トイレもありますのでここで一休みです。
駅前には特に何もないのですが、景色が綺麗です。
この日もたくさんのロードバイクや単車が走っていました。
この京都府道50号の六丁峠から保津峡ルートは昔から大好きな道です。
(初回投稿日 2016年4月12日)